2015年02月01日  ”雲辺寺山”

白い巨甕の甲羅を歩き、雲の上の霊場へ



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号


駐車地点(8:10)〜(8:20)ロープウェイ登山口〜(10:00)「四国のみち」合流〜(10:20)雲辺寺
(10:40
)雲辺寺山頂〜(11:30)五郷分岐〜(13:20)林道登山口〜(13:40)駐車地点(5時間30分)  


誕生日は、ワインで乾杯しようと思っていたのに、風邪気味で一日寝て過ごす羽目に

幸い、熱は直ぐ下がったけど、未だちょっと身体がしゃきっとしない

こんな時は山を歩いて汗をかくのが一番です

とは言っても、無理は禁物 今日は、近場で軽めの山に登ります



広域基幹林道五郷財田線・雲辺寺まであと600mの所で通行止め 道路脇に車を停め歩き始める

たいした損傷箇所の無い林道歩き10分で、雲辺寺ロープウエイ山麓駅 広い駐車場右横の作業道を進んで行く



間もなく雲辺寺4100mの標柱がある 駐車場の向こうにグランパが昨日歩いた七宝連山が明るい

でっかい支柱を潜る スキー客やお遍路さんを乗せたゴンドラが頭上を滑って行く

ロープウエイは、山頂駅までの標高差660mを7分で運んでくれます



あらっ! こんな所に三角点(566.1m)  展望の無い遍路道をひたすら、登る、登る、登る

白装束のお遍路さんが降りてきたら絵になるなぁと思いながら歩くが、誰にも会いません

1000m近い所にある 雲辺寺は、四国八十八ヶ所霊場隋一の難所かも?



四国のみち(雲辺寺山のへんろみち 雲辺寺〜逆瀬池7.6km)に合流

合流点から少しで車道に出る 右写真の左奥から歩いてきた ここから雲辺寺まで600m



五百羅漢に導かれて車道を進んで行けば、通夜堂  温かい柚子果汁を飲みながら衣服調整する

自販機がある有り難さをしみじみ思いながら、ホッと一息でした

山門を潜ろうとしたら通行禁止の立札が・・・石段の雪は溶け出しているけど、危ないのかな?

四国霊場第六十六番札所雲辺寺本堂、大師堂にお参りしてから山頂を目指す

ロープウェイが着いたのか、カラフルな人の波がスキー場へ向かっている



山頂に立つ毘沙門天様の横で寒風に晒されながら食事、最近定番になった「温ったか力うどん」です

食後、スキー場を覗いてみると、レストランで食事が出来るではありませんか

わざわざ山頂で寒い思いをしながら食べなくても、良かったのに

お断りして、賑わうスノーパーク雲辺寺をパチリ

雲が多い割には遠望が利き、法皇山系や赤石山系がはっきり見える



真っ新なサラサラ雪を踏み締め、 五郷に向け下りて行く 

ほんの少しの時間差で山友のてんきちさんと入れ違いだったことが、後から分かりました

もう少しのんびりしていたらお会い出来たんですねぇ、残念!

リフトを間近に見ながら、スキー場横を下る



上りコースと同様展望が無い単調な道をひたすら、下る、下る、下る

ヤマザクラの古木 往時は辺りを優しいピンク色に染めたのだろうが、残念ながら枯れているようだ

450.8mの三角点辺りでグランパが、右へ下りれば駐車地点が近いと偵察し行って

「道は確りしていないが、下りれん事もなさそうだ」 と言いながら引返してきた

「おニューを着ているのに大藪になったらどうするん、パス、パス」と、遍路道を下りて行く



あれー、こんなところで羊歯の海を泳ぐことになるなんて思ってもみなかった

西に展望が開けて来た 金見山や大谷山かな?



北には、観音寺市街や燧灘 沖から雲が流れてくる 立春も近いが、風はまだまだ冷たい

以前歩いた時に、山肌が露わになっていた崩落箇所は羊歯が茂り、緑の壁になっている

丁石や石仏を辿りながら、三十八丁まで下りて来た もう林道登山口は近い



丁石から2分で、林道に下り立ちました

林道を横切って真っ直ぐ進めば、五郷内野々の観音堂に着く

観音堂の庭には、遍路道の始まりを示す「雲辺寺へ四十六丁十五間」と刻まれた石碑が立つ

5年前、五郷小学校から粟井登山口へと周回したのが懐かしい

今日は、此処で遍路道と分かれて林道を歩きます

大亀の甲羅の様な稜線を眺め満足感に浸りながら、駐車地点に帰って来た

軽めの山を選んだ積りだったけど、案外時間がかかった

 でも、頭も身体もすっきり♪  やっぱり、山歩きは万能薬で〜す

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