2005年07月16日 梅ヶ市〜堂ヶ森〜二ノ森〜石鎚〜土小屋

静寂の稜線を歩き石鎚へ

梅ガ市〜堂ガ森〜二ノ森〜石鎚〜土小屋(9時間10分)

今は歩く人も少ない、石鎚参拝者で賑わった西の参道

大雨続きで、丁度の時期に来られなかったけど

ササユリは、まだ咲いているかしら?

6時のチャイムに送られて歩き出す

林道を10分位歩いてから、左手にある登山道に入っていく

植林帯は風も無く、登りにかかると途端に汗が吹き出てくる

ブナ林を抜ける頃、優雅に飛び交うアサギマダラの園が・・・綺麗!

朝露のおりた笹でびしょ濡れになったけど

保井野分岐を過ぎた辺りから、登山道にササユリが現れルンル〜ン

まだ蕾もあるが、見頃の済んでいる花が多い 何輪位あるのだろう?

1、2、3・・・50位で、もうよう数えんようになって止めたら、頂上が近くなっていた

可愛いササユリ〜♪

 8時30分  堂ガ森頂上着

堂ヶ森よりこれから向かう石鎚を望む

折角乾いたのに、山頂往復でまたまたびしょ濡れ

堂ガ森も充分楽しんだので、朝日を受けて輝いている笹原に向かって歩き出す  

左から西ノ冠岳、石鎚弥山、鞍瀬ノ頭(二ノ森は鞍瀬ノ頭に隠れている)

石鎚が呼んでる〜 今から行くよ〜

振り返れば抜けるような青空

夏色に光る笹原が見事〜

広い笹原の中に、白石小屋の赤い屋根が目立つ

石鎚参拝者で賑わった小屋が、今は無人の避難小屋として残っている

ウラジロモミの点在する笹原をゆっくり登って行くと

緑の風がいい気持ち〜

堂ガ森との別れを惜しみながら、チョット休憩

さぁ、五代ノ別れまであと少し

五代ノ別れより鞍瀬ノ頭と二ノ森を見る

別れ手前に一株だけあるらしいシコクイチゲを

探したけど見当たらず残念

別れから南に派生する尾根は凸凹があって楽しそう

一番奥に、五代ガ森が見える

「今度、お邪魔するからね〜」と鞍瀬ノ頭を振り返る

ガスが湧き出したので、ピッチをあげる

痩せ尾根に取り付く頃、残念ながらは二ノ森の北側は隠れてしまった

鞍瀬ノ頭もガスで覆われたわ

10時30分 二ノ森頂上着

夏雲を従え、どっしりと構えている石鎚を眺めながら暫く休む

冷たいミカンで元気を取り戻したし、ビタミンCだから日焼けにもいいかな?

ゆっくり休んだので、元気回復〜

10時50分 石鎚に向かって出発〜

二ノ森にもガスがかかりだした

1866m峰の北斜面は白骨樹のオブジェが林立

笹原の鞍部に出ると、西ノ冠岳の懸崖が待っている

反り返る西ノ冠岳を見上げながら、快適に歩いていると

石鎚が段々と威圧感をまして迫ってくる

まるで獅子のように精悍な石鎚南壁

3週間前に歩いた面河乗越を過ぎ、三ノ鎖分岐で休んでいると

お下りさんが「もう少しですよ」と声をかけてくれた

もう少し頑張るゾー

12時50分 やっと賑わう弥山着

あらら、アサギマダラがグランパに懐いちゃった  

1時20分 弥山を後にして

花を楽しみながらゆっくり下山

「また来てね〜」と、夏の主役が見送っている

3時10分土小屋到着  

白石小屋で、お決まりの冷たいカキ氷を食べて疲れも吹き飛ぶ

土小屋4時30分発のバスに乗り、面河で乗り換えのバスを待ってると

面河乗越でお会いした方が、「乗って行きませんか」と

わざわざ梅ヶ市の駐車場まで送って下さった

疲れていただけに、余計に親切が身にしみました

 

暑い時のロングコースは躊躇したけど、ササユリも待っていてくれたし

雄大な笹原歩きは快適で大自然満喫〜♪

今回歩いた西の旧参道も、面河道、御塔谷コース(天柱石)と並んで

歩き甲斐のある静かなコースでした

ヤッパリ石鎚は奥が深いわ

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