2007年09月29日 ”しまなみ海道”
風の海峡を渡り、亀老山に登る
GPSによるトラックログ(カシミールソフト使用) |
今治港〜サンライズ糸山〜来島海峡大橋〜大島〜亀老山(往復)〜船〜今治港 |
(8時間) |
そろそろ雲海に、ご来光が良い時期なんだけど、今日の天気はいまいち
高い山は無理みたいなので、海道を歩いて来島海峡展望所・亀老山に登り
再建されたばかりの今治城鉄御門も見学して来よう
丁度昨日より「瀬戸内海しまなみ海道スリーデーマーチ」も開かれている
今治港駐車場に車を停め、7時30分出発
魚市場前は、歩くの止めて買って帰りたくなりそうなくらいに
美味しそうなイカやエビ、キラキラ光っているホウタレイワシ等、新鮮な魚が沢山
少し風があるけれど釣りをしている人も・・・
いろんな漁港の風景を楽しみながら海岸線を歩く
此の海岸線から見る橋が楽しみだったけど、良い感じ〜
綺麗に並んだ船が浮かぶ港
来島海峡の鯛釣り船かしら?
サンライズ糸山を過ぎると、もう直ぐ大橋
頭上には迷路のように橋が交錯する
9時20分 やっと大橋到着
来島海峡大橋今治側侵入路のループの向こうには
今治造船所のクレーンが林立
あんまり通っていないわ
平成11年5月に開通した”しまなみ海道”(西瀬戸自動車道)は
芸予諸島の島々を通り、愛媛県今治市と広島県尾道市を結んでいる
潮の流れの速い来島海峡を跨ぎ、今治側から大島まで
来島海峡第三大橋(1570m)、第二大橋(1515m)第一大橋(960m)と
世界初の三連吊橋が連なっている
馬島が近付いて来た
10時 エレベーターで橋脚の島・馬島へ下りて行く
馬島港には小さな連絡船が停泊していたが、
島民以外の車は高速から下りられないし
此処にやって来るには、やっぱり船利用なのかな
民宿もあり、港を中心にこじんまりと民家がまとまっていた
「瀬戸内海しまなみ海道スリーデーマーチ」では
今治城吹揚公園から尾道駅前広場まで80kmを3日間
逆向きを2日間で歩く健脚向コースも設けられていたが
今頃はどの辺りを歩いているんだろう
大島へ下っていくループ橋が近付いて来た
風の海峡散歩もそろそろ終り
「こんにちは〜」と追い越していった自転車の若者は
もうあんなに遠くを走っているのに、高度は殆んど下がらない
真下に下りるのには随分と回り道だわ
何処かに階段でも付ければ良いのに
11時15分 満潮の下田水港(しただみこう)
湾の向こうに浮かぶ姿の良い舘山や歩いて来た大橋を見ながら
「道の駅よしうみいきいき館」でゆっくり休憩
道端には白い彼岸花
白い彼岸花を見たのは、数年前の明日香以来かな?
12時15分 亀老山線林道起点(展望所まで2,8km)
以前、車で上がっても結構急坂だったわ・・・
みかんもまだまだ青い
道沿いに「島四国開創二百年」の旗がはためく
風はあっても登りになるとやっぱり暑い
萩の花が咲き零れる道を歩いていると、小雨が降り出して来た
頂上手前の道沿いに造られた展望所は
来島海峡大橋を望む、夕日の名所
その時期になると沢山のカメラマンで賑わう
1時 亀老山頂上(307,8m)
大亀の後ろに亀老山(きろうさん)の由来が書かれていた
「今から約1300年ほど前、光り輝く黄金色の観音像を背負った大亀を
旅の風来僧がとある大島の洞窟でみつけたそうじゃ
早速その観音像を持って、とある山に七堂伽藍を建立して崇拝し
それ以後、此の山が亀老山と名付けられたそうじゃ」
少し回りくどいけど、とある山って言うのが亀老山なのね
展望台は、貸切〜
こんな日に誰も来ないよね
地中埋設式で景観に配慮したパノラマ展望台は
A、B2つのデッキに分かれている
天気が好ければ、展望台からは360度の大展望
石鎚までも見えるんだけど・・・こんな天気では
下にあるお土産屋さんも、早々と店仕舞いの準備中
亀老山を往復して、「よしうみいきいき館」まで帰って来ると
2時30分発のフェリーが出航したばかり
でも、今治大島間を結ぶフェリーは30分毎に運航されているから便利
大島下田水港、3時発のフェリーで大島を離れる
大浜の高台に立つ来島海峡海上交通センターの
電光掲示板から信号が送られている
「VHF16強・潮流注意・KEEP」と点滅している
船舶の安全航海を見守っているのだろう
それにしても、日本三大潮流といわれる
来島海峡を行き交う船舶の多い事!
白波が立つ瀬を越えると、静かな湾内へ
3時30分 駐車場着
名築城家として知られる藤堂高虎の居城・今治城
海水を引き込んだ堀が美しい
築城・開町400年を記念して、9月に再建された鉄御門も風格がある
スリーデーマーチの会場になり、沢山の人で賑わっていた
先週までとは打って変わり
少し肌寒いくらいで、歩き易かったけれど
3週も続くと、車道歩きは飽きて来るわ
山も紅葉しだしたかしらん
そろそろ、秋晴れの山へ行きたいな〜