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そんなにせわしい目せんでも、お山か祭りか、どちらかにすれば良いものをと思わないでもないけれど
今年はお盆過ぎから不安定な天気が続き、おまけに、二人仲良く夏風邪でダウン
咳が長引き、一ヶ月余お山の空気が吸えませんでした
体調も回復し、久し振りの登山日和とくれば、やっぱり山は外せませ〜ん
紅葉が見頃の頃は多くの車に会うが、今日は静かな瓶ヶ森林道を走る 「山荘しらさ」前はもう秋本番
ひんやりした空気が漂う 土小屋は、未だ車は少ない 7時20分、準備して歩き始める
瓶ヶ森の上にはいわし雲(巻積雲) 心なしか鮎の鱗のように見える とは言ったものの鮎に鱗あったっけ?
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樹間に御塔谷を見下ろせば、天柱石の尖塔がそそり立つ
石鎚の頂稜部は緑色の彩度が少し下がってきている様だけど・・・まだ冷え込みが足りないんだろうな
因みに、紅葉が始まるのは最低気温が8℃以下、5℃を切ると一気に進むそうだ
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矢筈岩周辺や南尖峰、天狗岳直下も、こんな感じです
「ウェザーニュース 今年の紅葉、昨年より色づき鮮やかで見頃時期は例年並みの予想」とか
期待しましょう
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ルンゼの道沿いにはシコウフウロが咲き残り、アキノキリンソウが黄色い花をいっぱい付けている
9時、弥山着 フィーリングですが、天狗岳炎上は例年通り、あと1、2週間くらい先の様な気がします
弥山広場は登山者も疎らだけど 見頃を迎える頃には紅葉の輝きにひけをとらないほどにウエァの華が咲く
毎度の景色なのに、何故か此処に立ちたくなる 天狗岳を眺めているだけでパワーが漲って来るから不思議だ
天を突くその姿は崇高でどこまでも神々しく、不思議な魅力を持っている山です
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リンドウが厳しい岩尾根にしっかりと根を張り、初秋の日差しを目いっぱい受けている
未だ殺風景な天狗稜線で、一人頑張って彩りを添えている姿は感動的です
余談ですが
頼朝がリンドウの花を持っていた政子と初めて出会った時、「その花は何という」と問いかけたら
秋の野の 尾花にまじり 咲く花の 色にや恋ひむ あふよしをなみ (古今和歌集:詠み人知らず)
の歌を詠み「思い草と申します」と答えたそうだ (大河ドラマのイメージとは大違いだけど・・・)
それに因んで、源頼朝の紋は笹竜胆、ゆかりの鎌倉市の花はリンドウだとか
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弥山を振り返る 今年は天狗炎上ほどに染まるのかな? まぁ、あまりプレッシャーはかけんときましょう
気分を損ねられても困ります 稜線上のカエデ、ツツジ サクラの葉っぱは傷んでなく綺麗です
天狗岳(1982m) 西日本で天に一番近い山の天辺に立つ爽快感が堪りません
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弥山から南尖峰への2000m近い「天空の稜線」歩きは、石鎚登山の醍醐味です
弥山まで引返し、西稜でのんびり 辺りはブルーの絨毯を敷いたようなリンドウの群生(ちょっと大袈裟です)
まぁ、ひょっとしてとは思っていたけど、やっぱりまだ9月、こんなもんよねぇ でも今年の紅葉はなんとなくいい予感
巻道を下り始めると、大阪や浜松から来られたという団体さんや多くの家族連れとすれ違う
「あれーっ! きぬさん」 やまさんは、9月30日に開催される「石鎚山ヒルクライムレース」の練習とのこと
なんでも 距離22.1km 高低差900mを自転車で一気に駆け上がるロードレースだそうだ 信じられません
二ノ鎖元の鳥居まで下りて来ると、「あれーっ! ゆ〜ちゃん、ダーリンさん」
ダーリンさんのザックは魔法のザック、今日はどんなメニューかな? 弥山でもう少しゆっくりしていればよかったわ
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今日は、鮮やかな色付きの紅葉を期待させる5時間弱の石鎚山でした
土小屋に着くと、「あれーっ!やまちゃん ヒルクライムレース頑張って下さいね〜」
きぬさんを迎えに行くと言うやまちゃんを見送って土小屋を後にし、よさこい峠から石鎚公園線を下る
長沢ダムを過ぎた所で通行制限に引っかかり30分程待ち アララ
前に停まっていた大分ナンバーの車は1時間近く待ったとか、こんな遠い所まで来てオオイタでしたねぇ
土佐和紙工芸村で食事と薬湯風呂でまったりして、16時30分に仁淀川波川公園の祭り会場着
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イベントは14時から20時30分まで すでに会場は甘い香りが漂い、ステージはバンド演奏で盛り上がっている
仁淀川漁協の皆さんお世話になります 日本一の清流に育まれた日本一の鮎、どれどれ早速と思ったら
ガ〜ン・・・鮎(炭火塩焼き)と地酒」セット(2000円)の予約チケット持ってる方が優先との事で
「済みません チケットの方に一通り渡し終えるまで、ちょっと待って下さい」と
いえいえ此方こそ済みません、頂けるのが何時になるやら? まぁ、その辺ぶらぶらしてみよう
屋台からかかる威勢の良い声の誘惑に負け満腹、結局香ばしく焼き上げられた仁淀川の鮎は幻となりました
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広い河原一面に準備されている蝋燭が入った竹筒が、点灯を待っている
18時のセレモニーが終わって点灯 辺りが暗くなるにつれ、徐々に明るさを増し幽玄の世界が広がります
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和太鼓「一番風」の力強い演奏が、河原に響きます 太鼓の音と酒に酔ってか、会場から威勢のいい掛け声がかかる
太鼓のバチが仕舞われると皆さん川面に注目、いよいよ伝統の火振り漁の始まりです
松明を絶妙に振りながら川舟が下って行き、川下に仕掛けられた網に鮎を追い込んでゆきます
仁淀川の流れとともにに静かに時が流れ、物音一つしない漆黒の川面を照らす松明の炎が幻想的です
獲れた鮎(火振り鮎)を販売する予定だったけど、水量が多く網が仕掛けられないので今日はデモとのことでした
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祭りも佳境に入り、大トリは国の重要無形文化財に指定されている「土佐神楽」の一つである本川神楽
篝火が焚かれた舞台で舞う夜神楽を楽しみにしていたのに
それまでぽつぽつ降っていた雨が本降りになり、第一演目のみで幕となりました
最後は慌ただしく終わったものの、炎と灯りに照らされた数々のイベント、感動でした
でも「土佐豊穣祭り」の主役は、やっぱりこれ! 清酒「仁淀川」をしっかり抱えて帰りました
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