2008年04月26日 南予の霊峰 ”篠 山”

松山で用事が有り、その足でアケボノツツジを見に南予まで

数年前、5月の連休に来た時には既に終わりかけていたが

愛南町のHPでは、18日に二,三分咲きになっていたので、もう満開かな?

もっと混雑しているかなと思いながら来たけど、ちょっと拍子抜け〜

7時 登山口出発

眠たそうなギンリョウソウ

左から、第二駐車場の道が合わさる所に

鹿の食害から、ミヤコザサを守る柵が付けられている

右側の小広い高台に、遺跡 観世音寺跡がある

その昔、天皇勅願所等が在ったと言う由緒深き霊域だそうで

「悠遠の古代より栄枯盛衰変遷を見守った此の聖跡に立ち

諸人頭を垂れて、静かに幽玄の昔を偲ばれんことを」と書かれた

篠山小中学校組合教育委員会の表示板が立っていた

あら、日本一名前が長い事で有名な学校だわ  

ちなみに、学校名は

高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校

頂上と入らずの森の分岐手前に、他を圧倒するヒノキの大木

この辺りは「篠山山頂自然林」で蓮華座と呼ばれている

分岐を右にとり、急な石段を登れば篠山神社

往時の「お篠参り」の繁栄が偲ばれる雰囲気だ

7時40分 昭和62年12月改築された、篠山神社

霊光四方を照らしながら飛来して来たご祭神を

今から千五百余年前に、篠山山頂に祀ったと伝えられている

山岳信仰の霊地として、伊予、土佐の両藩主からも厚く尊崇されていたそうだ

篠山頂上 (1065m)に、「北土佐国境・南伊予国境」と刻まれた石碑が立つ

三角点の側にある小さな「矢筈池」が、水を湛えている

池の中央に伊予と土佐の国境をしめす立石があったそうだ

満開のアケボノツツジ〜♪

薄っすら鬼ガ城山系や宇和海が望める

蕾が殆んどついていない木もあれば、蕾だらけの木もあり、いろいろ

見頃は2、3日後くらいかな?

生まれたての可愛いアケボノツツジ〜♪

山頂を後にして、「入らずの森」へ向かう

山頂を取り巻く周囲2kmに及ぶ森林は

神社所有地で自然のままの姿が残っているが

「入らずの森」には、樹齢300年以上のハリモミの群落

アケボノツツジノやシャクナゲの群落が有り、見事!

ニヤッと日が差し出したけど、まだあまり咲いていない

蕾が沢山ついている木もあったから、これから暫くは楽しめそう

鹿の食害で減ってしまったミヤコザサの保護のため

以前は無かったロープが張られ、登山道にはドンゴロスが敷かれている

ミヤコザサが復活すれば、アケボノツツジの根も守られ樹勢が回復するそうだ

 

分岐まで戻り、下山していたら観世音寺跡付近で

5,6人のグループの方に会ったが、登山者が以外と少ない

そりゃそうだわ、まだ9時前なんだから

8時50分に登山口に戻ると、マイクロバスや乗用車が上がって来た

これから賑やかになるんだろう

林道沿いにある「不老長寿の水」も気になったけど

狭い道は早く抜けてからと、篠山トンネルまで下りて来て白滝を見ながら休憩

落差50mと書かれていたけど、そんなにあるんかしら?

篠山トンネルを抜け、津島町へと向かっていると道沿いに「やけ滝」の看板

車を停め5分弱歩くと、豪快に流れ落ちる滝が目に飛び込んで来た

マイナスイオンたっぷり〜♪

 

今年初のアケボノツツジは、往復2時間弱のお手軽登山

思ったほどは咲いていなかったけど、ピンクの妖精に出合えて満足〜

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