2008年10月25日  石 鎚 山

紅葉競演 御塔谷VS面河道 ちょっと大袈裟ですが・・・

GPSによるトラックログ(カシミールソフト使用)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第582号)」

 
土小屋(6:40)〜十字路(8:00)〜天柱石(8:25〜8:40)〜夜明峠(9:50〜10:05)〜弥山(10:45〜11:10)
愛大小屋(12:20〜12:40)〜面河登山口(2:50)〜面河バス停(3:20)         (8時間40分)

 

天狗岳、東稜の紅葉は見逃したけど、やっぱり紅葉と言えば石鎚

天辺が終われば御塔谷が有るし、面河道も気にかかる  両方見たい!

そんなら一遍に行ったら、と言う事で土小屋にやって来ました

6時40分 国民宿舎下の第2駐車場に有る西之川への標識より下って行く

ブナやかえで等の自然林の柔らかな紅葉が素晴らしい

わくわくしながら眺めていたら「アッ、痛っ!」 目の中に何か入った

ぼろぼろこぼれ出る涙で異物は流れ出たみたいだけれど

まだ目の中がころころして見難いので、足下を確認しながらそろそろ歩く

この道は石鎚東稜線北側の沢を越え、滑りそうな桟橋を渡り緩やかに下って行く

あらら、谷に落ちる斜面が崩れている   

40分程で分岐、真っ直ぐ行けばツナノ平〜岩原〜西之川。 目指す十字路は左

予報では午前中は日が差すかなと思っていたけど、高曇り

でも、空気が澄んでいるので瓶ヶ森が近く見える

瓶ガ森があんなに高く見える所まで下ってきたと言う事は・・・登り返しが大変

手前稜線左にある大森山(1399m)の頂上付近が、紅葉で明るく彩られている

最後の大きな沢(御塔本谷)は もう少し水量が有ればジャブジャブだったかも

 8時 十字路(1130m) 此処は土小屋・夜明峠・八丁・西之川方面への交差点

薄暗い植林の中だけど、シロモジの黄葉がシャンデリアのように辺りを明るくしている

小休止の後、植林の中の急坂を登って行く

小ルンゼに架かる傾いて危なげな橋を渡れば、天柱石はもう直ぐ

8時25分 天柱石が何時ものように天を突く  暫く休憩

手前のシロモジがもう少し黄葉していたら最高なんだけどねぇ

何処が道だか判らない剣山直下のガレ場を慎重に歩く この辺り今が見頃

   石鎚三十六王子道の標識が木にかかっている    

ガレ場を過ぎれば快適な散歩道    あれれ、こりゃまた急坂!

一面の紅葉 黄葉が目に優しい

もう終わりかけてる木もあるけど、「秋は夕暮 紅葉は散り際」  何よそれ?

 

ドンドン高度を稼いでいたら、「ちょっと下りて来るから、待ちよって〜」

一際真紅に紅葉したモミジの所まで斜面を下り

写真を撮ってからゼーゼーハーハーと登り返して来て、一言

 「もっと日差しがあればなぁ〜」と、北壁を見上げている

クマザサが現れ、斜面をジグザグとスイッチバックすると、間も無く夜明峠

峠手前で瓶ヶ森を振り返る

9時50分 閑散とした夜明峠  期待していたブナも葉を落としてしまっている

此処まで誰にも会わなかったけど、二人占めでは勿体無い程の素晴らしい紅葉〜♪

御塔谷が見下ろせる所まで行き天柱石を見ながら、オニギリ休憩

「この卵焼き、ちょっと味が薄いなぁ」「ほんと、でも中高年は塩分控えめよ」

お腹も太ったし、さぁ行こか

 もう直ぐ二ノ鎖、冬色の石鎚が迫ってくる   10時45分 弥山着 化粧を落とした素顔の天狗岳が聳える

弥山から、上がって来た御塔谷を見下ろす

谷が狭まる十字路から此処まで、標高差850mほど

御塔谷のニードル、天柱石が紅葉の中からニョッキリ顔を出している

(分かり難いけど、写真中央部)

 宴の後の静かな弥山。頂上小屋でおでんを食べ、温かいお茶を飲みながら休憩     

11時10分 下山開始 巻道を吹き抜ける風が冷たい

面河乗越を過ぎ、西の山域を眺める

色付く面河本谷を見下ろす、中腹に愛大小屋の屋根が白く光っている

下って来たラインを辿れば、標高1700m辺りに深い緑のシラベ原生林

日差しが欲しい石鎚南面

この辺りのブナの黄葉もそろそろお終い

クマザサが枯れている所が多くなっていたのが気にかかる

12時20分 愛大小屋(1550m) 何時になく膝が痛み出した

昨日、庭の草引きで3時間もしゃがんでいたからだろうか 「ちょっと大休止しようや」

リンゴを食べながら、の〜んびり

痛みはとれないが、何時までも休んではいられないので桟橋をゆっくり下って行く

紅葉越しに岩黒山、筒上山が見え、さらに右下にスカイライン長尾駐車場

沢山の車が駐まっている 御来光の滝も賑わっているだろう 

急峻な南尖峰、徐々に姿を変える石鎚南面

鮮やかな紅葉に、目の中が色とりどりに染まる〜♪

最後の石鎚展望所、頂上まで4850m/2時間45分、登山口まで2300m/45分の表示板が立つ

霧ガ迫へ下って行くと、モミやツガがいい雰囲気

登山口迄後10分の標識の所で、バスの時間が気になり、グランパに先に行って貰う

「車、取って来るからゆっくり歩いて来いや」と、言ったかと思うと見る間にいなくなった

2時50分 面河登山口

亀腹も薄く色づき出している

 3時20分 面河バス停(650m) 

3時32分発土小屋行きのバスに乗って車の回収

一方、グランマは、ゆっくり歩けばよいものを

ひょっとしてバスに間に合うかもしれないと急いだけど、車庫は空っぽ

バス停で交通整理をしていた方が、「今、出た所ですよ。少し位なら待ったんですが・・・」

3分、足りんかった〜(涙)

遅くとも3時にはバス停に着く予定だったけど、今日は思わぬハプニング

これから、山行前日の草引きは止めとこ

 

深山幽谷、急坂が続く御塔谷 VS ブナ林の中、緩やかで明るい面河道

何れも天狗岳を背景に眩いほどの紅葉でした

ところで両者の紅葉対決、判定は?・・・・・ウ〜ン、甲乙つけがたい

紅葉だけに、そんな事止めとこうよう 

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