2014年05月31日  ”手箱山・筒上山”

何が出るかお楽しみ〜♪ 天空の玉手箱稜線を歩く



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号
 (手箱越〜手箱山〜筒上山は手書きです)


土小屋(8:20)〜(9:00)丸滝小屋〜(10:10)手箱越〜(11:10)手箱山(12:00)
(13:15)筒上山(13:40)〜(14:55)〜丸滝小屋〜(15:30)土小屋 (7時間10分)


アケボノ前線が石鎚上空で消滅したと思ったら、今度は南の方で梅雨前線が本土上陸を伺い始めた

登山者にとっては歓迎したくはないが、列島の夏場を凌ぐ水を補給してくれる給水車だと思って迎えよう

今年はシャクナゲ、ツツジ類を十分楽しんだが(特にグランパが) あと一つ気になる山がある

雲早・高丸に勝るとも劣らない、5月の総決算ともいうべき、そう、筒上・手箱の稜線です

まるで玉手箱のように次々現れる花々を堪能しながら、浦島太郎の気分で天空の稜線を歩いてみた



登山口で、昨年7月東赤石でお会いした俊足のHさんにバッタリ

深みを増し始めたブナ林を行く 朝日が差し込み若葉が黄緑色に輝いている

丸滝小屋に着くとすぐ、県境尾根コースから現れたのは、なんとやまちゃん、きぬちゃん

「一週間ぶりですねぇ」 まるで約束していたかのようなタイミングでした

Hさんたちも到着され、皆で一緒に歩く ヒカゲツツジの並木道から厳つい丸滝を見る



緑の中で控えめにアピールしているシャクナゲ、綺麗〜♪

鉄橋を渡り最低鞍部に下りてゆく 最低鞍部辺りからお楽しみのシロヤシオが現れ出した

直ぐ右手に北尾根直登コースが分かれる 帰りはこちらを下りて来る

ここからはブナ林の中をゆっくり高度を上げてゆく



目の前に満開のシロヤシオ この辺りは右も左もシロヤシオだらけです



このコース唯一の急な登り でも15分程しか続きません

斜めになってギシギシ軋む階段を過ぎ、大岩の間を抜けると城壁と見紛うばかりの石垣が現れ、圧倒される



小休止し、白い鳥居を潜り、まずは手箱山に向かう

瓶ヶ森や笹ヶ峰の展望場に咲くシャクナゲ  手前の木はオオヤマレンゲ 

花芽が付いていたかどうか?ですが、 後一月もすれば分かるでしょう

登山道を見下ろす シロヤシオの古木



ベートーベンさん お久し振り 今日は、初夏花五重奏曲を聞かせて頂きます

緑深まる中、まだ沢山の花弁を残したアケボノも待っていてくれました



シャクナゲ、シロヤシオ、ミツバツツジのプロムナードに歓喜の声が響く

左に石鎚山系、右に土佐の山々を眺めながら爽やかな稜線を歩く 一際端正な姿の雨ヶ森が近い

 

グランパは時々いなくなる 尾根を少し駆け上がり、天空の稜線を振り返ったそうだ

手箱山南面をズーム、 稜線も斜面も花だらけです

 

上ばかり見ていたらいけません ちょっとボケちゃいましたが、登山道で咲くホソバノアマナ

窪地でヤマシャクも可憐に咲いています 本当に贅沢な稜線です

 

手箱山頂を通過して東の大岩まで、快適な笹原散歩

大岩の所で手を振ってる方が・・・「アレー! ストーンリバーさん」

土小屋で車を見かけたので、今日は三角点のシャクナゲかな〜って思ってたけど、お会い出来て嬉しい〜!

「つるぎの乙女さん、お久し振りです」 乙女さんの元気の秘訣、教えて欲しいです

北を見れば瓶ヶ森、最高のロケーションで咲き誇るシロヤシオ 当に、ここは白い楽園♪

シロヤシオはブナ林が本籍地だと思っていたけど、笹原もいいですね〜



葉が赤っぽいシロヤシオ、あんまり見つめられて恥ずかしいのかしら?

懐かしい氷室への道が気になるが今日は此処まで、大岩のゲートを抜け振り返る



大岩のテラスで大展望を楽しみ、引き返すと、手箱山頂(1806.4m)は大賑わい

一服したいグランパは、居場所が無くてウロウロ 今日は「世界禁煙デー」、一日だけでも禁煙してみたら

可愛い花を付けた コヨウラクツツジも、山頂の盛況ぶりにびっくりしただろう



それぞれに食事を済ませ「やまちゃん隊」結成 手箱越に向け引き返す

今日は大分県日田市で、今年初めて35.1度の猛暑日を記録したそうだ

日差しは強くなって来たが、アップダウンの少ない1800m稜線に風が吹き抜け、足取りは軽い

「ピーピーピー」 やまちゃんの無線が、つーちゃん、仙ちゃんと繋がった

 「仙ちゃん、つーちゃん、こちらグランマ グッド、アフターヌーン!」

聞き慣れた声が小さな無線機から流れる 何だかとっても楽しそうです

手箱越で小休止し、玉葱頭の筒上山を目指す



単調な石段道を上がり、鳥居を潜れば 鎖場  オクサリは、長さ傾斜とも石鎚ほどではない

左側は切れ落ちているけれど、木があるので恐怖感はない 鎖かロープを手繰り慎重に登れば問題無し

鎖場が終わると笹原に飛び出し、西の展望が開ける

笹の斜面で、出番が待ち遠しいと小さな蕾を付けたコメツツジがうずうずしている

ツツジのフィナーレを飾るコメツツジも今年は大爆発の予感〜♪



トラバースを進み南西尾根方向を眺めると、大岩をピンクに染めたシャクナゲが手招いている

「呼ばれたら、行かん訳にはいかん」と、笹原を下り大岩を目指す

一方グランパは、参拝順路→に従い、天満宮、木花開耶姫、猿田彦等々の祠を巡り、大山祇神社を祀る南のピークへ

北のピークに行く前に、お気に入りのシャクナゲポイントに寄り道



お気に入りポイントから、筒上山南西尾根のテラスで花に囲まれる乙女たちをズーム

シャクナゲ、ヒカゲツツジ、シロヤシオを楽しみ、笹の急斜面を登り返して北のピークに全員集合です

5年前、やまちゃん、きぬちゃんに初めてお会いしたのが筒上山北のピーク

筒上山は出会いの場所 今日は新しいお仲間も加わって、記念撮影で〜す



山頂から北尾根を下る  アケボノはほぼ終わっているが、シャクナゲやヒカゲツツジはまだ十分楽しめる

緑を帯び始めた お花畑のエンレイソウが可愛い



トラバース道合流点が近付くとそこは白い森  遠くから石鎚も見惚れている

大ブナに寄り添うシロヤシオ シロヤシオはブナの森が居心地が良いらしい



満足感に浸りながらブナ林を歩いて、登山口に帰って来た

ここでお疲れ様となるところですが、今日は違います 東屋で反省会名目のミニオフ会 

次々出てくるスイーツに、ストーンリバーさんやつるぎの乙女さんのパワーの源見つけたり

どうやら明日も何処かに出かける雰囲気です

今日は、梅雨入り前の登山日和、皆さんに出会え、花に埋もれながら楽しく歩けました

ありがとうございます

次はどこでばったりかな〜? 赤石辺りの予感がするけど・・・さてどうでしょう 

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