2011年02月11日 ”鬼ノ臼山・山条山”
先週の貴峰山に続いて、西讃の里の山
トラックログはイメージ図です |
生憎、雪のため高松道が通行止、久し振りにR11を走り西讃へ
珍しい讃岐の雪景色を眺めながら伝説の山とおむすび山に登って来ました
鬼ノ臼山(199.5m)
先ずは、山友の佐々連さんが、子供の頃よく遊んだという鬼ヶ臼山へ
11時10分 町道鬼ノ釜石線沿い「鬼ノ釜石」前のスペースに車を停め、車道を少し歩いて左の登山道に入る
入って直ぐの分岐を左へ 右の坂道は100m程先で行き止まり
竹林の中をトラバース気味に付けられた道を進むと山奥登山口(左)からの道と合流
鞍部から鳥居を潜り山頂へ向かう、木々の枝に積もった雪がシャーベットになって落ちて来る
11時35分 ひょっこり山頂に飛び出すと目の前に大臼、ウワー大きい!
これは正しくご神体、めったに上がったり出来んと言いつつ、本音は怖くて登れんわ
この山には、大臼に因んでか怖い伝説が残る
昔々、鬼ヶ臼山には男神(鬼)が棲んでいて里人をさらって来ては臼で挽いたとか
これを見かねた女神が、勝ったら悪事を止めるよう約束して勝負に挑む
男神の馬と女神の赤子が競走し、赤子が勝ったので以後は悪事がおさまったという
山頂からは雪景色が広がる
西を見れば、七宝連山、北には先週登った貴峰山
下りていたら先週と同じく「恋は〜♪ みずい〜ろ〜♪」のチャイムが聞こえて来た
鬼ノ釜石分岐を左に見ながら、山奥登山口へ下りて行く
此方の方が、明るくて良く整備されていてる
登山道沿いに立つ表示板
12時05分 山奥登山口に下りて来た 振り返れば鬼ノ臼山
高速道路は未だ動いていないようだ すぐそこに高瀬PA
登り始めて1時間ほどで、駐車地点の鬼ノ釜石へ戻って来た
近くの「小野うどん」に立ち寄り温まる、麺も出汁も美味しくてまた行きたいお店です
お腹もいっぱいになり、さあ次の山へ
山条山(さんじょうやま)189m
先週貴峰山から眺めた気になるおむすび山を目指します
西麓の山条地区の地名から名付けられた山条山、通称はとんぎり山と呼ばれているそうだ
東の葛ノ山中腹から眺める山条山、先程登った鬼ヶ臼山麓から眺める山条山
何処から見ても綺麗な円錐形 おまけに上から読んでも、下から読んでも山条山
麓にある宗吉窯跡、藤原宮造営のため大量の瓦を作り、舟に乗せて都まで運んだらしい
今は、古代の大規模な瓦窯跡群を整備し史跡公園となっている
12時45分 宗吉かわらの里展示館に駐車させて頂き、山条山を目指す、多分左の鞍部に出るんだろう
東を見れば、端正な姿の葛ノ山、南から見る姿とはかなり表情が違います
里の山は取り付きが難しい 本線に乗れればほぼ勝負が決まる
史跡公園で出会った地元の方にお聞きすると、登った事は無いけれど
公園の上の道を左に行くと登山口があり、登山道にはテープが付けられているとか
登山口は何処よと探しながら広い道を進み林の中に入ると、右斜面に微かに踏跡がある
強引に坂を駆け上がると赤テープ発見、それらしき道がある〜♪
樹間に爺神山(とかみやま)(左写真)や、火上山、我拝師山、手前に葛ノ山(右写真)が見える
詫間弾正の居城・爺神城跡があったという爺神山へも行ってみたい
鞍部を過ぎた辺りから急坂を直登、雪が融け歩き難い 雑木越しに東の方が開け高瀬の町が見える
遠くにドッシリ構える金毘羅さんの山・大麻山も雪景色
1時15分 山条山頂上(189m)、狭い山頂に二つも山頂標識が有るが、残念ながらあまり展望は良くない
滑りそうな急坂を木々を掴みながら転げ下りる 1時45分、1時間で駐車場に帰って来た
下山後、麓の「とんぎり山カフェ」でコーヒータイム
折角だからと気になる葛ノ山(97m)にも登ってみた 車道終点は桜の園地
10分弱歩けば祠が立つ頂上 周りは笹や雑木が繁り展望は無い
帰りに西側からも山条山を眺める どこから見ても端正な姿 「とんぎり山」を実感でした