2014年11月16日 ”土佐の投入堂・聖神社”

岩と紅葉に包まれた土佐のパワースポットを尋ねる



A(聖神社駐車場)  B(投入堂・聖神社)  C(対岸の展望所)  D(大タヲ山展望所)



今春 高知の山友から「土佐の投入堂・聖神社」の情報を頂いた

深山幽谷に佇むその姿は、国宝に指定されている「三徳山投入堂」を彷彿させるそうです

一度は参拝したいと思っていた所、先月、日本三大投入堂の一つ鳥取県若桜町の「不動院岩屋堂」を訪ね、

巨大な洞窟にはめ込まれた舞台造りの窟堂に圧倒され、益々その思いが強くなってきた

渓谷の紅葉が見頃を迎えているだろうし、近辺の散策もしてみようと、土佐の投入堂を尋ねました



越知町で国道33号と分かれ、県道18号を大桐川に沿って遡る

「下谷」バス停がある三叉路(左写真の右上辺り)で県道と分かれ、左折

バス停のポール足下に「聖神社 小日浦」、「神社入口約7km」と書かれた手製の小さな標識がある

下谷から10分ほどで三叉路、ここも左折 「神社入口約3.5km」などの標識がある



下谷から約30分で聖神社駐車場 「聖神社入口60m 大タオ山入口1km」の標識がある

橋手前左側が「聖神社対岸入口」 周回して此処に下りて来る予定です

橋を渡ると聖神社入り口 「神社450m 20分」 ここから山道に入る

 

7分で鳥居 神社は正面の坂を行く 左は対岸展望所への道

渓谷に架かる吊り橋が見えてきた 巨岩が転がる渓谷を見ながら左岸を行く

 

左に洞窟渓谷の入口 後から寄ります

登るにつれ、道は段々険しくなるが、要所要所にロープ、鎖、梯子が設置されている

 

絶壁を見上げれば、洞窟内に鎮座する聖神社  まさしく投入堂!

洞窟から対岸を眺める どの辺りが展望所なんだろう それらしきところは見えないが・・・

越知町には、修験道霊場の横倉山があるけれど、此処もそんな雰囲気が漂う

 

社殿の鍵を開け、中に入ってお参りする

ガランとした堂内には、不動明王の石像が祀られた祭壇が設けられ、天井の梁には鰐口が吊るされている

後から分かったが、大タヲ山展望所でお会いした「聖の里小日浦を守る会」の代表・岡村豊延さんが

平成元年に傷みが激しかった屋根や床板を張り替えられたそうだ

  狛犬ならぬ狛梟は、地元の方がチェ−ンソーで彫られたとか

此処からでは岩窟の全体がよく分からない 渓谷を散策して対岸の展望所へ向かう 

手摺の左側を覗き込めば、断崖絶壁  柵や鎖が無かったらとてもよう下りません

 

マンガン鉱採掘跡の坑道が洞窟渓谷の入口 

短い距離の坑道だけど、中は真っ暗 入口に置いて頂いてる懐中電灯をお借りする

 

坑道を抜け、吊り橋を渡って対岸に

谷の上流には、多くの坑道や精錬所跡、事務所跡などがあると、説明板に書かれていたが

昭和15年〜25年、神戸製鋼が「小日浦鉱山」として採掘していた頃は大いに賑わっていたそうだ

紅葉の中に見え隠れする聖神社を見上げる

 

引返し、鳥居まで下る

鳥居側に置かれている「金たらい」を叩き、丸太橋を渡って対岸展望所へ向かう



少々の登り返しを頑張り、枝沢に架けられた橋を渡り、急斜面の細道をゆく

途中5人のグループの方とすれ違う (後で、岡村さんの弟さんたちだと分かる)

鳥居から20分で展望所 恐々5,6歩前に出て、正面を見ると



谷を挟んだ絶壁の岩窟に投入堂がすっぽり収まっている

三徳山や不動院岩屋堂ほどの重厚さはないシンプルなお堂ですが、迫力は満点!

 此処までパワーが届きそう  手を合わせて、不動明王様に色々お願いしました

落葉の積もった急坂を慎重に下り、青い建物の下を通って車道に出た

1時間20分ほどの周回でした



続いて、春にはアケボノツツジでピンク色に染まるという大タヲ山へ

1kmほど走り、分岐を左へ 舗装はされているが道は少々狭い 

聖神社駐車場から20分ほどで、大タヲ山展望台(785m)

南に大展望が広がり、ご夫妻が景色を楽しみながらお昼をされている

いろいろお話を伺っていたら、「聖の里小日浦を守る会」代表の岡村さんでした

昔、小日浦には3000人ほど住み小学校もあったが、今は7人しか住んでいないそうだ

昨日はもみじ祭りで餅投げもあり賑わったとか、お土産にお餅をたくさん頂きました

「ありがとうございます」

折角だからと「日本の滝百選・大樽の滝」を散策して、帰路に着いた


東の方からそよ風が吹き始めてきたと思ったら、この時期にまさかと思う程の大嵐となった

「念のため解散」とか、「大義無き解散」とか言われているが、投げやりな政治は御免こうむりたい

任期を半分も残して、「いまなら勝てる」と解散されたら国民や他の議員さんはたまりません

 投げるのは、お堂だけにして!!


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