2015年02月11日  ”鎌滝山”

凍てつく細尾根を喘いで、ダム湖を見下ろす修験の山へ


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号る)


登山口(9:35)〜(10:00)林道分かれ〜(10:15)分岐〜(10:40)窓ヶ岩(10:50)〜(11:15)頂上(11:45)
(12:15)尾根分岐〜(12:30)分岐〜(12:40)林道分かれ〜(12:55)登山口      (3時間20分)


「鎌滝山へ行ってみん」 鎌だの滝だの名前からして怖そうなお山ですが・・・

「3時間余りの軽い山じゃ、修験の山で山頂に権現さんが祀られとるぞ」 「ホンマ!、行く、行く!」

修験の言葉に弱い私 権現さんも鎮座しているのなら、尚更

登山口まで1時間ほど、山行時間3時間余なので、急ぐこともありません

BSで「マッサン」を見て、7時50分と遅い出発です



早明浦ダムの後ろに聳える鎌滝山 ダム堰堤を走り、左折してすぐ林道大淵線に入る 

路面の状態が心配だったが、雪や凍結も無く林道終点の登山口に着く

旋回場奥の隅に車を停め歩き始める 要所には「れいほくネイチャーハント」の白い道標が設置されています 

ビニールハウスの間を抜け、左に大きく振ると林道に出る



勾配のきつい林道を進む 10分で三叉路 ここは左に、 すぐ左手の尾根に踏み跡があるが無視し、林道を進む

三叉路から10分、道標に従い左の登山道に入ると、すぐ林道を横切る(右写真、ここからはもう林道に出合いません)



林道分かれから15分で分岐 道標には「右の道おすすめ、左は険しい」と書かれている

「険しい道は先に」ということで、左に行き右から帰って来ます

分岐から3分ほどで尾根に乗る 尾根はやや細いがそんなに険しくはない



鉄塔の足が残るピークから一旦下り、鞍部からの上りが今日の核心部です

急坂の上に、薄っすら積もった雪や土が凍っている! 両側は鋭く落ちているし

シュリンゲでも持っとけば引っ張り上げてもらうのに 誰よ?軽い山じゃ言うたの



セリ割を抜け窓ヶ岩から東の展望 中央に尖がり頭のきびす山 左に双耳峰の白髪山

シャクナゲが目立つ急峻な痩せ尾根を、木や岩角を掴みながら慎重に登ってゆく



右に頂上直下の崖(滝)が見えてきた 最後の急坂を頑張り、右に回り込むと鎌滝山頂上

鎌滝山は石鎚信仰の山 昔は信者たちが、白装束に法螺貝を響かせながら列をなして登ったそうです



その賑わいを見てきた蔵王権現様が静かに佇んでいる

南には「さめうら湖」を挟んで、工石山や笹ヶ峰など1100m前後の山々が連なっている

産直「本山さくら市」で買ったちらし寿司や惣菜をいただきながら展望を楽しむ



頂上すぐ東側で、鎖が枯葉や藪に埋もれながら垂直の岩壁に垂れ下がっている

覗くのも怖い様な絶壁、下りるのはまず無理でしょう

来た道を、一歩一歩慎重に引き返し、20分程で窓ヶ岩

「もう一度上る?」と、グランパが言うけど、足場がまだ凍っているのでパス、パス

まだまだ気が抜けない箇所が続く



鉄塔跡のピークから左の尾根を下り、間もなく90度右に折れ、中腹をトラバースする

植林の中をゆっくり高度を下げ、程なく分岐に戻って来た 尾根ルートと時間は変わらない

林道三叉路から林の中の登山道をジグザグ下り、ビニールハウスの間を抜けて登山口に帰って来た

ホッと一息 山行時間は短かったが、細尾根は緊張の連続 まさに修験の山でした

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