2011年07月17日  ”八巻山”

本領発揮の「花の百名山」、ロックガーデンに遊ぶ

アルプスが呼んでいる 今年の夏は何処にしようか?

その前に、日本アルプス登竜門・四国のアルプスで気力・体力を試しておかなくっちゃ!

「四国のアルプス」といえば・・・そうです 赤石山系です

槍・穂にもひけをとらない岩稜(言うが勝ちです)と岩場を彩る高山植物

そこには四国の山とも思えない景色が広がっている

それと何よりアプローチが楽、アルプスは近くても登山口まで7時間、赤石山系なら僅か30分です

ということで、昨日の天狗塚に続いて今日は八巻山を歩いてみます

 

筏津(7:05)〜(7:45)一本橋〜(8:45)二本橋〜(9:20)渡渉点〜(10:00)赤石山荘〜(10:45)八巻山(11:20)
(11:50)赤石山荘(12:10)〜直登ルート下山口(13:25)〜(15:10)一本橋〜(16:00)筏津   (8時間55分)

昨夜遅かったので、寝過ぎてしまった、急いで仕度をして車を走らせる

瀬場登山口に停まっている車は7,8台、あれ、ストーンリバーさんの車!あれれ、ろくべえさんの車も!

ひょっとしてどこかで会えるかな? 今日は筏津登山口から登ります

7時05分 筏津登山口を出発

台風の影響か朝から蒸し暑い、歩き出すと直ぐに汗が噴出す

登り始めて20分、長い登りの中で唯一東赤石山が望める所から、本峰を見上げると厚い雲の中

あらら、今日は展望は期待出来そうに無いと思った途端、足が重たくなる

まぁ、ロックガーデンは夏の花々が咲き乱れているだろう

一本橋、二本橋、最後の渡渉点で小休止してから、綺麗に刈り払いされた一雄坂を登り始める

樹林帯に入り、赤い石やシャクナゲが出て来出したら間もなく天狗ノ庭

ウワー!!! 何時の間にか青空が広がり、八巻山が聳え立つ

10時 赤石山荘到着 「こんにちは〜」と、山荘の主人・安森さんを訪ねる

生憎、今日は物住頭付近まで草刈に出かけていてお留守だそうだ

登山道沿いのタカネバラは終わっていたけど、オオヤマレンゲって花期が長いのね

山荘前から八巻山を目指して登って行く、ロックガーデンに爽やかな風が吹き抜け心地良い

今が盛りのシコクギボウシが手招きしている、あちらこちらと目移りしてなかなか進めない

金平糖がくっ付いたようなホソバシュロソウ、見れば見るほど面白い形

天狗塚ほどの群生ではないが、コメツツジが岩の隙間に根を下ろし白い蕾をつけている

咲いたばかりのタカネマツムシソウやオトメシャジン

一際鮮やかな紫色の花びらを見ていると、赤石に夏が来たって感じる

昨年は、この岩に立ったら後立山連峰・不帰嶮に行きたくなって飛んで行ったわ

年々信州までの道中がしんどくなって来たけど、今年も行けるかなぁ

レースの様なウバタケニンジン、白さが際立つ

10時45分 八巻山頂上 西を見れば石鎚山はガスに隠れている

東赤石山を下りて来ている人が見える

きっと「ストーンリバーさん」や「ろくべえさん・かおさん」たちよ ちょっと此処で待ってみよう

30分程のんびりしたが現れない(後から判ったが、権現越えに下りられたそうだ)

東へ足を延ばしてもう少しタカネマツムシソウを見てみたいけど・・・今日は此処まで

11時20分 登って来た道を引き返す

紫の花に交じって色白のシコクギボウシも、岩稜の短い夏を謳歌している

岩稜の一番奥に、山系のピラミッドピーク・前赤石山がガスの中に見え隠れする

「あれぇー!皆さんお久し振り〜」 今日は所属クラブの例会

おかめ岩から山荘へ下りる途中、ばったりでした

さすが人気の赤石山 18人のメンバーの賑やかな歓声がロックガーデンに響く 

11時50分 先程は静かだったが、大勢の登山者でごった返す赤石山荘

あれぇー!HANAちゃ〜ん 1年振りだね 元気してた?

HANAちゃんの傍で、藪に紛れるのが好きな「つむじかぜさん」が、珍しく人ごみに紛れている

今日は北側(河叉)から登られたそうだ 勿論藪ルート  HANAちゃんも大変だね

12時10分 さぁ、のんびり花散策しながら下りようか

アカショウマの隣のシモツケソウが咲けば、ガーデンは一層華やかになる

ピンクが綻んだシモツケが、可愛い〜

小さな小さなヤマトキソウ、昨年と同じ場所で静かに咲いていました

面白い形のクモキリソウ    赤石のエーデルワイズ・コウスユキソウ

トラバース道を進み赤石越えへの分岐点で、クラブのみんなが下りて来るのを待っていると

単独の方から声をかけて頂く 「ひょっとして・・・? HP見てますよ」 

ちょっと恥ずかしいけど、素直に嬉しい!「ありがとうございます」

飯山町にお住まいで、奥さんがブログ「○○飯野山」を開設されているそうだ

これから権現越へ向かわれるとか、「またお逢い出来るのを楽しみにしています、お気をつけて〜」

1時25分 クラブのみんなと合流し、賑やかに直登ルートを下り始める

久し振りにみんなと話しながら歩くと、何時の間にやら渡渉点

谷を流れる爽やかな風を受けながらどんどん下って行く 大勢なら長いルートも苦にならない

4時 筏津登山口 まだ沢山の車が停まっている

下山後、筏津山荘へ、毎月第三日曜日に行われている「山荘祭り」は3時まで

流しソーメンは食べ損ねたが、斜面いっぱいに植えられたキレンゲショウマが咲き出していた

クラブの皆さんは来週は大山、8月には勿論アルプス遠征と、スケジュールがいっぱい

今度は何処かで正式に参加させて頂きます 今日はお世話になりました

 

季節外れの台風接近にも拘わらず、まずまずの夏空

スケールは小さいながらも、アルプス気分を味わいながらの赤石岩稜歩き

さほどの疲れも無く、登竜門は何とかクリアー出来ましたが

でも、「行きた〜い!」という気持ちを持続することが出来るかどうか? 遠いからなあ

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