岡山県奈義町と鳥取県智頭町との境に位置する那岐山(なぎせん or なぎのせん)
岡山県側の奈義町から「ウチワ、ウチワ」と言いながら登って空振りだったのは、5年前
今度こそ、登山道を彩る可愛いピンクのフリルのイワウチワに出会えるでしょう 楽しみ〜
東仙コース林道入口に立つ看板
今日は西仙コース(尾根コース)から登って、東仙コースを下りて来ます
駐車場には3台 もう少し賑わっていると思っていたが・・・
内1台のご夫婦が、今日はイワウチワだけ見に来たと言いながら先に出発され
「この山は、シャクナゲやドウダンツツジもいいですよ」と教えて下さった
見てみたいが、これから四国の山も忙しくなります
駐車場から瀬音を聞きながら林道を15分ほど進むと、登山口
登山道に入って2分で、渓流コースと尾根コースに分かれる(写真右)
沢を渡り、尾根に乗れば、程なくしてピンク色が目に飛び込んできた 「咲いてる〜♬」
それにしても急坂続きの痩せ尾根、何箇所か鎖場も有りますが
次々に現れるイワウチワにしんどさも帳消しです
イワウチワで覆い尽くされた大岩、この岩がピンク色に染まれば圧巻だろうなぁ
「頑張って〜」 急坂途中で桃色の声援をくれるイワウチワ
左から渓流コースが合わさったら、馬ノ背小屋 新しくて中も綺麗です
そんなに汗もかいていませんが、小休止しながら水分補給します
馬ノ背小屋からも暫くは急坂が続き、短い鎖場も有るけれど
標高1000mの標識を過ぎた辺りから、次第に緩やかになり何時しか快適なブナ林の道
展望が開け、那岐の家展望所が近付いて来た
振り返れば、那岐連峰と呼ばれる滝山(1197m)、広戸仙(爪ガ城 1110m)への稜線が続いている
三角点(1240.3m)から北東に、那岐山最高峰 頂上に何人か立っているようだ
山頂手前で、避難小屋、三角点方面を振り返る
三角点から10分程で、那岐山山頂(1255m)
文句なし360度の大展望 北西に白い山が薄っすら見えるが伯耆大山ではなさそうです 残念
ソロの方が3人寛がれていたが、入れ違いに三角点方面、北東方面へと出発される
黄砂だろうか お天気は良いのに、真下に見える奈義町側の登山口や裾野の菜の花畑が霞んでいる
軽い食事休憩後、綺麗に刈り払われた稜線を緩やかに下って行く
笹原や登山道の所々に残る雪にわざわざ足跡を残しながらの、快適な稜線散歩です
前回下った奈義町Bコースを右に分け、直進
Bコース分岐から1分程で、また分岐(1201m地点) 右(南)は、奈義町Aコースで菩提寺に至る
「東仙コース下り→」に従って、左(北)へ進む 程なく、ブナの立ち並ぶ階段道
結構段差があるので、ちょっとしんどい それでなくても、 短いコンパスなのに・・・ヨッコラショ
Aコース分岐から25分で広々とした道に下り立つ(林道終点らしい)
「那岐山頂上1450m 下山林道1150m」の標識がある
「登山道 東仙早野コース→」の指標に従い、尚も急階段を下って行く
急階段に疲れた頃、標高800mの標識 (此処から下山林道まで、後600m)
小さな沢を渡り、少し登り返すと植生が変わって来た
まだ花は咲いていないが、イワウチワの葉っぱがびっしり!
ちょっと早かったのかなぁ〜と思いながら、谷側の急斜面を覗き込むと、ピンク色〜♬
少し進むと、登山道沿いのあちらこちらにも咲いています
初々しいピンク色に囲まれて、暫くは動けませんでした
下山林道(東仙コース登山口)に下り立ち、沢沿いの広い林道をのんびり歩いて駐車場へ
朝は4台だった車が23台に増え、道路にも溢れている
今日はまずまずのお天気の中、ちょっとスリリングな痩せ尾根、快適な笹原、そしてブナ林歩き〜
何より、咲き始めたばかりの可愛いイワウチワを往復2度も楽しめました♪
ですが、少し歩き足りません
折角だから、この16日に開園したばかりの岡山県立森林公園へ足を延ばしてみます
ミズバショウ、リュウキンカ、ザゼンソウ、キクザキイチゲなどが
まだ雪が残る園内を彩っていました
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