土小屋駐車場
(7:05)〜(8:05)東稜分岐
〜(9:50)南尖峰〜墓場尾根
〜(10:55)天狗岳
(11:15)弥山
(11:45)〜(12:35)東稜分岐
〜(13:35)土小屋 (6時間30分)
今年はツツジやシャクナゲの当たり年らしい 何処も見事な咲きっぷりのようだ
アケボノ本命西赤石山は見逃したが、フィナーレを飾るといえばやっぱりここでしょう!
雪もたくさん残っているみたいだし、白いキャンバスに輝く満開のアケボノピンクなんて素敵〜♪
と、夢のような光景を思い描いて出かけます
遅くまで雪が残る鶴ノ子の巻道だけど、登山道を隠すほどたくさんの残雪は珍しい
この様子だと、東稜から見下ろすルンゼはさぞやと、アケボノと残雪のコラボに期待が膨らみます
東稜分岐手前で、思いがけず山友の
じいじさんにバッタリ 3年前の赤星山でお会いして以来です
じいじさんも東稜に登られるそうなので、ご一緒させて頂く
東稜に取り付いて10分、鮮やかなアケボノツツジが歓迎してくれます
蕾をびっしりと付けたシャクナゲ〜 気温が高いので開花はカウントダウン態勢です
ルンゼを覗き込むと残雪はあるが、キャンバスと言うにはちょっと物足りない
瓶林沿いのようなもう少し長い雪渓(と呼んでもいいかな?)をイメージしてたんだけど、思い通りにはいきません
矢筈岩に彩を添えるアケボノにエールを貰い笹滝を登り切れば、お目当てのシャクナゲが待つ東稜中間点のテラス
瓶ヶ森を従え最高のロケ―ションに陣取るシャクナゲを楽しみながら大休止です
こぼれるほどの花芽がまさに開花寸前 この濃い紅色が何とも言えません
あっ、勿論、開花した淡いピンクも美しい
シャクナゲを楽しんだら、いよいよ東稜後半戦 尾根が細くなりスリルたっぷりの急傾斜をゆく
南尾根に合流すると目の前に岩の要塞がたちはだかる ここからカニさんになってあの天辺に立つ
ほんの数輪ですが、殺風景な岩に彩りを添えるイワカガミ〜♪
カニのヨコバイ(鋸尾根)を振り返る 左後ろに筒上山 今日は白いツツジで賑わっているだろう
痛む左足をかばいながら、何とか南尖峰直下まで辿り着き、ヤレヤレ
この絶壁を攀じ登れば、雄大な西の展望が開けます
いつもの様にタテバイにかきついたものの、足裏が攣ってしまい跳ね飛ばされました
もたもたしていたら、後続の方がやって来たので先に行って貰います
垂らして貰ったロープを繰って何とかクリアーでしたが、こんな事は初めて、やっぱり歳かなぁ
じいじさんとグランパが墓場尾根に行っている間、大展望を楽しみながらのんびり休憩です
鮮やかなアケボノの向こうの面河道には、申し訳程度の雪が光っている
垂直に近い岩場の縁を末端まで下り、更に岩場の右縁を少し登り返す
大砲岩上を乗越し墓場尾根に入ると、そこは桃源郷(墓場が桃源郷というのも変ですが)
先端の石柱から振り返る墓場尾根 アケボノは見頃を少し過ぎたくらいかな?
でも、こんなに土も水も乏しい岩だらけの細尾根で、可愛い花を咲かせるアケボノの強さに感動です
左には、幕岩に仕切られた北沢が流れ落ちている
萌え出した緑の中に、ピンクのパッチワークが美しい鋸尾根
大展望を楽しんでいたら、直下で人の声が・・・ひょっこり現れたのが
何と、
やまちゃん、きぬちゃん、
のんびり山歩さんでした
たちまち、狭い岩場が賑やかになります
「お久し振りです。やまちゃん、槍ヶ岳では地震恐かったでしょう」
「岩黒山から2週間振りですねぇ。今日もお会い出来そうな気がしてました」
のんびり山歩さん、気を付けて下さいね〜 見ている方がハラハラしますよ
墓場尾根に向かうやまちゃん、きぬちゃんたちを見送って
イシヅチザクラが満開の南尖峰を後にし、天狗岳に向かいます
天狗岳から南尖峰を振り返る 二ノ森をバックにアケボノとイシヅチザクラの競演
四月中旬に生まれたアケボノ前線は、ついに四国のてっぺんに到達です
狂想曲フィナーレを告げる天狗岳のアケボノはドウダンツツジにバトンを渡し、やがて夏の花の出番となります
早春から晩秋を繋ぐ花のリレーは、登山者を飽きさせません
弥山から天狗岳を振り返る 縁台に座ってのんびり食事し、混み合い始めた弥山を後にする
三角点も寄ってみようと思っていたが、もう少し先でしょう
残雪の下は空洞です グランパが乗ったら、ドスンと落ちないかしらん
岩壁に映えるアケボノを見上げ、芽吹いたばかりのブナを楽しみながら土小屋に帰って来た
じいじさん 今日はお世話になりました またどこかでお会いできたら嬉しいなぁ〜
歩いた道 ホーム