2008年04月29日 三ツ森山〜なすび平

萌え出した中七番周回

GPSによるトラックログ(カシミールソフト使用)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第582号)」

 
中七番〜三ツ森峠(三ツ森山往復)〜平家平〜冠山〜なすび平〜フォレスターハウス 〜駐車地点

               (9時間15分)   

 白花のアケボノツツジを見た〜い!

HP情報によると、三ツ森峠付近にもあるそうだ

アケボノの本場西赤石山の開花は未だみたいだけど

何時も、一足先にピンクになる三ツ森山なら そろそろかな?

華やかなピンクの花に混じって、清楚な白いアケボノ

想像しただけでワクワクするわ〜

それから此の時期は、やっぱりナスビ平のカタクリも外せない

という訳で、中七番を起点の欲張り周回となりました

でもちょっと距離が長い おまけに

一ヶ月ぶりの山行、歩けるかしらん

「別子・翠波はな街道」の中七番は、標高約850m

県道7号線沿、フォレスターハウス手前の林道入口に駐車

咲いたばかりの濃いピンクのアケボノツツジが

対岸の山肌を彩り、綺麗!

これなら、三ツ森峠付近も期待出来そう

6時 入口に張られたロープを跨いで林道を下り、橋を渡って出発

峠まで、広い林道が続く

見上げれば、アケボノツツジ〜♪

7時10分 三ツ森峠着(1222m)

尾根のアケボノツツジも咲き始めているが

白色アケボノツツジは・・・?

先ずは、三ツ森山頂上へ

峠から頂上まで標高差約200mを一気に駆け上がる

咲き始めたアケボノツツジ 

少し咲いているだけでも、嬉しい!

アケボノツツジの向こうは、この後歩く平家平方面

もう少し咲いていたら最高なんだけど・・・

蕾も沢山有るから今週末くらいは見事に咲き誇るだろうな

ちょっとちょっと 私も忘れないで下さいね〜

あらあら、ごめんなさい 立派なブナさん

枝先も膨らんで、もう直ぐ緑の若葉が萌え出しそうですね

歩き難い所にはトラロープが付けられているが

それにしても急坂続き

岩を掴んで這い上がると、又急坂!

アキレス腱が延びる〜

登山道に立ちはだかる大岩を巻く

此の大岩を過ぎれば、後5分ほどで頂上

7時45分 三ツ森山(1430m)着

此処から大座礼山まで 4,4kmと書かれた標識が立つ

急登でお腹が空いたので、ちょっと早いけど おにぎり休憩

三ツ森山から下りて来てから

北斜面の鉄塔辺りへ行ったり、小麦畝へと続いている広い水平道を南へ行ってみたり

峠付近をあちこち探すが、白いアケボノツツジは見当たらない  ガックリ

8時30分 平家平を目指して右の縦走路に入る

ブナの親分さんがいる大座礼山から続く、この尾根には

風格のあるブナが沢山点在していて、いい雰囲気〜

足下を見ると、可愛い双葉がいっぱい!

ひょっとしてブナの赤ちゃんかしら?

9時30分 小麦畝から上がってくる道との合流地点

NO、211の鉄塔が目印

鉄塔分岐で休んだ後、平家平を目指す

中七番へ下る送電巡視路を右に見て、快適な尾根を進むと小ピークに着く

前方に平家平の稜線が見え出した

天気予報では昼から曇るって言ってたけど、早くも雲が出だしたわ

10時15分 平家平(1692、6m)着

壇ノ浦の戦いに敗れた平家の落人が

安徳天皇を奉じて此の山に住んだという伝説が残る

「えひめ地名の秘密」 土井中 照 著 (アトラス出版)によると

平家平では旧暦6月1日になると赤旗白旗が入り乱れて争う様子が見える

と記されていたけど? ちょっと怖いけど見てみたい気もするわ〜

途中の岩場で、10時のおやつを食べながら展望を楽しんだ後

快適な笹原を冠山に向かって進む

此の辺りから、ボツボツ登山者とすれ違いだす

ナスビ平までに、50人位とすれ違ったかな?

やっぱり、この時期人気のコースだわ

11時10分 冠山(1732m)

此処で12時の予定だったから、まず順調〜

展望を楽しみながらゆっくりしたかったんだけど

あまりの虫の多さに、早々と退散

笹ヶ峰、チチ山を見ながら、緩やかに笹原を下って行く

冠山の大岩を振り返る

名前の通り、やっぱり冠の形をしているわ

一ノ谷越分岐で暫く休憩して

11時45分 ナスビ平を目指す  いよいよカタクリ〜♪

シャクナゲの小路  あんまり蕾が付いていないぁ

此の道は、土佐と別子山村を往復していた中持道

中持さんたちは、シャクナゲに元気を貰って歩いたんだろうか?

ヤマシャク と ユキザサも出番待ち

源流モニュメントを過ぎ、ドンドン下って行くと

沢には雪が残るが、萌え出してきた若葉で辺りが明るく感じられる

12時20分 ナスビ平

斜面いっぱいに咲き誇るカタクリ

昔、中持道中宿として栄えた奥七番集落跡はブナ林に覆われているが

苔むした石垣が残り、往時を偲ばせる

吹雪の夜、山女が茄子を売りに来たという話が伝えられているそうだが

でも、冬に茄子なんて・・・?

平家平を過ぎて休憩している時に会った方が、「まだ蕾ですよ」と言って

デジカメのモニターを見せてくれたけど、画面がまだ薄暗かったような

時間も時間だから、開いていないのは無理も無いよね

今は、お日様をいっぱい浴びて嬉しそう

 

明るい日差しの中で、精一杯カールしている姿は、とってもおしゃれ〜

紅白のカタクリ、なんとも目出度い!

 

1時20分 下のカタクリ群生地から奥七番川沿いの道に下ろうとしたら通行止

あらら、川沿いの道は崩壊のため危険と書かれている

上の群生地まで引き返して沢を渡り、対岸の中部歩道(中持道・生活道)を歩く

でも此の道、長いのよね〜

可憐なシロモジやコバノミツバツツジが元気を呉れる

  

2時10分 やっと林道に飛び出した

林道から、奥七番川沿いの遊歩道へ下る道も通行止めだわ

林道歩きの長い事!

  

歩きくたびれた頃、やっとフォレスターハウスへの指標

植林の道を下って行くと、あらっ!ショウジョウバカマの群生〜♪

前方にフォレスターハウスの屋根が見え出した

2時55分 賑わう「住友の森フォレスターハウス」着

 

 

庭のヤマザクラや花々を楽しんでから、県道を10分ほど歩いて

3時15分 駐車地点着  長かった〜

 

お目当ての白花アケボノツツジには会えなかったけど

それは、次のお楽しみ〜と言う事で

それより雰囲気あるブナ林の尾根歩きと、快適な笹原の尾根歩き 

を楽しみ、締め括りに一面のカタクリを満喫〜

今日は久し振りに充実した山行でした

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