2005年08月27日 次郎笈〜剣山〜槍戸山

爽やかな秋風に吹かれてのんびり稜線散歩

山の家「奥槍戸」〜次郎笈〜剣山〜一ノ森〜槍戸山〜槍戸山登山口

(6時間40分)

以前、木沢村で「一ノ森への新しいルートです。是非登ってみて下さい」と

地図を貰ったが、”熊注意”の看板を見て躊躇していた

槍戸山へ行きたい という、グランパの同級生の発案にのり、6人で出かける

2年前の11月、紅葉真っ盛りの時期に

大自然の中を延々と続く87,7kmの日本一長い林道を

通しで走った時にはさすがに疲れたけど

尾根の北側、南側と新しい景色 が広がり感動の連続でした

今回はその途中、山の家「奥槍戸」が登山口

剣山スーパー林道入り口(12月1日〜3月31日、積雪のため閉鎖)

国道195号線の四ツ足峠トンネルを過ぎて左折、剣山スーパー林道に入る

秋には紅葉で彩られる砂防ダム 

西日本一の紅葉の名所「高の瀬峡」が続く

舗装も「高の瀬峡」まで、後はダート道を18km走り

剣山トンネルの東口にある山の家「奥槍戸」着

8時20分 ひんやりする中を元気に出発  

山の家の右横にある登山口には、ジローギューまで約2km(60分)

ジローギュー から剣山まで約1,4km(60分)と書かれている

朝が早いのか他の登山者は居なかった

以前、新緑の頃登った時はワンサカいたんだけど

自然林の中を緩やかに登っていくと

丁度休憩ポイントとなる見晴らしの いい露岩に出る

直下には駐車場が見え,高度感がある

朝日を浴びている石立山の左手前が、新九郎山

何か、山名の響きが人間くさくて気になる、一度は登ってみたいな

熊?鹿?の古傷

次郎笈への尾根が見えてくる  

快適な道を賑やかに歩いていたら、足元にヘビが・・・

踏みそうになったので、 思わず飛び越える

キャー! なんで前の4人は気がつかないの?

先頭を歩く仙ちゃん、周りをよく見てね〜   ヘビと熊はお任せするわ

青空の下、南東尾根の露岩を縫って行くと

次郎笈がやっと見え出す 

兄弟峰を繋ぐ見事な吊尾根

丸笹山にはガスがかかる  

賑わう次郎笈頂上(1929m)は、360度の大展望

おまけに見上げればヘリコプターまで・・・

折角12倍ズームを持ってきたから、 とりあえず写しとこ

ヘリもトリもよく似たもんよね。飛ぶんだから

緑の笹尾根に浮き上がっている縦走路を辿る

 抜けるような青空の下、ススキが爽やかな秋風に揺れている

振り返っても 秋! 秋! 秋〜!

下界はまだまだ暑い夏が続いているけど、高山は秋の装いだわ

定番の次郎笈、四国を代表する山岳風景の一つだ

どっしり構える剣山と、ピラミダルでアルペン的な次郎笈

この兄弟峰はお互いを補完し合い,魅力を倍加させて強烈な印象を与えてくれる

サマンサさんお気に 入りの次郎笈、ミヤマクマザサの緑が映えて見れば見るほど美形だわ

秋の花、ホソバノヤマハハコが満開

剣山頂上(1955m)は、気持ちのいい風が吹いていて涼しい  

木道を歩いてヒユッテに向かっていたら、松山のクラブの人たちにばったり

「あれー」 お互い写真を撮り合い、談笑し別れる

山頂部の平家ノ馬場といわれる台地の笹原に

秋の花の代表、リンドウも咲きだした

目の前には一ノ森、少し暑くなってきた

ヒュッテで、ガソリン補給と称してビールを飲んでたけど

一ノ森まで、足取りが重そうだった事

中古機関車なんだから石炭補給だけで良かったんじゃないの(笑)

(おでんだけにしておけば良かったとは、飲んだ人の反省の弁)  

一ノ森頂上より次郎笈、剣山、三嶺を眺める

朝から歩いてきたコースが手に取るように見えている上に

剣山系の代表的な 山が揃っていて、いつまでも見飽きない

が、ヒュッテに下りてそろそろお昼にしよう

森に溶け込む一ノ森ヒュッテ

一ノ森三角点(1879,2m) 

一ノ森ヒュッテで、食後に美味しいコーヒーを飲んで寛ぐ

先程の酔いも覚めたようだし(笑)さぁ、いよいよ槍戸山に出発

岩に上がって、これから向かう槍戸山方面を見る

一ノ森を振り返える

なだらかな緑のスロープ

あっという間に最後のピーク 槍戸山(1820m)

槍戸山から南の尾根を下って行く

庭園を歩いているようなルンルン気分だったのに〜

いつの間にか背ほどもある スズタケの藪も現れる

岩場の巻き道を垂直に下りて行く  

ロープは有るものの足場の悪い崖道までも現れ

あれー、こんなの予定に無かったんだけど ・・・ 

笹尾根に出てホッッとする

コブを越えた後は一気に急坂を下る

3時 槍戸山登山口着

笑い声を響かせながら下りて行く私たちに

熊も呆れたのか恐れをなしたのか、とうとう出会わず(内心はホッ)

デポしておいた車で山の家「奥槍戸」まで20分

スーパー林道から今日歩いた山に別れを告げる

 

このコースは 去る8月7日エントツ山さんが歩いた稜線を

南側(木沢側)から周回し 1800m超峰4座を一気に歩きます

おまけに 途中の山小屋には ビール、おでん、うどん、コーヒー等

誘惑が一杯こんな贅沢なコースは他には有りません

登山口が既に1500mを越えており、標高差400m程を

爽やかな秋風に吹かれ山小屋に寄りながらの のんびり稜線歩きは

日頃の喧騒を忘れさせてくれる山登りする者にしか体験できない空間です

今日は 予定時間は少しオーバーしたけれど 

「往く夏を惜しみ秋を探す」季節感溢れる楽しく賑やかな山行でした

 

帰路 別府峡温泉で汗を流した後の食事中

次は矢筈山、黒笠山、石堂山等の縦走計画の話題で盛り上がりました

同窓会登山って楽しくていいわ〜 

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