2009年09月26日 ”秋色整う石鎚”
今年は、彼岸が過ぎてもなかなか涼しくならない
冷え込んでもいないので、紅葉もぼつぼつくらいかなと
あまり期待していなかったのに、嬉しい誤算
山頂付近は、秋本番でした
土小屋〜東稜〜南尖峰〜天狗岳〜弥山〜ニノ鎖小屋〜土小屋 (6時間10分)
石鎚スカイラインが開いていないので、土小屋に停められている車はまだ10台前後
早朝にも拘わらず気温は高い 、今日も暑くなるのかな〜
6時50分 土小屋出発 50分で東稜分岐
今日は迷わず東稜へ、笹が少しうるさい所もあるけど問題無し
あれれ、北からガスが湧いて来た、こんな予定じゃなかったんだけどなぁ
ホシガラスの鳴き声が賑やかに聞こえて来ると思ったら、好物のウラジロモミ
ホシガラスみたいに飛んでいけたら、楽チンだろうな
矢筈岩の急坂を前にして、今日はちょっと弱気
笹斜面途中で振り返っても、残念ながら瓶ヶ森は見えない
急坂を登り詰めると、絵屏風を広げたような鋸尾根が目の前にド〜ンと現れる
錦絵を眺めながら、爽やかな空気を思いっきり吸い込み のんびり休憩
見上げれば、行く手に南尖峰が待ち構えている
カニの横ばいを過ぎ垂直の壁を見上げる
今日は、何時もより優しい表情だ
最近疲れ気味だったとは言え、不覚にも岩壁で足を滑らせズルズルと
バンダナを締めなおし気合を入れて登り直したけど
こんな事初めて、ちょっとヒヤリでした
身軽にヒョイヒョイ上がれなくなったら、東稜コースもお仕舞いかな
上から見下ろせば、何とか足場はあるもんだ
9時20分 尾根から、秋色に染まった東稜を見下ろす
墓場尾根は薄っすら紅葉、来週辺りが見頃かな?
真っ赤に燃える南尖峰の岩壁
天狗岳には未だ誰も居ない
逆光に輝く南尖峰の懸崖も、紅葉真っ盛り
何処にいるか判りますか?
西日本一高所に咲くリンドウに 「おはようさん」
パラパラ人が見える弥山に向って、天狗尾根を行く
アケボノツツジ、イシヅチザクラの紅葉越しに西ノ冠岳を見る
シロドウダンも真っ赤に色付き、ニノ森にエールを送っているようだ
二ノ森ピーク手前の稜線北側の紅が一際目立っている
10時40分 弥山より天狗岳を眺める
ウワ〜、やっぱり凄い!!!頭の中が感嘆符だらけ〜!
飽かず天狗を眺めていたら、石鎚の主、Fさんがやって来た
あまりに早い紅葉の進み具合に驚きながら 「今日は写真は撮れんのよ」と
これから愛大の方たちと一緒に、ニノ森までの笹刈ボランティアだそうだ
そういえば昨年の今頃、鞍瀬ノ頭まで行った時は、茂った笹に足をとられて何度も転び大変だったわ
西稜も獅子舞のように化粧され、今にも踊り出しそう
面河乗越の方から、笹を刈る音が聞こえて来る
西稜を散策していたら、なんとコイワカガミが咲き残っている!
葉っぱは紅葉しているんだけど?
11時20分 艶やかな緋の階段に見惚れながら下山開始
さっさと下りて行くのが勿体なくて、何度も何度も立ち止まる
三角点を隠していたガスが少し薄くなりかけた
ちょっと寄って帰ろうかなと心が動いたけど、今日はもう十分満足
二ノ鎖巻き道より西稜を見上げる
ニノ鎖小屋付近は、ツアー登山なのか沢山の人で賑やか
階段に所狭しと腰掛けている登山者の間を縫って下りて行く
ルンゼ手前の大カエデ、今度の週末は人気者かな?
沢山の人とすれ違ったけど、今頃弥山はごった返しているだろう
1時、土小屋着
まだ秋雨前線も現れないうちから、一足お先にと紅葉前線が下りて来た
今年の秋はどうなっているんだろう?
こんなに紅葉が早かったら冬までが長い、どうしましょう