2010年06月12日 ”笹ヶ峰〜チチ山”

紅色ツイッター・ミツバツツジのつぶやきが聞こえる

トラックログはイメージ図です
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」(承認番号 平18総使、第582号)

 
登山口(6:45)〜宿(7:25)〜丸山荘(7:50)〜もみじ谷チチ山(8:55)〜笹ヶ峰(10:10〜10:30) 

縦走路小ピーク往復〜縦走路分岐(11:00)丸山荘(11:30)〜登山口(12:45)     (6時間)

 

2日前、瓶ヶ森林道から笹ヶ峰・チチ山を眺めると南斜面が紅色に燃え出していた

ツツジの中でも四国を代表するアケボノツツジは大爆発とまではならず、今年はちょっと消化不良気味 

4番の代打にはちょっと荷が重いかも知れないが、ミツバツツジに期待して凸凹吉居林道を一路登山口へ

 

6時45分 登山口出発

吉居川右岸沿いの植林の中、瀬音を聞きながら高度を稼いで行く

7時25分 一汗かいた頃、杉や桧の植林に囲まれ鬱蒼とした宿(しゅく)に着く

此処は、その昔、別子銅山に木炭を運ぶ中継地として賑わったところ

宿を過ぎればブナやツガの自然林、新緑も徐々に深まり、深緑になろうとしている緑の空間が清々しい

丸山荘が近付いて来ると、やっと西の展望が開けて来て西黒森、瓶ヶ森、石鎚が見え出した

7時50分 丸山荘着 山荘前のシャクナゲは満開をやや過ぎているが、綺麗!

シャクナゲの足下では、マイヅルソウが白い絨毯を敷いている

小休止後、丸山荘の右横から笹ヶ峰旧登山道に入りもみじ谷を目指す

木の根が這う植林を抜け、横駆けの急坂を頑張ると道も緩やかになり

前方にもみじ谷の御塔石(勝手にそう呼んでいるだけです)が見えて来た

もみじ谷はシャクナゲが似合う雰囲気なんだけど、それらしき姿が目に入って来ない

見頃だろうかと密かに期待していたが、残念

もみじ谷の主の様なオオイタヤメイゲツの古木が立ち並ぶ庭、柔らかい緑が目に優しい

節くれた太い幹から想像するに、百歳、いやもっと二百歳くらいかもしれない(アバウトですが)

秋には他に先駆けて紅葉し、楽しませてくれる

足元にはバイケイソウ、ナンゴククガイソウ、シコクブシ等の緑の葉っぱがいっぱい

満開のミツバツツジが目立ち始め、8時30分 チチ山のコル、ここは笹ヶ峰とチチ山方面(左)の峠

帽子が飛ばされそうな南風が吹き上げて来る

このところ好い天気が続いたけれど、好天も今日が峠 この風が止めば雨、そろそろ梅雨入りかな?

チチ山へ向かいながら、シコクシラベ林越しの笹ヶ峰を振り返る 「後からお邪魔しま〜す」

コルから100m程でトラバース道から分かれ、左(尾根道)に上がって行く

縦走路はチチ山をトラバースし、四国山脈と赤石山脈の分岐、「チチ山の分れ」に続いている

新緑の中に溶け込むように紅色が広がるチチ山南斜面

高度を上げて行くと、重量感ある笹ヶ峰の後ろから、石鎚山(1982m)が僅かに頭を覗かせ出した

北には手前、沓掛山(1691m)、奥、黒森山(1678.4m)

3月末に登った時は薄っすら雪化粧だったのに、今はすっかり初夏の装いになっている

8時55分 祠が鎮座するチチ山(1855m)

貸切だと思っていたら、高知から来られたというソロの女性がカメラを片付けられていた

お互いにびっくりしながら「おはようございます 早いですね〜」

早朝、未だ雲の中の寒風山を越えて、ミツバツツジを写しに来られたそうだ

チチ山頂上からの大展望を楽しみながら小休止後、コメツツジの群落の中をトラバース道まで急降下

暫く歩いてなかったけど、しっかりして歩き易い道になっていた

ウワー綺麗!  青空の下、今を盛りに咲き乱れるミツバツツジが次から次に現れる

此処はまさに桃源郷!

