あずき色から黄金色、そして銀色と変わりながら輝くススキ
ススキが風に揺れ出すと厳しい残暑も一段落、朝夕は涼しくなり凌ぎ易くなって来る
今日は大川嶺と四国カルストの初秋を味わい、久礼八幡宮の秋祭りを楽しんで来よう
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美川峰辺りからどっしりした大川嶺の山塊を見る 右から二つ目が本峰(1525m) 一番左が笠取山(1562m)
北東にはどっしり構える四国の屋根、石鎚山系
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ススキたなびく長閑な風景に佇んでいると、秋を詠みたくなるが
此処は、蕪村さんに登場願おう
山は暮れて 野は黄昏の 薄かな
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大川嶺直下まで車道が延びているので頂上までは一歩き、暫し爽やかな高原歩きを楽しみます
頂上からは大展望 四国中部の山が全て視界に入ります
そういえば舟木一夫「高原のお嬢さん」って曲があったなぁ〜 歳が判りますが・・・
高原に風はわたり 白樺は揺れていた 夏がゆけば 恋も終わると あの人はいつも言ってた リーフ〜♪ リーフ〜♪笹原に埋もれながら口ずさんでいたら
後から「腰まで笹に埋まるんか? わしやぁ 膝までやで」なんて声が聞こえて来た
もぉ〜 折角、高校生の気分に浸っていたのにぃ〜
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、
高原に秋の到来を告げるヤマラッキョウとリンドウ
野のラッキョウの花はそんなに気に留めないが、山で咲けば立派な高山植物 球根は食べられるそうです
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伊豆ヶ谷のブナ原生林を抜けて国道440線へ、予土を結ぶ難所の地芳峠越えの道は今では快適なハイウェイ
2010年11月13日に全線開通した地芳道路 四国カルスト直下を地芳トンネル(2984m)が横断する
檮原側まで往復してみたが、対向車は2台だけ
高度を上げて行くと、其処は牧歌的な風景が広がる四国カルスト大野ガ原
すすきのひかり さえぎるものなし (種田山頭火)
柵沿いにほんの少し歩けば、大野ガ原三角点(1402.8m)
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日に輝くアケボノソウ
牧舎の上には牛の背のように大きくなだらかな大野ガ原が横たわる
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もみの木で、チーズケーキ&コーヒーを頂きながら休憩
大野ガ原と言えば、高原大根 勿論忘れずに 直売所で買いました
人懐っこい牛さんが、カメラ目線でにじり寄って来る 美味しい牛乳をお願いしますよ
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姫鶴平より五段高原(1455.6m)を眺めながら、のんびり散策
五段高原を過ぎた所から振り返れば、逆光に輝くススキが美しい
4時を回ると、風が少し冷んやりして来出した
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天狗ノ森(1484.9m)が近付いて来た
須崎に出て、国道56号線を西へ 黒潮本陣でまったりして時間を潰しながら、夜を待つ
先ずは、八幡宮へお参りして大松明を見に行く
久礼八幡宮大祭(通称 おみこくさん) 戦国時代から続く祭りで土佐三大祭の一つ
今年の当家は大坂地区 大坂谷川沿いの道を遡り街中を練り歩きながら八幡宮を目指すそうだ
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今日の主役、高さ6m、重さ約1トンの大松明が準備されている
触れ太鼓が賑々しい中、時間通り0時に点火 さぁ、いよいよ待ちに待った祭りの始まりです
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大松明に続いて、10本あまりの小松明にも次々点火
小松明を担いだ方が振り返る度、炎が円を描く
みんな慣れているのか平気で近くに居るが、見ているとちょっと危なっかしそう
1時、触れ太鼓を先頭に、神主、供え物を持った先達が出発 それに大松明、小松明が続く
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それにしても、バランスを取るのが難しい大松明はなかなか思うようには進まない
あらら、そんなところで立ち止まったら桜の木が熱そうですよ〜
時折水をかけ火の粉をふりまきながら、八幡宮へ向かう
この後一行は久礼の街中を通り、喧嘩太鼓、神穀(みこく)八幡宮入殿、熾き拾いと盛り上がってゆくそうだ
最後まで祭りに参加したいけれど、八幡宮宮入は4時の予定
大迫力の練り歩きに眼はパッチリでも、夜更かしは身体に堪えます
祭り半ばの2時過ぎ帰路に着き、朝刊が配達される3時半に帰宅しました
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