駐車場(8:00)〜雄山〜瓶ヶ森(女山) 往復約2時間
先日、キャベツ苗を数株植えると、どこからともなくモンシロチョウが飛んで来た
ひらひら渡り飛ぶ姿は可愛いが、葉っぱに卵を産み付け、野菜生産者にとっては厄介者らしい
今頃卵を産んで成虫になれるのかと心配していたら、秋の蝶はさなぎの状態で越冬するんだそうです
そういえば、木々が、葉を落し、鱗片におおわれた冬芽で春を待つ姿に似ている
キャベツの収穫も待ち遠しいが、モンシロチョウが孵化してさなぎになるまでゆっくり観察してみよう
(こんなことで、まともなキャベツが出来るかどうか?ですが・・・まぁ、いいでしょう)
赤や黄色のもみじ葉が、蝶の様にひらひら風に舞う光景はもう少し先だけど
四国の屋根はそろそろ紅葉の見頃を迎えているようだ
この時期紅葉と言えば石鎚ですが、久し振りにもみじ谷のオオイタヤメイゲツを見てみたいと家を出た
ですが・・・・・国道から見える山系にかかる雲が厚く重い
「ガスの中を歩くものつまらんねぇ」
急遽、夫婦登山の特権を生かし、雲上散歩に変更 瓶林からのお手軽瓶ヶ森と、柔軟な対応です
瓶ヶ森東面は紅葉真っ盛り 登山口の駐車場は濃い霧に包まれ、何台停まっているかも分からない
準備していると霧の中から突如現れた下山者が、「凄い雲海ですよ〜、早う行かにゃ!」
朝露を払いながら登ると、シンボル白骨樹手前で海面に出た
白い海に浮かぶ石鎚島と筒上島を見ながら快適な雲上散歩
航空母艦の様な石鎚は登山者が溢れ、今日はお祭りだろう ズームしたら歓声が聞こえて来そうです
北から雲海が押し寄せては稜線を流れ落ち、滝飛沫となって消えてゆく
静かな雄山 ちょっと寒いですが、風が止むと日差しが気持ち良く、のんびりしたい所です
が・・・・・・
帰りに此処で見てしまったんです 久し振りの重量級! まさか蔵王権現様の化身じゃないよねぇ
早く冬眠しなさいよ (グランパが)写真を撮ったけど、気持ち悪くてよう見ません
雄山から女山(瓶ヶ森頂上)を見る 真下に瓶林が走る
ドウダンツツジ、イシヅチザクラ カエデ、コメツツジなどもみじの海を泳ぎ女山に向かう
色付いた木々のなかに、まだ緑緑した鞍部のブナ 標高の割に黄葉は遅いです
男山を振り返る なだらかな笹原の西面と対照的なアルペン雰囲気を持つ東面
先程まで見えていたすぐ東の西黒森山が雲海に呑み込まれてしまった もみじ谷が想像できます
誰も居ない瓶ヶ森頂上(1896.5m) 海面がもう少し低ければいいんですが贅沢は言えません
氷見二千石原は海の中なので 稜線を引き返す
男山を過ぎた辺りから、ぼつぼつ登山者に会う
蔵王権現の話をしたら、「そりゃぁ 宝くじ買っとかにゃ!」だって
もみじや雲海ばかり見ていてはいけません 足下にはリンドウが秋の日差しに微笑んでいる
駐車場に帰ってくると、霧の中でマイクロバス二台の団体さんが準備運動中
少々歩き足りなかったが 僅か2時間でこんなに素晴らしい景色を楽しめるなんて
ほんと四国の山は素晴らしい!
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