2014年03月22日  ”赤星山”

妖精は目覚めたばかり でも、思わぬ神様に会えました


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号


中尾集会所(8:00)〜(8:10)登山口〜(8:35)鉄塔〜(10:00)トラバース分岐〜(10:15)赤星山頂(10:30)
(10:45)トラバース分岐〜(11:20)鉄塔〜(11:50)林道〜昼食・花散策〜(13:30)中尾集会所 (5時間30分)


春の妖精たちがそろそろ目を覚ましているかなぁ〜と、裏山へ様子見に出かけます

赤星山の魅力は、何といっても登山口までが近い事 

青空を見上げながら、今日は寒峰が賑やかだろうな等と思っているうちに

早や、中尾集落に着きました



中尾集会所に車を停め出発 道路の角に「赤星山約2時間」と書かれた小さな標識がある

最終民家目指してコンクリート道を歩く 畑や畦にはニョキニョキ伸びた土筆がいっぱい

 最終民家の敷地奥が登山口 側の三椏が満開し、引き水の流れには緑々した山葵の葉 春満載〜♪

登山道に入り中尾集落を見下ろす 奥の峰々は白く輝いている



所々に四国電力の道標があるので心強い ・・・・といいつつ間違っちゃいました

伐採地に出て、右に折れる所を直進してしまいUターン(右写真は引返して逆方向から)

切り株の根元にある道標を見落としていました

直ぐ気付いたから良かったけど、あのまま進んでいたら林道まで下りていたかもしれません

(もっとも、途中で道が無くなっているような気もします)



21番鉄塔(三島西線)を潜る 辺りでルリビタキが忙しそうに飛び回っている

分岐を直登し、帰りは左(上の登山口)から下りて来る予定



足の運びがちょっと慎重になるところもあります

左から上の登山口(鉄塔登山口)からの道が合わさる

右写真は振り返って撮っています ピンクテープの左から上って来た



朝日に背中を押して貰い、雰囲気の良い自然林を進む 薄い道に新雪が乗っているので、ちょっと分かり難い

春の日差しを浴びて嬉しそうなブナ 赤星山はブナのイメージは無かったが、失礼しました



雪が大分深くなったけど、下はよく締まっているので踏み抜きは無い

やがて、はっきりした尾根に乗る 凍ったシャクナゲが行く手を遮る



トラバース道を左に分け、霧氷の海を泳ぎながら頂上を目指す

雪塗れの上に寒風が吹きつけ、寒い!

ひっそりと佇む赤星大権現を過ぎ、林床に笹が出てくると頂上は近い



アララ、登り始めの青空は何処へ行ったんだろう

何時の間にか雲が広がって、峨蔵山系や赤石山系の稜線を隠している

厳つい二ツ岳の姿を楽しみに登って来たのに、残念!

北側からの登山道も雪が深く、厚い霧氷で覆われている

雲が流れているので、1時間もすれば青空になりそうですが・・・

カタクリでも咲いていれば時間の経つのも早いけど、当然ながらカタクリのカの字もありません

「寒いけん、下りようや」 自慢じゃありませんが、こんな決断は早いです

 

頂上からダイレクトに下りる積りだったが、霧氷の海を見たら気が萎えます

トラバース道分岐点まで引返し、峨蔵越方面を目指していたら、山側に神々しい姿のブナ!

これぞ東北地方では、「山の神」が宿ると敬われる三頭木(さんとうぼく)

十和田の「森の神」と呼ばれている大ブナほどでは無いが、十分気高く美しい

思わぬ場所で、思わぬ神様に会っちゃいました いいことありそう〜



神のブナに出会ったルンルン気分も束の間、またもやアララです

難所の崩壊沢をなんとかクリアーして、尚も霧氷のトンネルを抜けてゆく  

見た目は綺麗ですが、枝を引っ掛けるたびに霧氷が落ちてきて冷たいです



物部線 鉄塔145番で小休止 春の日差しが暖かい

気温も上がり始め、碍子や電線に付いていた雪(氷)が風に飛ばされ落ちてくる

直撃されたら痛そうな雪の塊ですので、コーヒータイムものんびり出来ません

鉄塔から10分弱で峠に出て左折する 直進すれば峨蔵越方面 右の道が気になります
 


青空に輝く霧氷を見上げながら広い道を下り、梯子を慎重に伝い林道に下り立つ

登山口側の滝は、春の雪を集め勢いよく落ちている

林道脇で食事休憩 この時期定番の、筍ご飯のおにぎりです



早春の花の様子を見て、上の登山口(鉄塔登山口)へ

 檜の植林帯に入った途端、急にくしゃみと鼻水が出だして止まらない

 空気が何処か黄緑色を帯びている様に感じるのは気のせい?

程なく朝歩いた道と合流し、日差しが明るい中尾集落へ下り立った


 赤星山の春はまだ浅く、人の気配を感じない静けさでしたが

 後ひと月もすれば、頂上台地や稜線から桃色の笑みがこぼれ賑やかになるのでしょう

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