今年のアケボノツツジ初見は、何処のお山にしようか?
やっぱり高知よねぇと言うことで、不入山へ 不入山を訪れるのは、今回で2度目
2004年6月27日に所属クラブの例会で幽谷コース〜頂上〜槇尾根コースを周回と記録しているが
見事なシャクナゲ以外、登山道がどうだったかなど殆ど覚えていない
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津野町船戸で国道197と分かれ県道に入る
道々案内が有りましたが、四万十川源流点方面は土砂崩れで通行出来ません
分岐に「路側決壊 通行禁止(復旧未定 平成26年8月4日)」のロープが張られていました
源流点経由で周回の予定だったけど、前回同様もう少し先の林道入口から登ることにし車を走らせます
分岐から5分程で、路肩に登山口駐車場 賑わっていると思っていたのに一台も停まっていません
まさか、アケボノの時期に貸切なんてことはないでしょう(下山時は、それでも4台でした)
林道入口(施錠され車は入れません)から頂上までの標高差は約430mなので楽勝です
爽やかな緑の空気を吸いながら、不入の山に一歩足を踏み入れます
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伯耆大山かと見紛う鳥形山、芽吹いたばかりのブナ、スミレを楽しんでいたら、あっという間に林道終点登山口
登山道に入って3分で、四万十川源流;点への分岐 取り付きは薄いですが、どんな道なのか気になります
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直ぐに、また分岐 槇尾根コース(右)に入り、幽谷コース(左)を下りて来る予定です
標識には不入山頂上 右1時間10分、左55分と表示されている
石ころだらけの涸れ谷を渡り、コウヤマキやシャクナゲが目立つ痩せ尾根を進む
不入の森は学術的に貴重だそうです 木に興味があれば楽しいでしょう
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厳しい急坂にはロープ場もあり、「たかが標高差430m楽勝です」なんて侮れません
1年ぶりの再会、アケボノツツジ〜♬ 花芽はやや少なめですが鳥形山をバックに誇らしげです
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幽谷コースを左から合わせ、ブナが目立つスズタケの道を行く
頂上から北西に延びる尾根に乗る 淑やかなヒカゲツツジの向こうに頂上が見える
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「不入の太郎坊」と呼ばれている大ヒノキに宿を借りているアケボノも可愛い花を付けている
これぞまさしく曙太郎 そんな力士がいたような・・・・・余談でした
頂上はもうすぐなのに、次から次とアケボノに呼び止められなかなか辿り着けません
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周りはアケボノだらけ〜♪ ですが思うように切り取りできません
太郎坊から30分近くかかって、やっと不入山(1336.2m) 一等三角点と石の祠がある
以前祀られていた石鎚神社は麓に下ろされ、中が空っぽなのが寂しい
此処で大河四万十川が生まれます 頂上に落ちた一滴は、一番長い旅をして太平洋に流れ込む
ベンチに座って軽めの食事、下山後のタタキが楽しみです
下り始めて暫くして、4人の女性グループとすれ違う(山中で会ったのはこの人たちだけ)
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スズタケを掻き分け幽谷コースに入ると、深山幽谷の形容がぴったり
「山名の由来は、この山が土佐藩のお留山だったのではないかという説が有力」(山渓 四国百名山)
らしいですが、槇尾根コースは木の根が這う急峻な痩せ尾根
幽谷コースは落石を心配しながらのガレ谷、ひょっとしたら鍾乳洞の落とし穴もあるかもしれないし
おまけに「確度の高いツキノワグマの目撃情報もある」(同) そんなこんなで
恐らく 危ない山だから入らないほうがいいという意味もあるんじゃないかと勝手に思ったりしてみる
急傾斜の苔生す岩谷をゴルジュに向け慎重に下る 梶ヶ森のゴロゴロ八丁と雰囲気が似ています
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大岩に張り付き、長い根を伸ばしているエイリアンのようなヤマグルマ(?) 生きる力を感じます
谷床を彩る可愛いコミヤカタバミやスミレを楽しみながら下って行くと、槇尾根コースに合流
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林道登山口に出て若葉のシャワーを浴びながら林道歩き 遠く天狗高原の稜線が嫋やかです
「森の巨人たち100選 NO.77 四万十川源流のモミ」(樹高38m 幹回り3.8m)の看板に誘われ寄り道
樹高38m 幹回り3.8m、 200年余、四万十川源流を守っているそうだ
林道入口まで帰ってきたら、7人程のグループの方が歩く準備をしている
もう1時前です こんな時間から?と心の中で呟いた
今日は4時間20分の山行、うち1時間40分が林道歩きでしたが、旨味が凝縮された不入山十分楽しみました
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鳥形山を見ながらコーヒーブレイク後、風の里公園に向け1000m近い稜線に付けられた快適なスカイラインを走る
20号機側にある鶴松森(1100.1m)登山口を確認 風の里広場では何人か休憩されていた
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1号機付近から端正な姿の不入山を振り返る 葉山へ下りる途中の集落で見かけた満開の藤
一本の木が、整然と積まれた石垣を這うように延び、思わず車を停めました
藤の艶やかな花姿を見る頃になると、そろそろ夏が立ってくる 季節の移ろいは早いです
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