「鎌滝山へ行ってみん」 鎌だの滝だの名前からして怖そうなお山ですが・・・
「3時間余りの軽い山じゃ、修験の山で山頂に権現さんが祀られとるぞ」 「ホンマ!、行く、行く!」
修験の言葉に弱い私 権現さんも鎮座しているのなら、尚更
登山口まで1時間ほど、山行時間3時間余なので、急ぐこともありません
BSで「マッサン」を見て、7時50分と遅い出発です
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早明浦ダムの後ろに聳える鎌滝山 ダム堰堤を走り、左折してすぐ林道大淵線に入る
路面の状態が心配だったが、雪や凍結も無く林道終点の登山口に着く
旋回場奥の隅に車を停め歩き始める 要所には「れいほくネイチャーハント」の白い道標が設置されています
ビニールハウスの間を抜け、左に大きく振ると林道に出る
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勾配のきつい林道を進む 10分で三叉路 ここは左に、 すぐ左手の尾根に踏み跡があるが無視し、林道を進む
三叉路から10分、道標に従い左の登山道に入ると、すぐ林道を横切る(右写真、ここからはもう林道に出合いません)
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林道分かれから15分で分岐 道標には「右の道おすすめ、左は険しい」と書かれている
「険しい道は先に」ということで、左に行き右から帰って来ます
分岐から3分ほどで尾根に乗る 尾根はやや細いがそんなに険しくはない
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鉄塔の足が残るピークから一旦下り、鞍部からの上りが今日の核心部です
急坂の上に、薄っすら積もった雪や土が凍っている! 両側は鋭く落ちているし
シュリンゲでも持っとけば引っ張り上げてもらうのに 誰よ?軽い山じゃ言うたの
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セリ割を抜け窓ヶ岩から東の展望 中央に尖がり頭のきびす山 左に双耳峰の白髪山
シャクナゲが目立つ急峻な痩せ尾根を、木や岩角を掴みながら慎重に登ってゆく
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右に頂上直下の崖(滝)が見えてきた 最後の急坂を頑張り、右に回り込むと鎌滝山頂上
鎌滝山は石鎚信仰の山 昔は信者たちが、白装束に法螺貝を響かせながら列をなして登ったそうです
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その賑わいを見てきた蔵王権現様が静かに佇んでいる
南には「さめうら湖」を挟んで、工石山や笹ヶ峰など1100m前後の山々が連なっている
産直「本山さくら市」で買ったちらし寿司や惣菜をいただきながら展望を楽しむ
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頂上すぐ東側で、鎖が枯葉や藪に埋もれながら垂直の岩壁に垂れ下がっている
覗くのも怖い様な絶壁、下りるのはまず無理でしょう
来た道を、一歩一歩慎重に引き返し、20分程で窓ヶ岩
「もう一度上る?」と、グランパが言うけど、足場がまだ凍っているのでパス、パス
まだまだ気が抜けない箇所が続く
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鉄塔跡のピークから左の尾根を下り、間もなく90度右に折れ、中腹をトラバースする
植林の中をゆっくり高度を下げ、程なく分岐に戻って来た 尾根ルートと時間は変わらない
林道三叉路から林の中の登山道をジグザグ下り、ビニールハウスの間を抜けて登山口に帰って来た
ホッと一息 山行時間は短かったが、細尾根は緊張の連続 まさに修験の山でした
歩いた道 ホーム