2014年05月17日  ”赤石縦走”

四国屈指の岩稜を歩いて、 ピンクに燃えるアケボノの聖地へ



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582

(瀬場から八間滝までと、直登コースのログは、おかしいです 何故かな?)


瀬場登山口(5:30)〜(9:20)東赤石山〜(10:10)八巻山〜(12:15)前赤石山〜(13:20)物住頭
(14:05)
西赤石山〜(17:00)日浦登山口                   (11時間30分)


四国のアケボノツツジ狂想曲も佳境に入りました

今日は仙ちゃんとグランパが、東の岩稜歩きを楽しみながら、本命西赤石山を尋ねます



下山地点の日浦に一台デポして瀬場から登山開始 他県NOが一台停まっている

対岸の八間滝の滝音を聞きながら新緑の中を進む 一本橋にはヤマシャクヤクやイチリンソウが咲いている

一本橋を渡り、分岐を右(直登ルート)へ進むと、間もなく右に滝が現れる 渡渉して、植林帯を黙々と登る

次の渡渉点からは橄欖岩のゴロ石の道になり歩き難いが、芽吹いたばかりの自然林が明るく爽やかです

南を見れば、スマートな東光森山や重量感のある大座礼山が、目線の高さになってきた



赤石越手前で、群生というほどでは無いがアケボノが輝いている

満開のアケボノ並木を抜けると東赤石山山頂



山頂すぐ東にある三角点に足を延ばす 稜線北にはまだ蕾の木が多い

三角点で栃木からのご夫婦が休まれている 飛行機とレンタカーで200名山巡りをしているそうだ

三角点から引返し、銅山越までピークを拾いながら稜線を辿る

岩稜に足の置場がないほど可憐な花が咲くのはもう少し先、今日のお目当てはアケボノやイシヅチザクラです



八巻山に向かっていると、単独のトレランの若者に会う

日浦を7時に出て、筏津〜赤石山荘〜八巻山と回ってきたそうだ てっ!まだ10時前やで

八巻山で休んでいると早や東赤石山をピストンして来て、 これから日浦に帰ると言って見えなくなった

もっと景色を楽しめばと思わないこともないですが・・・・人それぞれです

オカメに挨拶し岩稜を西に進む 1682mピーク手前で八巻山を振り返る



岩稜歩きも終盤、間もなく石室越ですが、向こうにもう一つ鋭いピークが見えてきた 孤高の岩山・前赤石です

石室越に出ると土の感触が懐かしい 前赤石山は南面トラバースも出来ますが、ここを登らにゃ赤石縦走は物足りない



トラバース道から分かれ前赤石山に取り付く 以前より、赤ペンキマークや設置ロープが増えているようだ

足下には開花間近のユキワリソウ 岩稜をゆく仙ちゃんの後方でアケボノが輝いている

 

前赤石頂上(1677m)からの眺めも久し振り やっぱりいいなぁ 小さなアケボノが労ってくれている

かれこれ50年前に登ってから、赤石の岩稜では此処がお気に入りのグランパ

それに感化されてか、グランマも岩を攀じ登り西のピークに立つのが面白くて仕方がない

(右側に道が付けられており、岩の間を攀じ登らなくても西ピークには行けるそうです)



西ピークから岩の間を慎重に下り縦走路に出合うと、もう岩場は無い

雲原越から物住頭への登り返し途中、前赤石山を振り返る

それにしても今日は西からの縦走者に会わないなぁ この辺りで会っても良いのだけど



物住頭の北東面のブナが、岩稜縦走の疲れを癒してくれる ブナがあれば山の魅力◎

物住頭から西に続く優しい稜線の先に尖がり頭の西赤石山 ここからは雰囲気ががらっと変わります 

南面は芽吹いたばかりのカラマツと、アケボノピンクのコントラストがふんとに綺麗です



前赤石山、駒鳥山を振り返る 点在するアケボノは西赤石山ほどの派手さは無いが岩に彩りを添えている

少し登り返して今日最後のピーク西赤石山 2時も過ぎると登山者は少ない

霞む石鎚山系や直下の新居浜市街の展望を楽しみ、のんびり下り始める



アケボノ展望所の兜岩に十人程見える 向こうからこちらを見るのが定番ですが今日は下りません

ミツバツツジの大群落 ここはまだ蕾だけど、咲いたら見事だろうなぁ



これからの主役のツガザクラが、バトンタッチの態勢を整え始めている

銅山越で小休止し、最終組と一緒に日浦に向かう ダイヤモンド水で喉を潤し無事下山

今日はよう歩いた 久し振りのボリュームある山行に満足感が湧いてくる

赤石縦走は体力のバロメーターです 心地よい疲れに一安心 仙ちゃんお世話になりました


歩いた道  ホーム