咲き始めの綺麗なツルギミツバツツジを見つけては「ちょっと待ちよって」と

トラバース道より、斜面を下りて行ったり駆け上がったり忙しそうなグランパ

此方は、紅色に染まりながらのんびりお花見〜♪

紅色の縦走路の向こうは、母なる山・笹ヶ峰がたおやかに横たわる

頂稜に、丸山荘で一緒になった方がこちらに向かって歩いているのが見える

振り返れば、冠山(1732m)、平家平(1692.6m)へと縦走路が続いている

「こんなに華やかに着飾っているのに、今日、逢ったのは未だ3人だけ、ちょっと寂しいわ

アケボノツツジやゴヨウツツジが咲き出したと言えば、満開になる前からどっと押し寄せるけれど

そんなに見劣りするのかしら、どう、充分綺麗でしょう?ブツブツ・・・」(ミツバツツジの独り言でした)

チチ山のコルまで戻りシコクシラベ林を抜け、笹ヶ峰へ向かう

が、ちょっとお腹も空いて来た、風を除け、稜線手前の岩の上で大休止

笹ヶ峰頂稜から、チチ山を振り返る

背後に赤石山系を従え、何時見てもいい姿!

「ツツジのトリは私よ」と出番を待つコメツツジの間を通り抜け頂上を目指す

それにしても物凄い風、心地よいのを通り越して肌寒い

10時10分 笹ヶ峰(1860m)

がらんとした頂上に誰も居ないと思ったら、不動明王様の祠の前で風除けしている二人

「こんにちは、風が強いですね〜」

ザックを隅に置き、気になっていた南斜面のミツバツツジの様子を見に下りて行く

急斜面なので、此処からだと下の方までは見えないなぁ

あの岩の上から下を覗き込んだらどうだろう

それとも、向こうに見える縦走路の小ピークまで行って、南斜面を見てみようか

吹き上がってくる風が強くじっとしていたら寒くなって来たので、早々と頂上へ引き返す

頂上に戻ると、いつの間にか登山者が増えていた

「あれー、やまさん!」 今日は大永山トンネルコースを登って来られたそうだ

10時30分 「またお逢いしましょうね〜」と、声を掛けて、先に下山

頂上から少し下れば、無風状態

分岐を左折して、縦走路を進むと所々に鮮やかな紅色が目立つ

小ピーク手前より、笹ヶ峰南斜面をズーム 逆光だがまずまずいい色だ

分岐まで引き返していたら、先程すれ違った方がもう下りて来た

「風が強かったでしょう?」 「ゆっくり食事も出来ません」と、笑いながら下りて行った

 分岐で暫く休んでいたら、汗びっしょりになって登って来た若者が

「頂上かと思ったら、未だじゃ」とがっかりした表情 「後3分ですよ」 「頑張りま〜す」と駆けて行った

11時 沓掛山を見ながら笹斜面を下りて行く、南斜面でも気になっていたんだけど、笹枯れが酷い

登山道沿いには柔らかい新芽も出ているし、この時期もっと青々していてもいいんじゃないのかな?

もし、此処のチシマザサが枯れてしまったら「笹ヶ峰」って呼べないじゃない

11時30分 丸山荘  ベンチに腰掛けてゆっくり食事

見上げれば、緑前線が頂上へ駆け上がっている、そのうち笹原も緑になるかしら

此処は年中静かな山、確かにアケボノツツジもヒカゲツツジもシロヤシオも無いけれど

山を歩く醍醐味を静かに味わえる良さがある

さあ、登山口まで後1時間余り、のんびり下りようか

小さくて可愛いタニギキョウ       面白い形のギンリョウソウ

宿手前で、次から次と人が湧いて来る、お聞きすると総勢25人

岡山からのツアー登山で、笹ヶ峰、寒風山と縦走して寒風茶屋に下山するそうだ

登り始めが遅くなったと気にされていたが、天気も好いし「お気をつけて〜」

さっき、静かな山って言ったばかりだけど・・・たまには賑やかで〜す(笑)

小さい小さいオククルマムグラ            コケイランが花盛り〜

瀬音が段々大きくなり、吉居川の滑滝が見え出すと登山口は近い

12時45分 登山口

 

紅色に染まる山に大感動、これほどまでに艶やかな姿だとは!

九回裏、逆転サヨナラホームランよ、代打なんて言って、悪かったわ

今日は華やかに装うミツバツツジデーでした

華やかなツツジの季節は終わったけど、静かに咲くコメツツジも楽しみ〜

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