荘内半島の付け根にある妙見山と博智山 遠目に特徴は無いが見所は多い
それぞれのピークは踏んだことはあるけれど、今日は両山セットで周回してみます
登山口にある妙見宮の解説板
妙見宮駐車場に車を停め、妙見山を見ながら車道を行く
掃除をされている地元の方に挨拶をし、車道から分かれもみじ谷遊歩道に入る
紅葉色が残る遊歩道沿いに「瓜石」と「茄子石」
もみじ橋(?)を渡ると間もなく車道に出合い、右に少し下ると鳥居の前に出る
参道の石段も掃き清められて清々しい( 境内でも沢山の方が賑やかに大掃除中でした)
境内から南の展望 七宝連山の右奥に四国中央市の煙突群の煙が勢いよく東に流れている
岩屋の堂宇も開帳され、ご本尊・北辰妙見大菩薩様にお参り
此処に来て、開運の洞穴は外せません
前回は、足下も見えない真っ暗闇を手探り状態で歩いたけれど、今日はヘッドランプを持ってます
さぁ、「開運、開運」と中へ入って行くと、あれっ、蛍光灯が点いている
掃除をされていた方が点けて下さり、 お陰様で頭も打たずに難所?を無事通過出来ました
「ありがとうございます」
「この時期、あまり人も歩かんから道が傷んでいるし、イノシシもおるから気を付けて〜」
「危ないようでしたら引返して来ます イノシシは北辰一刀流で」と、ストックを構える
みなさんに見送って頂き、境内を後にし三十三観音巡りの山道に入る 10分足らずで小千貫の展望岩場
小千貫を過ぎ、観音巡りの道と分かれ直進 (右に下りると大師堂を経て妙見宮に戻る)
一登りで尾根に出る 分岐を左にとり、先ずは千貫松へ 右は妙見山山頂
百貫は有りそうな大きい「星ノ石」から下ってゆくと、これまた驚くほどデッカイ千貫岩!
千貫松とはこの岩に生えていた松の事だそうだ 今は小さな松?が生えている
岩の上に上れないかと一回りしたけど、無理みたい
「転がしてみなはれ!」 ウ〜ン、力いっぱい押してもビクともしません
分岐まで引返し真っ直ぐ進むと、妙見山(319.8m) 木が生い茂り展望は無い
山頂からいきなりの急坂を木々に助けられながら下る 所々テープもあるが、道はなんとなく判る
藪間に時折妙見山が垣間見える程度で、縦走路はほとんど展望無し
縦走路で唯一の被写体 竜のようにくねった松に追われ、転がる様に下りて行く
何度かアップダウンを繰り返し、鞍部から緩やかに登って行くと、明るい博智山(237m)
素敵なベンチに腰かけて、展望を楽しみながらランチタイムです
いろんな願い事が書かれた木札が絵馬の様に掛けられている
「宝くじに当たりますように」とか「景気回復日経平均2万円」とかいうのもあったけど
傑作は「夏休みがおわりませんように」でした 子どもらしく、ほのぼのとして可愛い
折角だから、何かお願いして帰ろう
開運の洞穴を潜った直ぐ後でバクチのお願いというのもどうかと思い、家族の健康運をお願いしました
ギャンブル好きの方には麻雀パイに見えるのでしょうね
八畳岩から須田の港や詫間の市街地を眺める 鳥になった気分です
岩の間を縫って下り、ポールが立つのろし台が勝運坂と地獄坂の分岐 そりゃー、やっぱり勝つほうでしょう
気になる地獄もちょっと覗いてみましたが、「恐怖のお立ち台岩」も有ります
(帰路、地獄坂から車道に下り立つ地点を確認 此方を下りていれば、15分くらい短縮出来たようです)
パチンコ石の近くにはチュ−リップ岩が、他に船(ボート)岩やスロットル岩もありました
博智山登山口 たくさんの杖と願い事を書く木札が置かれていました
さぁ、此処から長〜い車道歩きです
車にも人にも会わず木村上集落辺りまで歩いて来ると、年配の方に声をかけられた
「其処の尾根を歩いたんかね かなり歩き難かったろ 年に一遍しか刈らんから」
車道を逸れ山際の道を歩こうと思っていたけど、荒れているので池の側を通った方が早いらしい
お礼を言って別れ、水面にお山の姿(たぶん博智山)を写す池を眺めながら県道に出る
詫間越えが近付くと、仁尾からの風が勢いよく峠を吹き抜け寒い
県道から分かれ妙見宮への道に入ると、妙見山中腹に巨岩が見え出した
でも本音を言えば、健康運も大事だけどこの時期やっぱり金運かなぁ
もう一回周回して来ようかしらん
歩いた道 ホーム