2008年07月12日  三 嶺

コメツツジ咲く雲上の庭園散歩

名頃駐車場〜ダケモミの丘〜マユミの木〜三嶺頂上〜三嶺ヒユッテ〜名頃駐車場 

(6時間40分)

コメツツジが見たい!

天狗塚か三嶺か、やっぱり「花の百名山」にしよう

好い天気が続いているけど、今日も暑くなりそう

山頂は、爽やかな風が吹いているかしら?

駐車場に着き準備していると、シロがやって来てしきりにシッポを振る

お昼の卵焼きを一切れやると美味しそうに食べたが

暑くてしんどいのか、先導する気はなさそうだわ  じゃ、行って来るね〜

7時20分 駐車場出発

 ショートカットしないで三嶺林道を歩き、40分弱で平尾谷登山口、もう汗ビッショリ

暫く休んでから、8時15分登山道を歩き出す

登山道に白い花が・・・見上げると朝の光に輝くヒメシャラ!(ナツツバキかも)

雰囲気の良いブナ林が現れ出すと、後一息でウラジロモミの純林が広がるダケモミの丘

9時 ダケモミの丘到着、暫く休憩

スズタケが茂るモミの木の足下に隠れていたのは

ショウキランかしら? 踏まれて、茎が一本折れていた

立ち並ぶ木々のリズムが自然美を醸しだす

その足下では、カニコウモリがつんと上向きに花芽を伸ばして存在を主張している

さっき休んだんだけど、お腹が空いて来て力が出ない

オニギリ休憩にしようや

三嶺のシンボルツリー・樹齢300年のマユミの古木  目立たないけど柔らかな色あいの花が満開

秋には可愛いピンクの果実が沢山ぶら下がり「たぬきのかんざし」と呼ばれている

「マ」は真,「ユミ」は弓,昔この木で弓が作られていたそうだ

万緑に埋め尽くされる登山道沿いの斜面

もう直ぐお花畑になるのかな?

ガレ場の手前で道を逸れて、第二の水場まで下りて行く

花が咲き出しているかなと期待したけど、ちょっと早かったわ

空っぽになったペットボトルを満タンにして引き返し、笹原を登って行く

森林限界を抜けたら一気に視界が広がって来た

東の方の剣山、次郎笈に雲がかかりだした

南に目をやれば剣山への縦走路、その奥に端正な白髪山がどっしりと構える

急斜面に大岩が突き出す雄大な景色〜♪

正面の大岩を越えて右へ上がれば、山上池

コメツツジが現れ出したと思ったら、四国一高所に在る池に飛び出す

満面と水を湛える山上池に彩を添える、コメツツジの群落、綺麗〜♪

今年は豊作かな?

以前、尾根を真っ白に覆いつくす光景に出会った感動が甦る

その時に比べたら、一寸緑が多いようにも思うが

貴婦人には、この位の薄化粧が良く似合う

(帰ってから日記を見ると、平成13年7月8日と記録されていた)

登山道を埋め尽くすコメツツジとミヤマクマザサは

平成6年に国の天然記念物に指定されたそうだ

笹原の遥か遠くに、祖谷山系が霞む

大岩に咲くイワキンバイに呼び止められて

なかなか頂上に辿り着けんわ

南面を見下ろせば、急斜面に滑り落ちるカーブが美しい

紅一点、三嶺ヒユッテの赤い屋根が緑に包まれる

後からお邪魔しま〜す

10時50分 やっと三嶺頂上 (1893m)

 頂上に敷かれたドンゴロス?効果なのか、かなり植生回復が進んでいる

南面の鎖場まで下りて行くと、一輪咲いていました〜♪ 今年初の可愛いシコクフウロ〜♪

ホソバシュロソウ            ミヤマキンポウゲ

鎖場から、緑のグラデーションが連なる西熊山〜天狗塚方面を見る

歩いて来た道を振り返る、結構高度感がある

あら、少し雲が出て来だした

池の上の笹原散歩を楽しみ、ヒユッテによってから

11時40分 さぁ、のんびり下りようかな

途中、数組の方とすれ違ったけど、思ったより静かな三嶺だった

ダケモミの丘から下りて来た所で、今夜ヒュッテ泊まりだという爽やかな3人の方に会う

「明日の朝、素敵な御来光だといいですね〜」

2時 名頃駐車場着 あらシロは何処へ行ったのかしら?

 

夏空の下、暑い山行だったけど

高山の厳しい環境でたくましく生きているコメツツジに大感動!

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