2011年08月12日 ”石鎚山”
夏本番、子どもたちの元気な声が木霊する夏色の石鎚
連日の厳しい残暑、エコな生活もそろそろ限界だ
じっとしていても汗、汗、汗、こんな時は高いお山が一番!
お山開き大祭以来、一ヶ月ぶりの石鎚で、のんびり花散策しながら涼んで来よう
ルンゼでは色とりどりの花が咲き競っていることだろう
四国では、石鎚山で一番最初に見つかったという黄色いあの花は、未だ咲いているかしらん?
土小屋〜東稜分岐〜ニノ鎖元小屋〜弥山 (往復 5時間25分)
ゆっくり家を出て来たから、駐車場はいっぱいかと思ったのに、停められている車は意外と少ない
7時55分 ジリジリと照りつける日差しを受け、土小屋を出発
大祭中の喧騒は何処へやら、静かな石鎚神社土小屋遥拝殿
樹林帯は風が吹き抜け心地良かったけど、鶴ノ子ノ頭を巻いて南麓に出ると真夏の太陽が容赦なく降り注ぐ
暑い〜! 緩やかに登り始めると途端に汗が吹き出る、これじゃ避暑にはならんわ
あらら、天狗尾根にガスが掛かり出した、弥山に着くまで隠れんとってね〜
北麓に回りこむと、ブナ林からひんやりとした風が流れて来て、汗がさーっと引いていく
大剣・小剣王子社がある行場の向こうに西条の街が広がる、暑そう
8時45分 東稜分岐、とうとう南尖峰は隠れてしまった
第一ルンゼ手前から矢筈岩を見上げれば、ガスの中から薄っすらシルエットが浮かび上がっている
大小4つのルンゼは花盛り、鮮やかなクガイソウやシモツケソウに混じって背高のっぽのミソガワソウが目立つ
9時20分 ニノ鎖元、成就からだと言う若者が数人「暑くて堪りません」と座り込んでいる
夜明峠から日影が無いから、しんどいだろうな
階段を登り詰めると小屋の中で作業中、解体するのかな、それとも改装?
グランパが懐かしそうに中を覗き込む
巻き道沿いで金色に輝く花はタマガワホトトギス
レースのフリルでおしゃれしたシラヒゲソウ、やっと咲き出しました
西稜分岐付近から眺める西の山域、早よ行かんとガスが湧いてきよるよ
9時55分 弥山 這い上がって来ているガスと競争してパチリ、かろうじて間に合いました
ウバタケニンジン越しのニノ森、その後ろに鞍瀬ノ頭、堂ヶ森そして西ノ冠岳
緑の頭が勢揃い、これぞ夏の色〜と、眺めている内にガスが西の山域を隠し出した
どんどんガスが広がって来て晴れそうに無いなぁ・・・山頂小屋の名物・おでんを食べてから下りようか
10時30分 縁起の良い?オタカラコウに見送られて弥山を後にする
オタカラ・・・そうだわ、サマージャンボを買ってたんだ
ひょっとして当ってたら、石鎚山買いたいけど・・・買えるんかなぁ「当らん、当らん」
シモツケソウやミヤマノダケの次は、私の番よとミヤマトウヒレンが出番待ち
登山道から笹斜面を見下ろせば、直ぐそれと判る黄色い群落
笹原が薄くなり踏み跡が目立ち出したけど、この急斜面は下りられない
道をつけるんなら、落石しないように横掛道にすれば良かったのにねぇ
今日の目的・キレンゲショウマをズーム、殆ど終わりかけている
写真を撮っていたら、大きな波板を背中いっぱいに背負ったお二人が登って来た
お聞きすれば、愛大避難小屋の修理だそうだ「ご苦労様です」
ミソガワソウのお花畑の中で、一際鮮やかなコオニユリ
何時の間にか辺り一面乳白色の世界、展望は利かないけど日差しが無いので涼しい
12時20分 土小屋着 車がかなり増えている、筒上山のキレンゲ組も多いのかな?
夏休み中とあって、たくさんの若者のグループや家族連れの方々とすれ違ったが
一番元気なのは子ども、弥山に荷物を置いたかと思ったら直ぐに引き返し
くたびれているお母さんのザックを持って駆け上がって行った
親孝行に免じて、天狗さんも顔を出せばいいんだけど・・・どうだったのかな?