2014年12月07日  ”西赤石山”

今季初、青空を飾るホワイトイルミネーション〜♪



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号


日浦駐車場(7:55)〜(9:45)銅山越(9:55)〜(12:00)西赤石頂上(12:25)〜(13:40)銅山越(13:55)
(14:30)
ダイヤモンド水(14:40)〜(15:10)日浦駐車場                   (7時間15分)


師走に入ってから寒い日が続き、一昨日(12月5日)は大寒波

記録的大雪により、国道192号境目トンネル付近で130台が立往生

また、雪による倒木などで道路が切断された徳島県西部の集落では、4日も孤立状態が続いている

そんな中、当初予定していた祖谷の山を楽しむと言うのも憚られ、近場の西赤石山に出かけた



別子山支所を過ぎた辺りから路面に雪が現れる

 (大永山トンネル付近の状態は分かりませんが、帰路、筏津でチェーン装着の車を見かけました)

日浦駐車場に着くと、空はどんよりとして粉雪が舞っている

今季初の雪山 出来れば、晴れて欲しいなぁ

未だ身体が寒さに慣れていないので、何時もより一枚多目に着込んで

階段に積もった真新しいフカフカの雪を踏んで歩き出す

ダイヤモンド水手前で登山道が崩壊し、付け替えられた高巻きの道を歩くと東屋の裏に出た

冬場にしてはホースから勢いよく水が出て、しぶき氷が寒そうだ



分岐を右、「寛政谷木方経由銅山越50分」の道へ

てんこ盛りの雪に足跡を付けながらが階段を下り、谷を渡る

別子銅山発祥の記念すべき坑道・別子本舗歓喜坑に寄り道

隣の歓東坑とともに、開坑当時に近い姿に復元されている



牛車道分岐を過ぎ、何度か折り返し峠を目指す 重い雪をたっぷり乗せた枝が垂れている

銅山越(1294m) 峰地蔵も雪を被って寒そうです



膝くらいまでの深さの所もあったけど、全体的には楽勝です

数年前、道を塞ぐ木々やたっぷり積もった新雪に阻まれ東山まで行きかねて引き返した事を思い出す

一歩一歩、初雪の感触を楽しんでいるうちに東山に到着

あれっ! 「東山(1392m)」の標識が立っている 何時の間に置かれたんだろう

(そういえば、少し手前に「天満山」って標識も有りました)

未だ雲が多いけれど、空が明るくなって来た お天気の回復が早いかもしれない



春にはピンクの回廊になるミツバツツジの群落  今季初の雪を被って、重たそうにうなだれている

時々頭に雪を被りながら進んで行くが、風が無くなったので寒さは感じません

1482mpを過ぎると、偽ピークが見えてきた  ワァー、青空〜



偽ピークを過ぎ、アケボノツツジ展望場から、頂上手前の岩場を見る

西には、衛星峰を従えた石鎚山系東の雄・笹ヶ峰



輝く霧氷越しに見る故郷新居浜市街 この山を見ながら育ちました

初夏にはピンク色に染まるアケボノツツジの木々を、純白の霧氷が豪快に包んでいる



慎重に岩場を回り込み霧氷のトンネルを抜けたら、頂上はもう目の前

今日は、天気や雪の状態によっては東山くらいまでかなと思っていたが、青空が背中を押してくれました



振り返れば、白頭巾になった大岩の向こうに真っ白な笹ヶ峰

笹ヶ峰の西隣の寒風山、伊予富士は賑やかでしょうが、こちらは贅沢にも二人占め



少し雪庇が出来かけているけど、問題無し 盛り上がった雪に深い穴を残しながら進む

周りのアケボノツツジも今日はホワイトイルミネーションです



振り返り見る、西赤石ルミナリエ〜 溶け落ちるのが勿体ない

ブナなどの木々に劣らず、ツツジの霧氷も美しい 高木低木、樹種に関わらず素敵な花を咲かせている



雪に埋まったトラロープを掘り出し最後の岩場をクリアーすれば、頂上に着いたようなもの

先ずは、肩からの大展望に酔う  兜岩の向こうに、故郷の街がくっきり〜

冬場の西赤石山で、こんなにお天気が良いのは初めて 「ありがとう!」



兜岩へ下りる急坂を見て1分足らずで、西赤石山(1625.8m)

しんどかった〜  重たい新雪で歩き難かったとはいえ、4時間もかかっている



東に、岩の殿堂・前赤石山と、僅かに頭を出す赤石山系主峰・東赤石山

思う存分貸切の展望を楽しみ、温かいシチューとサンドウィッチでお腹を満たし至福の一時

もっとゆっくりしたいけど、3時には登山口に着きたいと下山開始

こんな日に誰も来ないなんて勿体無いねと話しながら下りていたら

偽ピーク手前で男の方3人のグループと、続いて、1482mp付近で、2人の若者とすれ違う

気温も上がり湿り気が増してきたのか、靴の甲に乗る雪が朝より重たく感じられる

湿った雪は歩き難い 何度か滑りそうになりながら、やっと銅山越

西山方面へ少し足を延ばし兜岩を従えた本峰を眺めれば、その凛と聳える姿が神々しい

ダイヤモンド水で暫し寛ぎ、3時過ぎ駐車場に下り立った


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