荘内半島の先端近くにある紫雲出山の登山適期は、なんといっても花見の頃です
約1000本の桜で山全体がピンク色に染まり、それはそれは見事の一言に尽きます
それなら、この寒い時期に、まして強風の日に、なんでわざわざ?
実は、この春偶然出会った凛々しいあの方々に会いに来ました!
途中雨もぱらついていたけれど、荘内半島は青空が広がり気持ちが良い
箱峠に駐車し外に出ると、ゴーゴーと音をたてて風が吹き荒れている ウァー、寒い!
しっかり防風、防寒対策をして出発 紫雲出山頂まで、2kmです
さすが、「四国のみち」 よく整備されている でも、嫌になるくらい階段が続きます
生里、仁老浜の向こうに延びる半島の先端立つ真っ白な三崎燈台 青い海が素敵〜♪
前に歩いた時は、「竜宮城を探せ!」って言いながら、あの灯台まで行ったんよねぇ
山頂手前の広場から、昨夏訪れた高見島や粟島を眺める
山頂園地に立つ展望台で幸せの鐘を鳴らそう カラン、カラン
この真鍮の鐘は、長い間瀬戸内海を航行してきた船のものだそうだ
光る燧灘に浮かぶ伊吹島
紫雲出山の三角点(352m)は箱入り娘、蓋を開けてパチリです
四国中央市のシンボル・煙突は薄っすら見えてるものの、赤石山系、石鎚山系は厚い雲の中
日差しを浴びて、水仙も咲き始めています
さぁ、此処からが、今日の核心部分
遊歩道沿いにある竜王社の標示板から鬱蒼とした森へ入って行くと
50mくらい進んだ所に「石槌大権現 大正十三年」と刻まれた石仏ある
三鈷杵を右手に掲げる中尊の金剛蔵王権現 両脇尊の龍王吼蔵王権現、無畏宝吼蔵王権現
三体の蔵王権現像が揃った石仏を拝したのは、伽藍山以来かな?
お顔は怖いが、凛々しいお姿です
側に、金参拾五円 仁尾 藤田源治 ツム ハコ ナブト 木峯と、各集落の発起者の名前が刻まれた昭和二年の碑
藤田源治さんは現 藤田水産の創始者、明治45年「渡海屋」の屋号で起業したそうだ
昭和2年頃の1円は今なら大体1万円だから35万円 辺りに社跡らしき石積みも有るが、 何に寄進されたものかは分からない
蔵王権現の近くの岩陰に、竜王社が祀られている
龍王社は石鎚山総鎮守ですが、此処には浦島太郎が祀られているという
木々が刈り払われた急崖の下に、積集落が見える 積(ツム)からの道は、結構急坂みたい
西讃方面を眺めれば、尖がりを競うおにぎり頭が仲良く並ぶ
お腹も空いたから、ちょっと一休み 紫雲出山遺跡館喫茶コーナーから見下ろす箱浦
のんびり瀬戸の島々を眺めながらケーキセットを頂き、山頂を後にする
下山途中、コルから登り返したところに「新田の城あと」の標柱
前も気になりながら素通りしたので今日は寄り道してみようと進んで行くと、段々藪いてきた アララ
棘を掻き分け、適当に斜面を駆け上がったけど・・・城跡って何処よ!
下山後、浦島伝説の地・箱浦のパワースポット「常世亀」を尋ねる
今にも泳ぎ出しそうな亀が見つめる方向に竜宮城があるとか
亀さんの背に乗っかって行ってみたいけど、お土産が煙の出る玉手箱じゃねぇ
おばあちゃんになっちゃうじゃない (心配せんでもええとは、グランパの声)
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