2006年05月21日 高板山(こうのいたやま)
シロヤシオ咲く修験の山
概念図 カシミール3D使用 |
駐車場横の登山口〜高板山〜奥ノ院〜登山口 |
(2時間40分) |
先週は、赤石アケボノ街道でピンクに染まる山に酔い
今回は真っ白に染まる山を目指して修験の山、高板山へ
さぞかしシロヤシオ詣で賑わっている事だろうと思いながら
デコボコ道を走り、着いた駐車場には一台だけ。アララ
8時20分 高板山シロヤシオ保護地区巡路の
標識がある登山口を出発
直登して尾根に出る道は、下山に使う事にして
真っ直ぐ、広い林道を歩いていく
暫く進むと、「登山口」と書かれた標識がある
此処から、初夏の緑に染まりながら快適に登って行くと
15分位でコルに出る。コルからは
岩混じりの痩せ尾根を左に進む
あら、セリワリ 結構、狭いわ
やっぱり修験の山〜
登山道から左に少し入り込んだところに、展望の良い岩場が有り
不動恵童子の石仏やヘビが彫られている石碑が建っている 怖っ!
清楚に咲くシロヤシオをアップ 可愛い〜♪
登山道沿いに聳える四国岩
天辺の展望は良さそうだが、お不動さんが
「危ない事したらダメ」と睨らみを利かせていた
この岩峰は「四国王目岩」とも言われ、安徳帝伝説も残る
9時55分 高板山頂上(1427m)
木立に囲まれ展望は良くない
奥ノ院の方を眺める
木の根の這う急坂を上がっていく
痩せ尾根が続く中、ブナやカエデ、シロヤシオの新緑が眩しい〜
萌黄色、若草色、若苗色、草色、柳葉色、等々
緑の呼び方もいろいろあるが、多彩な緑の中で
木々が歓声をあげているよう
シロヤシオの大木を見上げると、青空に白と緑が溶け出している
目線の高さに、可愛く咲き零れている
光に透かすと儚い感じ
祠の前には、しめ縄が張られていた
近くの岩場で休んでいたお二人に「静かですね〜」と声をかける
暫く話していたら、先週、兜岩に行ったそう
皆、考える事は同じなんだ
「じゃ、何処かですれ違っていますね」と
こんな事で、山では直ぐ友達〜♪
この時期には、毎年来ているというお二人が
今年は、シロヤシオの花付きが悪いと言っていたが
何時もはこれ以上綺麗だなんて!
どんなに綺麗なのかしら
充分満足なんだけど〜♪
四方八方、淡い緑に染まっている森の中に
堂々と手を広げて立っているブナ
この山の主かしら
尾根から少し下った所で、駐車場が見えて来た
あらー、車が増え、賑やかそう
11時 下山
これから登ろうとしていた団体さんに
花の様子を聞かれたので 「綺麗でしたよ」と答えた
下山後、奥神賀登山口のある豊永峠付近まで走ってみる
ブナ林越しに、なだらかな奥神賀山の稜線が見える
相変わらず、道は悪い
一緒に下山した方は、楮佐古小檜曽線を通り
大豊町蔭の西峰に抜けると走って行った
以前に、西峰から此処まで走り
あまりの道の悪さに懲りていたので、峠から引き返す
林道川ノ内線に架かる橋の下を覗きこむ
川もすっかり初夏の装い
日差しが暑くなって来た
新緑の中、ブナ林の優しい空気に包まれて
シロヤシオ咲く修験の山、高板山を満喫〜
よかった よかった