20011年 03月12日 ”竜王山”

「やっぱり1番でなくっちゃ!」 讃岐最高峰は、あれっ?阿波竜王山?

GPSによるトラックログ(カシミールソフト使用) 
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。」(承認番号 平18総使、第582号

 
奥の湯ふれあいの里(7:25)〜(8:10)一合目〜(9:20) 阿波竜王山(9:30)〜(9:50)讃岐竜王山
〜(10:10)鷹山園地(10:30)〜(11:20)相栗峠〜(11:55)奥の湯ふれあいの里    (4時間30分)

「2番じゃだめなんですか?」 西隣の大川山(1042.9m)が拗ねているけど

「そりゃー、1番も気になるわ」と、いで湯に囲まれた讃岐の最高峰・竜王山(1059.8m)へ

ところで、塩江温泉郷の奥にどっしり構える竜王山は形容が難しい

山塊に二つのピーク(阿波竜王山、讃岐竜王山)を持っているが双耳峰とは言い難い

展望が良いとか、標高差があり登り甲斐があるとかいうイメージでも無い

「讃岐のナンバーワンだから取り敢えず登っておこう」 そんな感じです(ほかに魅力があるかもしれませんが)

今日は「奥の湯 ふれあいの里」から阿波と讃岐のピークを踏み、相栗峠を周回します

7時25分 「奥の湯 ふれあいの里」駐車場に車を停め、出発

法面に付けられた指標に従って畦道を登って行くと、すぐ大手前学園向学寮に着く

校庭を横切り登山道に入っていくとシャクナゲの花芽がたくさん!

「十年ほど前に、此処に車を停めて竜王山に登ったよねぇ」

薄っすら雪が積もった植林の中を歩いたような気がするが、どんな道だったのか記憶が薄れている

茶畑の側なんか歩いたんかなぁ?

竹林が切れ視界が開けた処から、目指す竜王山方面を眺める

車道を横切り、畑の側を歩いて行く

畦道が切れると再び車道歩き、日当たりの良い畑は緑が広がり土筆が出てきそうな気配

別荘地を過ぎると、車道の右側に登山道らしき道があり「登山道は右側の道です」と親切な指標が立つ

このまま車道を行っても竜王キャンプ場に着くが、近道を進む

小谷を横切った辺りで道が少し傷んでいたけど、問題なし

8時10分 1合目(車道を歩けば、キャンプ場・0合目を経て此処へ登って来る)

奥の湯(約50分)、キャンプ場(2分)と書かれた標識が立つ分岐を右へ

2合目から6合目位まではうっと暗い植林の中を黙々と

7合目、前日に降ったのだろうか、足跡が残るくらいの雪が積もっている

主稜線手前のトラバースで足が隠れ出したので、グランパは合羽着用

じっとしていたら身体が冷えてくるので、ゆっくり歩き出す 「分岐で待ってるよ〜」

分岐から左は讃岐竜王山だけど、先ずは右の阿波竜王山へ 階段道を下り、鞍部からは登り返し

おっとりした山容の竜王山だけど、この辺りの北斜面は鋭く切れ落ち気が抜けない

川奥分岐 此処から雨島峠を経て笠形山(762m)へも行けるんだ

傍らに石に刻まれたお地蔵様が佇んでいる 少し頑張ると、立派な展望台が見えて来た

9時20分 讃岐の最高峰・竜王山(1059.8m) 展望台から山座同定、南には、遠く剣山・次郎笈が白い

西の尖がり山は3週間前に登った大川山(1042.9m)、その左奥に雲辺寺山(927m)が霞む

小休止の後、竜王山のもう一つのピーク讃岐竜王山へ、来た道を戻る

以前、三頭越から歩いて来た時も思ったけど、直ぐ側に車道があるっていうのも、何だか味気ない

鞍部まで下り、讃岐竜王山までは黙々と登り返し、意外としんどい

9時50分 讃岐竜王山(1058m)、標識が無ければ通り過ぎてしまいそうな山頂

山渓分県登山ガイドに拠れば、かつては展望抜群のススキの原だったとか

シャクナゲが沢山植えられた広い尾根道を下っていると、段々チェーンソーの音が大きくなって来る

10時10分 鷹山園地、軽トラが数台停められているが誰も居ない

先程、チェーンソーの音を響かせていた方たちの車かな?

日当たりの良い縁台に腰掛けて、コーヒーを飲みながらおやつタイム

暑くも無く寒くも無く、ゴロンとお昼寝でもしたい気分〜

10時30分 園地から凍った舗装路を横切り登山道に入って行く

889mコブから大きく下って、776.3mコブへの登り返しの階段道はかなりきつい 

巻き道がある様だけど、今日は尾根の登山道を忠実に進む

階段を頑張れば、四等三角点(776.3m)

大旱魃で困っている時、老翁が現れ「鷹山の頂上にある龍神社に祈りなさい」というお告げがあったので

早速祈願した所、雨が滝の如く降ったそうだ(現在、龍神宮は奥の湯ふれ合いの里に祀られている)

三角点からは、急下降(途中から、左側にスイッチバックの道がある)

それにしても展望が無い道、一瞬木々の間に松尾の集落が開ける

未だ冬枯れの登山道沿いで出逢った春の彩り、満開のマンサク〜♪

11時20分 相栗峠、阿波十三越えの一つ

最初に讃岐名物とんぎり山の洗礼を受けたのは、此処から大滝山を目指した時

あの時は雷雨にまで歓迎?されたけど、今になってみると懐かしい

峠からは車道をショートカットしながら、アセビやアオキの植えられている往還(相栗峠越の道)を下って行く

最後は車道歩きになったが、往還が続いているらしく下りれば奥の湯 へ一直線だったらしい

11時55分 奥の湯 ふれあいの里駐車場着

今回が三度目の竜王山 阿波竜王ピークからの展望は良いが、全体的には個性が乏しい感じがする

「讃岐一の山」への期待が大き過ぎるのか、やっぱり記憶に残り難い「奥床しい山」でした

下山後は駐車場奥にある「そば処 もみじ庵」で美味しいしっぽくそば

内場川を渡り、対岸の龍神宮にお参りしてから、車で小出川沿いを大滝山登山口へ

まだまだ眠たそうなイチゲさん、やっとお目覚めですか〜♪

最後に塩江温泉でグランパは中華そば(よう食べるわ)、その間、私は足湯で温まりました 

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