昨夜はかなり雪が降ったようだ 朝起きたら、珍しく庭一面の雪景色 高速道路も殆ど通行止め
銀世界の中、大雪を積んだ車がすれ違う まるで雪国かと見紛いそうな光景だ
見上げれば、真っ白な赤星山が朝日に輝いて綺麗!
いくらアプローチが楽だといっても、登山口まで行けるかしらん?
高速道路を潜ると轍が無くなり真っ白の道 所々で停まって雪景色を撮りながら進む
雪の下は完全に凍結、結構坂道だしノーマルタイヤや2駆だとしんどいかな?
登山口で積雪15cmくらい ほぼ同時刻に到着した仙ちゃん 「こりゃー携帯は無理じゃなぁ」
そうなんです、今日は、仙ちゃんが先週落とした携帯の捜索山行なのですが まぁ、運良くという事もあるし・・・
8時10分 ふかふか雪を踏みしめて、大地川に架かる木橋を渡る
何度か渡渉を繰り返し、30分余りかかって機滝
水量が多いので凍るのは無理かなとは思いながらも、氷瀑になっていたら素敵だろうな〜と少し期待
やっぱり、端っこの方が少し凍っているだけで豪快に流れ落ちている
渓谷に下りてもそんなに寒くない 暫く、機滝の雪景色を楽しみました
続いての、もみじ滝、布引滝も豪快な流れ
ゴロゴロ石に雪が乗った渓谷沿いの道を滑らないように気をつけながら登って行く
たますだれの滝は、びっしり氷柱が下がり重たそう
木橋が飛んでいる箇所は石伝いに渡渉、流れに落ちたら冷たいよ〜
まあ、昔は木橋も架かって無くて殆ど石を飛び越えて渡渉していたんだから、そりゃーたまにはドボンもするわ
対岸を上がれば営林署小屋跡があり、其処からは暫く緩やかな道
雪が無くても滑り落ちそうな道なのに・・・しっかりチェーンを掴んで歩く
植林帯に入り千丈滝分岐を過ぎ、2kmの標識付近
この辺りで携帯を落とした可能性が高いと言う事で、ストックや足で雪を蹴散らしながら「お〜い携帯さん」
そうそう簡単には見つからないよねぇ この雪で見つけるなんて、宝くじに当たるより難しいわ
自然林になると急に雪が増えて来た 雪化粧された木々が美しい
梯子を前にアイゼンを付け、切れ落ちた所は山側にアイゼンを効かし慎重に一歩一歩
先行した仙ちゃんは心配そうに見ているのに
決定的瞬間でも撮ろうと思っているのか、グランパは後ろからカメラを構えている
第一関門、無事通過
見上げれば、抜けるような青空〜♪
凍った上に新雪が深く積りアイゼンが効き難い 「折角持ってきたのにスノーシュー履けば」
「そうじゃな」と、スノーシューに履きかえた仙ちゃんはスーイスイ
スイスイと進んでいたら、あらら絶壁 少し手前で左上している登山道が雪で完全に消えている
掘り返せば階段状になった丸木が出てきたが、盛り上がった氷の上に新雪が乗り上がれそうにない
こうなりゃ何処でも道よと、グランパが急斜面を蹴り込み強引に上がって行く 「上に道があるぞ〜」 ホッ
仙ちゃんは此処で、スノーシューからアイゼンにチェンジ 第二関門も何とか突破
背後に燧灘が見え出しやっと500m標識、何と1km標識から500m進むのに1時間余りもかかっている
さぁ、後ひと登りでシャクナゲの尾根よ ラッセル ラッセル〜♪
ストックで雪を叩き落としながら進んで行くも、ザックに引っかかった木々から容赦なくドサッと雪が降りかかる
木々が垂れ下がった樹林帯は道が分かり難く、雪だるま状態になりながら道探し 寒くなかったのが救いでした
霧氷の道を左に振れば、やっと頂上〜♪
此処は風も無く暖かいが、見下ろせば四国中央市のシンボル・煙突の煙が風に靡いている
何処からともなくヘリコプターが轟音をたたて近付き、真上を飛んで別子山の方に去って行った
「オ〜イ、乗せて〜」と言う声が届く筈も無いけれど、乗せて帰って欲しい気分でした
豊受山方面への縦走路も、霧氷に包まれた深い雪道
1時30分 赤星山頂上(1453m) 登山口から5時間20分、しんどかった〜
青い空に輝く雪景色、峨蔵山系から赤石山系、輝く燧灘の展望に疲れも忘れる あれ、忘れると言えば
道探しに夢中になっていつの間にか携帯のことを忘れとったねぇ 先週食事した辺りを掘り返してみたけれど・・・
暫くして二人の男性が到着、車が滑って動かなくなり手前に停めて登山口まで歩かれたそうだ
下りるのが躊躇われるほどの素晴らしい展望、でも時間も時間だからあまりのんびりも出来ない
歩き難い上に距離も標高差もあるので、下山にも結構時間がかかる
ヘッドランプも懐中電灯も持ってはいるけれど、沢沿いの道は危険
明るいうちに下りなければ という事で、2時に下山開始 4時45分 無事、登山口に帰り着きました
カタクリが咲くまで携帯探しはお預けとなりましたが、お蔭で申し分のない雪遊びが出来ました
それにしても、頂上に着くまで展望の無い赤星山はどの季節に登ってもしんどい山です
仙ちゃん、2週続けてお疲れさんでした
歩いた道 ホーム