今日は、あの信長の居城があった金華山(328.8m)に登ります
一度利用してみたかった「青春18きっぷ」で、日帰り登山です
出来るだけ遠くて、かつ駅から近い山をあれこれ考え、金華山+長良川の鮎となりました
播州赤穂までは車、7時16分発の新快速に乗り、米原乗換、岐阜に11時22分着
気分は学生ですが、満員電車に揺られての「青春の旅」は、そこそこ堪えます
因みに、「青春18きっぷ」はJR以前、国鉄時代に発売が開始されてから今年で32年
午前0時〜24時の間、普通列車、快速、新快速列車に自由に乗り降りできる
学校が長期の休みに入る春・夏・冬の3シーズンしか利用出来ないが、5回分で11.500円と超格安です
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JR岐阜駅前 真っ青な空に向かって43Fと37Fのツインタワーが金華山と背比べ
岐阜駅の「信長ゆめ階段」を下りると、種子島を提げ黄金に輝く信長公が早速迎えてくれた
列車疲れで駅からウォークはパス 登山口近くの岐阜大仏までタクシーで移動する
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正法寺の岐阜大仏 像高13.63m 奈良、鎌倉の大仏と並び日本3大仏の一つ
金華山には10コースの登山道があるそうだが、七曲登山道〜頂上〜めい想の小径(水手道)を歩く
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七曲登山道は距離1900m、昔は岐阜城の大手道 信長さんや藤吉郎さんも歩いた道です
ここはかっては稲葉山城と呼ばれ、マムシと恐れられた斎藤道三の居城があった山
エッ、マムシ!想像するだけでも寒気がします
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急に人が増えて来たと思ったら 岐阜公園と山頂を僅か3分で結ぶ金華山ロープウェー駅舎
駅舎前にはリス村もあり、家族連れで賑わっている
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冠木門を潜り、ワクワクしながら天守閣を目指す
暫く進むと、天狗岩の断崖絶壁に祠が祀られている
永禄10年(1567)8月14日、蜂須賀小六など僅かな手勢で稲葉山城に攻め入った藤吉郎が
槍先に付けた瓢箪を振り回しながら勝鬨を挙げた所で、馬印・千成びょうたん発祥の地との説明板が有る
更に進むと、岩盤を四角にくり抜いた井戸跡 さすがに籠城の備えも万全だ
コンクリート造りの天守閣前で時を刻む「お城時計」
岐阜城内には、江戸時代前期に制作された大型櫓時計が展示されている
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永禄10年(1567年)、信長は難攻不落といわれた稲葉山城を攻め道三の孫・龍興を滅ぼした後
清州城から稲葉山城に移り、「天下布武」の旗印のもと天下統一を目指した
その時、井ノ口と称していた町を岐阜に、稲葉山を金華山と改める
天守からは360度の大展望〜♪と、言いたいが今日は遠望がきかない
天気が好ければ、伊吹山、白山、恵那山、御嶽山、それにアルプスまで見えるそうだけど・・・
見えたら見えたで、此処まで来てアルプスに登らんと帰るのも複雑な思いかな
長良川を見下ろし、天下取り寸前で無念の死を遂げた信長公に想いを馳せる
きっと、暗闇に浮かぶ篝火を眺めながら世界への夢をはばたかせていたに違いない
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天守閣からは、「めい想の小径」と名付けられた、かつての登城路・水手道を下ります
岐阜公園までは2300km、下山口に、気を付けて(急坂、岩場)の看板があったけど
めい想にふけっていると転げ落ちそうないきなりの急坂です
ガリレオの他に、魯迅、親鸞、パスカル、シラーらの名言が掲げられている
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道中数少ない展望場 剥き出しの岩は濡れていると滑りそうです
少し歩き足りない2時間の登山を終え、岐阜公園入口から金華山を振り返る
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長良橋袂で出番を待つ鵜飼観光船 今夜も妙技が繰り広げられるのだろう
1300年の歴史があると言われる長良川の鵜飼
「おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな」と芭蕉も一句残している
帳が落ちた川面を照らす篝火や鵜匠の手綱さばきも見てみたいが
今日は、長良橋袂に建つ「鵜匠の像」で我慢しとこう
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長良川プロムナードから見る金華山と岐阜城
天守では俄か城主さんが天下取りの夢を描いているかもしれない
切り立った岩山に聳える小さな城が、日本の国盗り、戦国ロマンを物語っている
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信長の画期的な経済政策・楽市楽座で潤った岐阜の城下 柳ケ瀬商店街がその繁栄を受け継いでいる
「ブルース」を口ずさみながら、のんびり柳ブラ 時間が経つのが早い
偉大なるエンターテイナー信長さんに見送られ、日付が変わる前に自宅に帰って来た
それにしても今年は異常な夏でした 8月当市の降水量は平年の468%、日照時間は36%
天気予報を見ては溜息ばかり これが「フツーの夏」ということにならなければよいのだけど・・・・
夏山消化不良のまま、2014年の夏は終わってしまった
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