お盆も過ぎ、そろそろ秋風が恋しくなる頃 「土佐は未だ真夏ぜよ」と熱く燃える祭りがある
土佐市で行われる「大綱まつり」は、紙(不織布)で作られた長さ約80m、重さ約1トンの大綱を町を挙げて引き合うそうだ
鳴子が鳴り止んだと思ったら、今度は汗飛沫舞う綱引き 高知の夏は休む間もなく祭り火が熱く燃え続きます
ということで、今日は久し振りに寒風山に登り、仁淀川沿いを下り、熱気むんむんの土佐市に向かいます
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寒風山(1763m)は、標高こそ東の笹ガ峰や西の瓶ガ森に一歩譲るがその持つ個性はひけをとらない
頂上からの大展望はもとより 芽吹き、高山植物、紅葉、霧氷、雪等、オールシーズン一級の魅力を持っている
それに何と言っても登山口までのアクセスの良さと、往復4時間程度の手頃さが寒風山人気
登山口の駐車場には既に5,6台停まっている 休日に誰にも会わないということはまず無い
寒風山は、それほど多くの登山者に親しまれているメジャーな山なんです
年配の方3組を追い越し、笹斜面をトラバースして登山口から1時間40分 頂上で〜す
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珍しく、二人占めの大展望 東にはどっしり構えた笹ガ峰、その向こうに四国山脈の脊梁が続く
今夏、多くの登山者の目を楽しませてくれたシコクフウロやタカネオトギリが、そろそろ花期を終えようとしている
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季節は着実に秋に向かっている
絶壁の狭いテラスに陣取るタカネマツムシソウやシモツケソウ、高嶺の名に相応しい高貴な薄紫色が風に揺れる
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岩場にはテバコマンテマが数輪咲き残っている 西を見れば白いスカートを履いたギザギザ頭の伊予富士が聳える
秋は無いか?と探してみたら ありました 尾花というには未だ早いけれど、天に向かって広げた穂先が愛らしい
上層の雲は秋の兆し 「君の出番は未だ早い」と、中層の雲が広がって来た
一級の魅力を持つ山と紹介したが、今日はちょっとインパクトの弱い山行 まぁこの時期はこんなものかな?
桑瀬峠でのんびりし、昼前、駐車場に帰って来た
下山後は国道194号線(愛称 予土寒風ロード)を寄り道しながら南下
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河原に大岩が転がる仁淀川の支流沿いを走り、本流に出会うと視界が広がってくる
ゆく夏を惜しみ、家族づれや菅笠を被った太公望が日本一の清流(日本一と謂われる清流は他にもあるようです)を楽しんでいる
水辺にカンドリ船、腰まで水に浸かった釣り人、奥には沈下橋 心癒される日本の原風景です
仁淀川橋下の河原には、水遊びを楽しんでいる沢山の人や車が見える 我が家の愛車も水辺まで下りてみる
軽量ながらもさすが四駆、スタックしている大型のSUVを遠目に広い河原で運動会
「道の駅 木の香」、「633美の里」、「土佐和紙工芸村」で喉とお腹を満たし、最後は「かんぽの宿 伊野」でまったり
さぁそろそろ大綱まつりの会場へ向かおうか それにしても暑い! まだ完全に夏です
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大綱まつりは、勿論最後に行われる「子供大綱引き」と「南北大綱引き」がメインだけど
よさこい鳴子おどり、投げ餅、大綱太鼓演奏、大型観光バス引き等々、プログラムが目白押し
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合間に屋台でお腹を満たす、祭り屋台は何を食べても美味しい 土佐市音頭、チーム対抗戦綱引き、とプログラムが進み
さぁ大綱が道路中央に運び込まれ、 大人も子供も南北に分れて大綱を3回引き合います
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皆さん本気モード、お互い一歩も譲りません 諸肌脱いで気合が入ってます
リレーと綱引きは運動会の華 何歳になっても血が騒ぐ・・・と、其処へ突然「バシャー」
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オーバーヒートを冷ますため(いや力水かな)、バケツやホースから容赦なく水が飛んできます
ここのところ天気が不安定、雨が降ったらどうなるのかな?と思っていたが・・・・ 杞憂でした
大綱を引けば(誰でもOK)縁起が良いとのことなので1回引かせてもらいました たぶん邪魔になったでしょう
2勝1敗で今年は北の勝ち 勝負が終わってもしばらくは熱気むんむん、噂通り豪快な祭りでした
9時前会場を後にし、10時自宅に帰って来た
ところで 土佐市への道中「道の駅633美の里」で派手なポスターが目に入った
8月25日、いの町上八川津賀谷で開催される「棚田の火まつり」 早速カレンダーに◎
それから9月2日は四万十市「大文字の送り火」 土佐の熱い夜はまだまだ続きます
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