2015年05月06日  ”石鎚山”

雪解けとともにピンク色に染まり、お山は一気に春全開〜♬


登山口(8:35)〜(9:30)東稜分岐〜(10:30)南尖峰〜墓場尾根〜(11:45)弥山
(12:05)二ノ鎖元(12:15)〜(14:05)登山口            (5時間30分)


今年のアケボノツツジは、少しあわてん坊なのかもしれない

例年は、5月も半ばを過ぎた頃、殺風景な岩場に上品な彩りを添え、登山者を魅了するのだけど

早々と、連休中に石鎚のアケボノ便りが聞こえて来るのも珍しい

花付きがあまり良くないらしいが、そこは腐っても鯛、いえアケボノ!

岩稜を飾るピンク色を見ないと、お山の春がやって来たと言う実感が湧かない



何時ものように、瓶林沿いのアケボノを楽しみながら、土小屋に向かう

ブナの芽吹きも始まって、辺りの空気が柔らかい



準備をして出発しようとしたら、山友のFさんにバッタリ 「お久し振りです」

今日は東稜から南尖峰、天狗岳〜弥山〜二ノ森だそうだ

第一ベンチ付近に主のいないザックが置かれていたので

何方か、笹薮を掻き分けアケボノツツジの巨木を見に行かれてるのかなと思いながら通り過ぎたけど

後日山行記を見せて頂いて、山友ののんびり山歩さんだった事が判りました

第2ベンチ辺りからのアケボノツツジは、既に満開〜♬ 

花付きが悪いとはいえ、石鎚をバックにロケーションが最高です

東稜分岐からは、別行動

シャクナゲ尾根も気になるが、今日はパスします

「2時間後に弥山で」と、 東稜に取り付いたグランパを迎えてくれたのは、満開のイシヅチザクラ〜♬



シャクナゲ尾根にピンク色は見えない と言うより、花芽が見えないけど・・・

殺風景なままの南尖峰を見上げてから、グングン高度を稼いで行く

コイワカガミの葉がびっしりついたヨコバイを過ぎ、何時ものタテバイよりすこし左のルートを攀じ登る



墓場尾根のアケボノツツジはパラパラ咲き始めているが、この花芽ではピンク色に染まる光景は見られないかも

岩を魅せる所だから花が無くても良い様なものだけど、ちょっとガッカリ



大砲岩を飾るアケボノ〜♪

二ノ森にエールを送るアケボノ〜♪



美味しいコーヒーを飲みながらのんびり展望を楽しんでいると、弥山も段々賑やかになって来た

もうそろそろ天狗岳くらいまで来てるかなと思い、イシヅチザクラ越しの天狗岳を撮っていたら

南尖峰に人影が・・・あのカメラの構え方はグランパに違いない まだあんな所でうろうろしてるの!

待つこと1時間20分、やっと弥山直下に辿り着いた  待ちくたびれた〜



「石鎚のアケボノがこんなに早いんじゃ、瓶のイシヅチザクラも満開? ミツバも慌ててるかも」と

どっしりと構える瓶ヶ森を眺めながら、二ノ鎖元で食事

「こんにちは〜」 小さいお子さんの挨拶は、元気が良くて気持ち良い

振り返れば、すれ違ったグループの方が残雪を楽しんでいる

剣山方面のアケボノ〜♪



あちらこちらのアケボノに呼ばれては、登山道を逸れて寄り道ばかり

 雲が広がって来たけれど、急ぐ事も無いでしょう

(登りより、20分も余分にかかって駐車場に着きました)

 

アケボノ越しに石鎚を撮っていたら、「綺麗な花ですね〜」って好青年がすれ違って行った

写真を撮る風でも無かったから、若い方はあまり花に関心が無いのかな?

今でこそ藪も急斜面も厭わずアケボノ写真を撮っているグランパも

若い頃は、頂上を踏むことが楽しかったのかもしれませんが

道中アケボノツツジが咲いていたかどうか、全然記憶に無いそうです

「心焉(ここ)に在らざれば、視れども見えず 、聴けども聞こえず、食らえども其の味を知らず 」

ということでしょうか (四書五経の一つ「大学」より)



オオカメノキとアケボノツツジのお目出度い紅白のゲートを潜り、ルンルンで下山

登り始めは少し肌寒く感じられたのに、日も高くなり土小屋は夏の陽気でした

そう言えば、今日は立夏  また、暑い暑いと言いながらお山に登る季節が巡って来ました

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