2011年02月06日  ”伊予富士”

春を思わせる日差しの中、たっぷりの雪遊び〜

 
登山口(8:00)〜(8:55)桑瀬峠〜(9:35)鷹ノ巣山の別れ〜(10:40)頂上(11:05)〜基部で食事(11:55)〜

(12:30)鷹ノ巣山の別れ〜(13:05)桑瀬峠〜(13:40)登山口               (5時間40分)

異常に寒かった1月も終わり、立春の声を聞くと日差しも柔らかくなって来た

早く行かなくっちゃ雪が融けてしまうということで、やって来ました寒風茶屋

今日は、仙ちゃんと一緒に伊予富士で雪遊びです

さすが人気の伊予富士、寒風山、登山口には既に沢山の車が停まっている

8時出発 取り付きが一番の難所、此処を抜ければ大丈夫、今日は雪も緩んでるよとアイゼン無しで登って行く

踏み固められた急坂はちょっと滑って歩き難い、登山道沿いに設置されたトラロープが有り難い

今日は北に低気圧があるのだろう、一の谷から風が吹き上がって来る 南風でもさすがに桑瀬峠が近づくと「寒い!」

でもこの風は下では東風 そうだ、帰りに「西条市民の森」へ寄って梅の花を観て帰ろう

峠を挟んで東西の大関が向かい合う 今日は左、西の大関伊予富士へ

この辺りから僅かに伊予富士の頭が見えるのだけど、いやな雲が飛んでいる

撤退情報が相次いだ積雪ピークの頃に比べたら、かなり稜線の雪も減ったのだろう

大雪だった事を想像させる雪庇を見ながら、よく踏まれた道を進む

大ガレの真上辺りから振り返れば、東の大関・寒風山がどっしり構えている 

ここから見る三兄弟を楽しみにしていたが 生憎後ろの笹ヶ峰、チチ山頂上部は雲の中

伊予富士の登山道沿いの貴重なブナ 今日は勿論霧氷は着いていない

鷹ノ巣山方面への支稜線の基部を目指して一本の白い道が続いている

9時35分 モミ林の急傾斜地を抜け、窪地を過ぎ、鷹ノ巣山の別れ(仮称)に飛び出すと景色は一変する

目の前にド〜ンと、大迫力で現れる西の大関・伊予富士 

さあ、足取りも軽く伊予富士へと向かう 振り返れば寒風山が「東は譲れん」と威風堂々とした姿で聳えている

手頃な山として人気を二分する伊予富士と寒風山 

花とブナは寒風山に一歩譲るが、雄大な笹原の稜線歩きが伊予富士の魅力だ

「たまには肩の力を抜きなさいよ」そんな言葉をかけたくなる程、相変わらず肩をいからせている

それでも今日は暖かい日差しを浴びて表情は穏やかだ

笹原を覆っていた雪の斜面にクラックが走っている もう少し傾斜がきつければ全層雪崩になるんだろう 怖っ!

取り付きの窪地で呼吸を整え、伊予富士名物頂上直下の急坂を頑張れば360度の大展望が待っている

 この辺りは霧氷が綺麗な所だけど、今日は枝先が赤みを帯びた素肌の木々に春山の雰囲気が溢れている

雄大な姿を現した笹ヶ峰三兄弟を背負って、一歩、一歩

凍っていたらアイゼンが要るかなと思っていたけど、雪が緩んでいるので大丈夫

10時40分 急坂の終点が狭い伊予富士の頂上 ここは石鎚山系のど真ん中

西に石鎚山、瓶ヶ森・・・ 東に寒風山、笹ヶ峰・・・ 四国山脈の脊梁がうねっている

そうそう今日は「氷室まつり氷詰め」の日、手箱山では氷を切り出して氷室に運んでいる頃だろう

飽かず周囲の山々を眺める、後で写真を見たら同じ風景ばっかり何枚も!

切り立った頂上から真下を覗き込むと沢山の登山者が見える

今日はひょっとしたら寒風山より伊予富士の方が多いんじゃないかな?

充分展望も楽しんだので、山頂直下の陽だまりでお昼にする

11時05分 エッジを効かせながら、慎重に急坂を下りて行く

「アレー、ピオーネさん こんにちは」 急坂途中で、思わぬ嬉しい出会い

むらくもさんはツーリングに出かけたそうで、今日はお友達とご一緒でした

見晴らしの良い所まで下りて来て、食事休憩

「あれ、仙ちゃん 今日はうどんじゃないの?」「たまにはラーメンも食べてやらんと・・・」

11時55分 天気も好いしもう少しゆっくりしたいけど、そろそろ腰を上げようか

赤いソリとオレンジのヒップソリを背中に下げ、体中からパワーが溢れているお二人が登っていかれた

後から判ったが、吉 登三さんとコヤマレンゲさんでした

 伊予富士に来たら、忘れてはいけません 何かって? 勿論尻セード

鷹ノ巣山の別れが近付いた頃、長靴を履いた若者二人が元気にやって来た

「伊予富士はどれですか?」 「? お気をつけて〜」

桑瀬峠手前で、海を渡って来られたという年配の方が三脚を構えている

夕焼けを撮るそうだ 「赤く綺麗に染まるといいですね」

風も止み暖かい桑瀬峠

1時40分 滑るように下りて来て、登山口着 まだ沢山の車が停まっている

 

好天気に誘われ沢山の登山者で賑わっていたが、雪の楽しみかたも色々

でも原点は一つ 皆さん雪が好き、雪を見れば誰もが童心に帰ります

今日は雪たっぷり、新芽も膨らみそうな日差しの中、春の気配を感じながら楽しい雪遊びが出来ました

帰りに立ち寄った西条市福武の「西条市民の森」

未だ蕾の梅の木が多いけれど甘い香りが立ち込める、13日が梅まつりだそうだ

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