2011年01月29日 ”六ツ目山”

寒風に吹かれて里の山大縦走、堂山〜六ツ目山〜伽藍山〜狭箱山

GPSによるトラックログ(カシミールソフト使用) 
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」(承認番号 平18総使、第582号

 

綱敷天満神社(8:55)〜(9:25)堂山南嶺(9:40)〜(9:50)堂山〜(10:50)六ツ目山(11:00)〜(12:00)伽藍山

(12:35)狭箱山〜(13:00)再び伽藍山〜(13:25 車道)〜(14:20)綱敷天満神社          (5時間25分)

高松道を走ると、高松西IC手前(西)に一際端正な山群が見えて来る

母親(右の堂山)の側で六ツ目山、伽藍山、狭箱山のおむすび3兄弟が、「おにぎり度」を競っている

父親は? どうも飯山町に単身赴任中らしいです

今日は前々から気になっていた「おむすび一家」を南から北へ縦走します

里の山といえど侮れない 見るからにアップダウンがきつそう!

(注) 「里の山」でなくて「里山」でもいいような気もしますが

「里山はその奥に幾重にも深い山を控えた人と動物が共存するエリア」というイメージですので

市街地に囲まれ奥に拡がりが無いこの山群は敢て「里の山」と表現しました

堂山南登山口から登ろうと駐車場を探すが適当な場所が見つからない ウロウロしながら結局東登山口へ

8時55分 正花寺に駐車させて頂き出発 先ずは、綱敷天満神社に参拝

同名の神社が京都から大宰府までに点在するが、いずれも菅原道真公が

大宰府へ左遷される途次、立ち寄った神社だと伝えられている

船を岸に繋ぎとめる綱を巻き、道真公が座る敷物代わりにした事が、綱敷の名前の由来だそうだ

天神様と言えば、「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花  あるじなしとて 春な忘れそ」

何処かに梅の花は咲いていないかと探したが・・・此処は桜の名所なのかな?

桜並木の綱敷公園を抜け、一番奥の護国神社へ

さぁ、登山口は何処だ?

護国神社手前右手に登山道らしきがある 赤テープがあるが薄暗く、なんか藪いているみたい

毎日登る人がいる程の人気の山の登山道がこんな筈はない、と思いながらも奥へと進む

もう振り出しに戻ろうかと思っていたら沢(?)を挟んで左から賑やかな声が聞こえて来た

涸れ沢を渡った所に車が停められている、あれー、立派な登山道があるじゃない 先が思いやられます

「龍神の水」、休憩所を過ぎ、主稜線上のコルに出る まずは左へ、右は堂山方面への縦走路

9時25分 三角点(274.0m)がある展望台(堂山連峰・南嶺というらしい)

展望台だけに見晴らし抜群、眼下に箱庭の様な景色が広がっている

ベンチに置かれた「堂山の日の出を愛でる会」の出勤簿、皆勤の方も沢山!

展望台の主役・ヤマガラやメジロの競演を見飽きる事は無いが、何時までも遊んでられない

9時40分 狭箱山までの大縦走(ちょっと大袈裟ですが)が始まる まずは堂山302mピークへ

先程までは沢山の人だったのにコルから急に静かになる 振り返れば、展望台の方から賑やかな声が聞こえて来る

早速トラロープが設置された急坂を頑張り、9時50分 堂山302mピーク

登山道沿いの見事な巨木、ヤマザクラと南方系の木・・・何の木かなぁ?

高速道路が走る市街地に囲まれた里の山に、素敵な杜が拡がっている

遠くに讃岐のテーブルマウンティン・屋島、その右に讃岐のジャンダルム・五剣山が聳える

302mピークから10分弱で、堂山最高点304m(北嶺)ピーク 山名板に福家城跡と添え書きされている

岩場から、これから向かう六ツ目山と伽藍山を眺める 奥は五色台

鞍部に向かって、倒木を潜りどんどん下りて行く

尾根コース(左)と谷コース(右)の分岐 尾根コースを進む

両コースが再び合流する鞍部辺りから、六ツ目山を見上げる

さぁ、六ツ目山名物急登の始まり、始まり〜

我拝師山東面、相栗峠から大滝山への取り付きと並ぶ讃岐3大急登(勿論他にも沢山あると思います)噂に違わぬ急坂です

しんどいけれど、遊びが無いので一気に高度を稼ぐ  露岩が現れ出したら、頂上は近い

10時50分 六ツ目山頂上(317m)  御厩富士(みまやふじ)と書かれた立派な頂上標柱が立つ

山名の由来となった哀しい伝説 「空堀伝説」が語り継がれている

山頂の堀のほとりに老夫婦とむすめが住んでいました。むすめは堀で3匹の魚を飼っており、かわいがっていました。

ところが、どうした訳か老夫婦がむすめを殺してしまいました。すると、3匹の魚も次々に死んでしまいました。

老夫婦は山の神のたたりと考え、むすめを供養してこの山を「ムスメヤマ」とよぶようになり、

ここから六ツ目山(ムツメヤマ)になったと伝えられている

11時 小休止の後、次男が待つ伽藍山へ 当然の事ながら、端正な山は登りも下りもきつい

高速道登山口(左)と変電所登山口(右)の分岐 ここは左へ

滑りそうな急斜面を最短距離で下りて行く、トラロープが無かったらちょっと下り難い

飯野山(讃岐富士)みたいに螺旋状に道を付けれなかったのかな?

