2009年4月18日 赤星山〜豊受山〜鋸山

カタクリが群生する花の尾根を歩く

GPSによるトラックログ(カシミールソフト使用)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第582号)」  (仙ちゃん提供)

 

中尾上登山口〜赤星山〜豊受山〜七々木山〜鋸山〜寒川山〜林道

                                (7時間35分)

 

毎日眺めている一番身近な山、それぞれピークは踏んだものの

カタクリが群生しているという稜線は、歩いた事が無い

そろそろ咲き始めているそうなので

ストーンリバーさん、仙ちゃんと一緒に、賑やかに花散策〜♪

えっ!仏心さんもカタクリ散策、お会い出来るのが楽しみ〜♪

 

林道法皇線を走りNTT鉄塔登山口に車をデポ、一路赤星山登山口を目指す

中尾集落からは未舗装のガタガタ道を慎重に走り、奥の登山口着へ

7時15分出発、歩き始めてすぐお花畑 

まだ日が差さないので、下山してからのお楽しみ

滝を過ぎ、登山道へと入って行く

芽吹き間近の木々の間から二ツ岳が輝く

30分ほどで稜線に出る

稜線を左へ行けば峨蔵越から二ツ岳、今日は右に進み赤星山を目指す

快適な尾根道を少し登ると、送電線鉄塔

どんどん尾根を進んで行くと、あちらこちらにカタクリの葉っぱが目立つ

中には咲き出しそうな蕾もあるけれど、朝が早いのでお休み中

尾根から別れ、山腹をトラバース

8時35分 中尾集落からの登山道に合流する

ここからはシャクナゲ尾根

右も左もシャクナゲだらけ、一斉に咲いたら綺麗だろうなぁ

どれどれ花芽は? あまり付いてないなぁ

今年は期待薄かな?

屋根に鎮座する赤星大権現が見えると、間も無く頂上

シンボルの赤い星マークが光っている

段々緩やかな丘状になり、周りが開けて来る

8時50分、大展望の赤星山頂上(1453、2m)

西を見れば、2本の角を立てた鬼の面のような二ツ岳

その奥にエビラ山、黒岳、東赤石山へと稜線が続く

北を見れば、真下に広がる燧灘が日に輝いている

大きなエントツがシンボルの四国中央市が箱庭の様だ、我家が見えるかな〜

15分程休憩し、豊受山に向い下って行く

ブナ林も目立つ明るい快適な稜線

爽やかな風が吹き抜ける

正面に見えるのが、毎日眺めている豊受山

これから歩く稜線は、小さなコブが何個か待っている

10時15分 野田分岐で休憩

ハルトラノオ、ヤマエンゴサク、ヤマシャク、スミレ等、春の花がいっぱい!

此処から野田へのルートは最近開かれたとか、お花畑が広がっているそうだ

豊受山手前の稜線南面に咲いていました! 今日のお目当ての一つ、アケボノツツジ

やっと開花宣言〜♪

これから、赤石山系も賑やかになりそうです

10時45分 坂を登りきった所が小さなコル

三角点はここを左へ進む

山頂標識の無い豊受山ピークを過ぎ、三角点を目指す

10時50分 三角点(1247,4m)、点名は、「鳥子山」だそうだ

それで地元では「おとりこさん」→「おといこさん」って呼ばれるようになったのかしら?

アケボノの蕾が膨らみ、ほんのり紅を差している

ストーンリバーさんとグランパが、アケボノの様子見に北斜面を下って行く

「咲いていたら大声で呼んでね〜、下りて行くから」と見送って、ちょっと早いけどお昼に

満開のタムシバが点在し、純白の花びらが青空に映えて、綺麗〜

オニギリを食べ終わった頃

「アケボノも、ヒカゲも蕾がいっぱいじゃ」と、言いながら二人が上がって来た

やっぱり、アケボノは未だ咲いてなかったけど爆発寸前だそうだ

山肌がピンク色に染まるのも、もう直ぐね〜♪

蕾をたくさん付けて、出番待ちのヒカゲツツジ

11時30分 ヤセ尾根を引き返し豊受神社を目指す

その昔、斉明天皇行幸の折、五穀豊穣の神・豊受大神を祀る神社が建立されたと伝えられている

大正初年頃までは、女人禁制の霊山だったそうだ

桜が咲きだす頃、この地域は日本三大奇風の一つ、やまじ風が吹き荒れる

豊岡町大町部落では、「お峰さん」と言う行事が行なわれ

毎年、旧暦の6月13日には麦の団子365個

又、新暦の9月13日には米の団子を365個を作り

これを「ホカイ」という入れ物に入れて麓から担ぎ上げ、神様に供えて豊作を祈り

その一部を、神社近くの風穴に投げ込んでやまじ風が吹かないようにと祈っている

(参考文献 宇摩史談)

参道を下って行くと、木にフライパンと金槌がぶら下がっている

登って行く時には、これを叩いて「今から人が行くよ」と動物達に合図するのだとか

今までずーっと、神様を起こすために叩いていると思っていた

「出鐘は打たない方がいいよ」って言っているのにぃ・・・カーン

大町、豊坂への道を左右に分け、鋸山へは稜線を忠実に辿っていく

12時30分 七々木山(1154m)で、鬼手仏心さんたちに合流

みんなで南面の展望を楽しんでから、さぁカタクリ〜

七々木山からの急坂を下り、少し道が分かり難い馬鹿尾根を行く

咲いていました!!!

登山道を占領するほどのカタクリの群生に歓声を上げながら、撮影に夢中

まだ咲いていない株も沢山、全部咲けばピンクの絨毯になりそう

淡いピンク色の天使に日が差し、反り返った花びらが透き通る

可愛い〜♪

13時40分 鋸山(1017,3m) 

テーブル岩から真下を見ると、五分咲きの山桜が数本立ち並ぶ

この堂々とした立ち姿、市の天然記念物に指定されても不思議じゃないね

みんなで名前を考えなくちゃ、「法皇桜」「法皇の山桜」もいいけど・・・

やっぱり、無難に「鋸山のヤマザクラ」かなぁ

期待していた満開の花姿は、2,3日後になりそう・・・見てみたい!

大岩からの展望を楽しみながら、の〜んびり寛ぐ

2時30分、鋸山登山口の標識が立つ林道に下り立つが、車が2台と思ったより少ない

ここからカタクリ群生地まで往復して、もう既に下山したのかな

車の横をすり抜け、再び山道に入る

「下山なのに登るの〜」といいながら、寒川山(817,0m)を越え

2時50分 車をデポした林道に到着

鬼手仏心さん、ストーンリバーさん、仙ちゃん、ありがとうございました

身近な山の素晴らしさを再発見の、楽しい山行でした

 

今日の花

トサコバイモ

ハルトラノオ

ミツバテンナンショウ

コチャメルソウ

ヤブレガサ

ミツバツチグリ

ナットウダイ

ヤマルリソウ

ヤマシャクヤクの蕾

ユキワリイチゲ

ニリンソウ

ヤマエンゴサク

エイザンスミレ

ヒトリシズカ

ホソバアマナ

カタクリ〜♪

 

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