2007年05月26日 津志嶽

シャクナゲが群生する信仰の山

GPSによるトラックログ(カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第582号)

                                              

久藪阿弥陀堂〜石鉄神社〜尾根分岐〜津志嶽〜登山口

                          (7時間30分)

新緑と花に囲まれて盛大?に、”ハッピーバースディ登山”

端午の節句、山萌え、風薫る・・・5月

今日も山への仙ちゃん、いい季節に生まれたんですね

つるぎ町一宇支所を過ぎ、国道438号線を右折して赤い鳥居を潜る

道沿いに、由緒ありそうな石鉄山大権現の石碑や手水鉢がある

「久藪阿弥陀堂」横で準備をして、7時50分に出発

前の斜面に紫陽花が植えられ、とても雰囲気の良い茶堂

これから歩く稜線が黄砂で霞んでいる

此処より、2km程手前の路肩に車を停め準備していると

通りかかった方が、親切に「林道終点迄行けますよ」と教えてくれた

咲き始めたあじさい坂を横切る

民家の前を通り、林道から続く広い道を進む

日当たりの良い斜面には、ジャガイモやキャベツが植えられている

突き当たりの民家の庭には満開の白い石楠花

これなら、山のシャクナゲも期待出来そう〜♪

珍しいぜんまい畑を過ぎると、モノレールが現れる

石鉄神社迄続く、モノレールに沿って進む

少し先に、湧き水がある

「あら、こんにちは」 可愛い狸の家族さん

「史跡 阿波狸発祥地」の標柱や「夏まつり」の幟が立つ

久藪谷川に架かる橋の側に水車がある

回っていれば、風流なんだけど・・・

小さな滝だが、涼しそう

先ずは、標高843mにある石鉄(いしづち)神社にお参り

この神社は石鎚神社から勧請したそう

奥に、津子(志ではない)嶽神社がある

神社の側に「天空の雫」と書かれた水場があったが

どんな味なのか、飲んでみれば良かったかな

モノレールは此処が終点

植林された段畑跡を過ぎると、立派な木の橋

植林の急坂が続く

風があり、思ったほどは暑くない

ユキモチソウ

風が強くなり、自然林が出て来だしたと思ったら、標高1100m、尾根分岐

9時30分 分岐から、左へ道を取る

暫く進むと、目指す津志嶽が木の間に見える

分岐から程なく、津子嶽神社に着く

鳥居を潜ると、広場がある

広場にある「お夏狸の霊」と書かれた祠

中には可愛い狸の親子?

岩を乗り越えると、左側が切れ落ちているが

そんなに危なくは無い

新緑に光が反射して眩しい

爽やかな緑の空間  空気が美味しいわ〜

足元にキノコらしきものが

ひょっとして「キノコの女王」キヌガサタケ?

良く見ると、あっちにもこっちにも

でも儚い命、日も高くなり、既に終わっている様子

可愛いドレスは、どうしたのかしらと思っていたら

後日、くろもじさんからキヌガサタケではなく

キイロスッポンダケだと教えて貰った

雪も良く降るのか、急斜面の岩場の木は根元曲がりしている

天然記念物 村指定  津志嶽のシャクナゲ園の標識が立つ

直ぐ横に、沢山咲いているシャクナゲの大木

右の岩場に上がって、谷の方も見てみるが、

沢山は咲いていない、中には花芽のついていない木もある

見上げると、透き通った緑の空にシャクナゲ〜♪

登山道から少し下った所で、両手を広げたブナ

明るい日差しを喜んでいるのか、鳥のさえずりが賑やか〜

可愛い〜

昨日の雨で一息ついたかしら

木々の奥の方に標柱がある

何て書いているのかと思って

入り込んで見に行くと「ヘリポート用地」

こんな所に?

正面にどっしり構える剣山、次郎笈、塔ノ丸が、黄砂で霞んでいる

数少ない展望所、折角の好い天気なのに、残念!

どのくらいの胴回りなのかしら?

三人で囲んでみたら、ぎりぎりで手が届いたから、5m弱かな

見上げると笑っているみたい、くすぐったいのかな 

サワサワと風に揺れながら、生まれたばかりの葉が

一つ、一つ、丁寧に敷き詰めたように広がっている

葉を通して差し込んでくるエメラルドグリーンの

光を浴びていると、何故かやすらぎを覚える

根元には、可愛いユキザサのお友達

痩せ尾根では、紅紫色の蕾が目立つ

周りを良く見ると、倒れて枯れているものもある

厳しい自然の中、生きていくのは大変なんだろうな

木の根が這う、最後の急坂

 

11時40分津志嶽頂上(1493,5m)     ハッピーバースディー仙ちゃん〜♪

後から、徳島の方が一人来られたが、殆んど貸切の頂上

もっとシャクナゲ目当ての人で、賑わっているかと思ったけど、

案外静かな山なんだ

12時40分、そろそろ下山

「津志嶽シャクナゲ園」標柱側の大木が一番良く咲いていたかな

登りの時も、上から下からといろいろ撮ったのに、又同じように撮っているわ

此処で、食事中の親子に「頂上迄、まだ遠いんですか?」

と、聞かれ「1時間位です」と答えたが

小さい子は元気そうだったけど・・・行ったのかしら?

民家が見下ろせる所まで下りてきた

先程、植林の急坂で話した三人は、この近くの方かしら

津子嶽神社の修理に、重たい波板を担いで登っていた

石鉄神社のモノレールの側に、まだ資材が積まれていたから

明日も、何度か往復するんだろうな

林道まで下りて来ると、やっぱり暑い!

3時20分 阿弥陀堂着

 

祖谷山系の東端の静かな津志嶽

折角の好い天気なのに、黄砂で遠望が利かなかったのは

残念だけど、可愛いホンシャクナゲも見られたし

淡い緑に包まれて、心身ともにリフレッシュ!

仙ちゃん、歌姫さん ありがとうございました

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