坂が緩やかになると高速道路の側道が見え出した、ヤレヤレ

「唐渡山遍照院お四国橋」で高松道を一跨ぎしながら、これから向かう伽藍山、狭箱山を眺める

新しい前垂れが掛けられたミニ四国八十八ケ所の石仏の傍を通り、県道に下り少し進めば伽藍山登山口

六ツ目山との鞍部を吹き抜ける風が冷たい、道沿いのため池には氷が張っている

よく踏まれた竹薮の中の道を緩やかに登って行く

奥之院手前の右の階段を上がり、広場に出ると、石鎚大権現の石碑が遥か遠くの石鎚山に向かって立っている

この山は行基が開いたといわれる「石鎚山讃岐別院 伽藍山万灯寺」があり、古くから修験道の霊場だったそうだ

この万灯寺に由来して、狭箱山は 万灯山とも呼ばれているとか

目の前には絶壁が立ちはだかる、さぁ、今日の山行の核心部 里の山でアルペン気分を体験します

遠目には歩けそうにない様に見えるけれど、岸壁をへつったようなバンドがありトラロープも付けられている

岩崖を攀じ登っていると「頂上で待っちょって、魔崖佛を見てくるわ」と、グランパ

12時 難所を抜け一登りで伽藍山(216,1m) 頂上は風が吹き抜け、じっとしていたら寒い

ちょっとお腹も空いて来た、お昼にしようかと思いながら待つが一向に登って来ない

ちょっと心配になって、上がって来た道を何度か行ったり来たり

下に向かって「オ〜イ」と呼ぶ声も風に打ち消されてしまう

別ルートからご夫妻が上がって来られた、別ルートがあるんだ ひょっとしてこっちから上がたのかもしれないと

急いで頂上に戻ってみるがやっぱり居ない 「何処かへ落ち込んどったらどうしよう」 

不安を掻き立てるように、遠くから救急車のサイレンが聞こえて来る

一方、岩に刻まれた魔崖佛・大聖不動明王を見に行ったグランパは

ちょっと頼りない鳥居を潜り、別ルートで頂上に上がっていた

絶壁に付けられた道を歩き、12時15分頂上に着いたそうだ

あれっ グランマは? 先に着いてる筈だけど・・・「オ〜イ」と呼んでみるが返事が無い、狭箱山へ行ったんだろうか?

伽藍山の頂上を後にしたグランパは先を急ぐ、木の間に縦走最後のピーク狭箱山が見え隠れ

ここもロープ頼りの急な下り、転がるように下りて行く

狭箱山と伽藍山の鞍部より、六ツ目山を望む

それにしてもどのようにしてこんな幾何学模様が出来たのだろうか?

そういえば此処は弘法大師が生まれた讃岐の国、修行中のお大師さんがお腹が空きおにぎりが欲しくなり

杖で地面を突いたら、土が盛り上がり一夜にして大きなおむすび山が出来たとか

近くにあった小さな池も一緒に盛り上がったらしい・・・

なるほどそれで頂上に堀があるんだ、山の頂上になぜ?と思っていたがこれで謎が解けた

(注、こんな伝説があったら面白いだろうなと勝手に想像してみました 呑気なものです)

鞍部まで下り、明るい林の中を一登りすれば狭箱山(はざこやま)

12時35分 狭箱山(万灯山)頂上(158m) おかしいなぁ 此処にもグランマが居ない

少し西側に下った所から素晴らしい展望が拡がっている(ちょっと呑気過ぎるんじゃない?)

鞍部まで引き返した所で出会ったご夫妻に尋ねると、「父さんが居ない、と頂上で捜してましたよ」

急いで登り返して、心細そうに立っているグランマと伽藍山頂上でやっと逢えました

「落ちたんじゃないかと心配して、別れた所まで往復したんよ あの岩場3回歩いたわ!」

(グランパも伽藍山の登り返ししんどかったそうです)

1時過ぎ、仕切りなおして下りて行く 1時間の「ドラマ・君の名は」でした

狭箱山はもういいわ、鞍部から果樹園の中の道を御厩池方向へ下りて行く、遠くにクレーター五座

風は冷たいけれど、チラホラ咲いた梅の花や菜の花に春の兆しを感じながら、駐車地点まで久し振りの車道歩き

再度、高速道路を跨ぎ裾野を歩いて行く それにしても六ツ目山は裏表が無い どこから見ても端正だ

由緒ありそうな神社(山崎八幡宮)へ寄り道、1時間ほど車道を歩いて駐車地点の正花寺へ帰って来た

 

今日は、人気の堂山から静かな狭箱山まで縦走してみた

一番高いピークでも317mだけど、かなりアップダウンがありおまけに伽藍山は2回も登ってしまった

累積標高は、里の山とも思えない程あったんじゃないかな?

市街地に囲まれた「里の山」は、天気も余り気にせずその日の気分で登れる気軽さがある

どの山に登ろうか迷った時は里の山へ・・・・きなこをたっぷり塗した讃岐のおむすび山が呼んでいる

 

今日六ツ目の山、兎子山(うさんこやま)に登る

HP「讃岐の里山を歩く」を見ていたら、国分寺に干支の山を発見!

折角近くまで来たのだから、可愛い名前の兎子山(うさんこやま 99,9m)にも登って来よう

堂山、六ツ目山、伽藍山、狭箱山、伽藍山と、伽藍山を2回登ったから今日六ツ目の山です

登山口はどこだろうか? とりあえず春日神社駐車場の左から登ってみる、途中、先程歩いたおむすび山が見える

羊歯を掻き分け10分程で、公共放送の施設が立つ頂上に着く、側には三角点と山岳会の頂上標識

後から判ったけれど、此処はエントツ山さんの散歩コースだそうだ

でも、粉雪舞うこんな寒い日に、誰も散歩になんか来ませんよね

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