2014年01月12日  ”鞍掛山”

可愛い干支の山に跨り、うどん県を闊歩する


ログはイメージ図です
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号



駐車地点(10:20)〜(10:40)鞍掛山〜(11:05)車道〜(11:20)駐車地点 (1時間)


新年早々、干支の山を検索していたら、何故か「鞍馬天狗」がヒットした

大佛次郎の時代小説「鞍馬天狗」、アラカンこと嵐寛寿郎主演の映画が懐かしい

そうそう、角兵衛獅子の杉作は美空ひばりだったなぁ

東千代之介や市川雷蔵の颯爽とした「鞍馬天狗」も恰好良かったわ

今日は、「天狗見参・鞍掛山」と、地図をコピーして出かける



右前方に鞍掛山を見ながら県道17号を走り、ため池の側に駐車し出発

墓地の間を抜け、鞍掛地神社の参道に入り緩やかに上って行くと直ぐに鳥居に着く



展望が開けて来たと思ったら祠が見えた  墓地で会った方に教えて貰った「りゅうごんさん」かな?

北に見えるスタイルの良いおにぎり山は、十瓶山(216m)

 讃岐七富士には数えられてないけど、麓周辺で須恵器や瓦など平安時代の窯跡がたくさん発見されたそうだ

昔、黄金を入れた瓶を埋めたという話も伝わっているから、ひょっとしたら、まだお宝が残っているかも?

「未だ、お宝に拘っとるんか〜」



北のピーク・水分皇大神の碑

遠くから 鞍掛山を眺めると、丁度馬の背中に見える鞍部まで下ってゆく



鞍部から西の方角を眺めれば、堤山(つつまやま 201m)

讃岐七富士の一つ、羽床富士と呼ばれるだけあって端正な姿だ

以前、桜の時期に登った事があるが、20分弱で頂上だった

途中、「大久保大権〇」の石碑 埋まった部分には「現」って刻まれているのだろう



鞍掛山山頂(187.7m) 木々が邪魔してあまり展望は無い

山頂から南は、結構な急斜面 設置されたトラロープを頼りに転がる様に下りてゆく



竹藪が行く手を阻む ロープに導かれて、障害物競走よろしく突き進む(ちょっと大袈裟です)



萱場を抜け鞍掛山を振り返りながら、さて、左右どちらへ進めば帰り道は近いかな?

お山に向かって右に(東)行くと家があり、舗装路に出る



工事中のため池の堰堤を歩き、県道17号へ出てから5分弱で「山火事注意」の標識

馬の背中に乗っかり、タテガミを掴んで急下降 グルッと回って駐車地点に帰って来た


今年は、甲午(きのえ うま)

古来より、その馬力で人々の生活を支えて来た馬は、神聖で縁起の良いものとして神事に奉納されて来た

それがたくさんの願いを託す絵馬となり、今も残っている

各地に馬のつく地名や山名などが有るのも、人と馬が共存してきた証だろう 

全国にある「鞍掛山」だけでも、数えてみれば10指に余る

  岩手県滝沢市    (標高897m)
  茨城県日立市  ( 標高247.6m)
           栃木県宇都宮市と日光市の境  (標高492.4m)
                神奈川県箱根町と静岡県函南町の境 ( 標高1004.3m)
  山梨県北杜市)  (標高2037m)
   石川県小松市   (標高477.7m)
  愛知県設楽町  (標高882.6m)
           山口県岩国市岩国市玖珂町   (標高240.1m)
       山口県美祢市美東町 (標高348.2m)
      香川県綾歌郡綾川町   (標高188m)


他にも、馬のつく山は、白馬岳、陣馬山、白馬山(はくばせん)、馬糞ヶ岳

駒がつく山は、甲斐駒、木曽駒など各地の駒ヶ岳、栗駒山、生駒山と上げていたらきりがない

そうそう四国の駒と言えば、安芸市と物部村の境に聳えるブナの山・駒背山(1311m)  

大ブナさんは元気かなぁ

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