2014年02月09日  ”大麻山”

新雪たっぷり、讃岐平野を見下ろす神の山



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)一部手書きしています
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号



駐車場(10:05)〜((10:50)旭社〜((10:55)本宮〜(11:25)奥社〜(12:40)林道
(13:05)大麻山(13:20)〜(13:55)龍王社〜(14:35)本宮〜(14:55)駐車場(4時間50分)


低気圧が、急速に発達しながら日本列島南岸を通り過ぎ、太平洋側に大雪をもたらした

珍しく庭にも雪が積もり、高速道路はのきなみ通行止め 

高い山は登山口までのアプローチと雪量が不安なので、無難に讃岐平野の雪景色を楽しもう

平野部で高くて展望の良い山といえば・・・・象頭山(ぞうずさん)・大麻山でしょう

高松道、豊中ICで下り(豊中〜善通寺間が通行止め)混雑するR11を走りこんぴらさんを目指す



コトデン琴平駅横にある、高さ27mの日本一の高燈籠

雪が凍ってコチコチの大宮橋を滑らないように気を付けて渡り

軒先に雪が積まれた土産物街を抜けると、奥社まで1368段の長〜い石段の始まり



大門手前で振り返れば、薄っすら雪化粧した城山と猫山

こんぴらさんの「神馬」厩舎前は、何時になく賑わっている

G1優勝馬を父に持つサラブレッド、トウカイ・スタント号(右)と、道産子の月琴号

午年の今年は、大ブレイクしそうです


 
琴平山中腹(標高251m)に建つ荘厳な社殿が金刀比羅宮の本宮

一面銀世界の 讃岐平野を眺めるなんて、初めてかな?



本宮から凍った参道をゆくと、
桧皮茸、朱塗流造の色鮮やかな白峰神社

崇徳天皇とその母待賢門院が祀られている



1368段の石段を登りきれば、金刀比羅本教教祖が祀られている
奥社、巖魂神社

奥社から讃岐平野を見下ろせば、まるで箱庭のような雪景色〜♪



奥社鳥居の手前から、雪道に入ると少し登山の雰囲気になって来た   

龍王社直登(1.3km)の道を左に分け、トラバース道(工兵道)を大麻山林道へと向かう

奥社と林道の距離は2.6kmです(要所に道標あり)




左に岩壁が迫ってくると屏風巖葵滝

滝は僅かに水が流れ落ち、ツララが下がっているが何時見ても水が少ない

葵滝から5分程で、工兵道中央地点(奥社から1.1km)

龍王社0.4km大麻山山頂1.1km、 展望広場0.8km・古墳群へ1.2km、 林道1.5kmの標識が立つ

此処から古墳の側を通り大麻神社へ下りた事があるとグランパは言うので

覚えてないなぁと思いながら右斜面を見ていたら、直ぐ下をイノシシ一家が駆け抜けて行った

「早よ行こ」 此処から林道までのトラバース道は初めての道



奥社から林道まで1時間半余り、思いの外時間がかかった

林道に出ると、つい先ほど走った様な轍 スタッドレスの溝が綺麗に残っている



車道はゲートが設けられ人も入れない 左山側に付けられた登山道を登ってゆく

ゲートから15分ほどかかって、やっと山頂の東屋が見えて来た



 山頂から善通寺方面を見れば高速道路が動いている 良かった、通行止めが解除されたようだ

貸切の大展望を楽しみながら東屋で食事

 大麻山三角点(616.3m)は雪の下だけど、桜の枝先は薄っすら赤味を帯びて春が近い

象頭山とも呼ばれるテーブルマウンテンの北のピークが大麻山、南のピークが琴平山(524m)



チェリーラインを下っていると、あちらこちらにイノシシの足跡が走っている

雪が嬉しくて、運動会でもしたんかな?

牛屋口へ下りて龍馬さんに会う積りだったのに、龍王社分岐で既に2時前 さて、どうしよう?

ほんの少しの藪とはいっても、こんな雪を被った日にわざわざ藪漕ぎせんでも・・・

それに3時には車まで帰りたいしなどと、いろいろ理由を付けて結局パスでした



象頭山の頂稜縦走は次の機会ということで、龍王社にお参りしてから奥社に帰ります

急斜面をゆっくり高度を下げ、工兵道まで下りて来た 

今日は思ったより日差しがあり、真っ白だった平野も地肌が見え始めている



本宮手前から自然林に入り、小鳥のさえずりを聞きながら車道を下ってゆく

神域として豊かな自然林が残る
象頭山は、瀬戸内海国立公園、国の名勝、天然記念物に指定されている

春の日差しを浴びて、すっかり雪が解けた大宮橋を渡り駐車場に帰って来た


今日は多少の予定変更は有ったけど、初めての道も歩けたし

里の山とは思えない程の雪量と、讃岐平野の雪景色をたっぷり楽しめました

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