名頃登山口
(8:00)〜(9:25)平尾谷コース分岐・現在通行止
〜(10:45)頂上・避難小屋
(12:15)(13:00)平尾谷コース分岐
〜(14:10)名頃登山口 (6時間10分)
今年のツツジ類は、線香花火のようになんとなく静かに終わってしまいそうですが
アンカーのコメツツジに期待して、久し振りに三嶺へ
8時前、名頃の駐車場には既に15台ほど停まっている 四国外の車が多い
平尾谷コースは通行止めなので、何年か前に付け替えられた尾根コースを登ります
最初から結構きついけど、気持ちの良い自然林の中です
まん丸い蕾を付けたイチヤクソウ
30分程で林道に出会い、林道を少し進み右の登山道に復帰します
ブナが出てき出したので、4m超のブナがいないか、ちょっと登山道を外してみたが・・・
モミの木が目立ち始め、鹿除けネットの間を進むと、以前使っていた林道終点からの道に出会う(この道も今は通行止め)
金網で保護されたモミ林を縫って丘を緩やかに下ると、平尾谷コースが合流する
林床に緑が全然見えないのも侘しい
登りにかかったところでギンリョウソウが、「こんにちは〜」
茶色い林床に突如現れた緑のじゅうたん カニコウモリは元気です
以前この辺りでショウキランを見かけた筈だけどと探してみたが、見当たらず
「たぬきのカンザシ」と愛称されるマユミの古木もしんどそう 立つのがやっという感じ
森林限界を抜け、ちょっと歩き難いガレ場を頑張りやれやれと思った途端、目に飛び込んできたザレ場
笹のお蔭で、急斜面も安心してトラバース出来ていたのに、道が笹原ごと流されている
ザレ場を過ぎたところから振り返れば、大展望〜
大岩横を過ぎ少し登ると頂上台地に出る
池の畔に咲いていました〜♪ 真っ白なコメツツジ〜♪
まだ蕾もたくさん、今年は豊作みたいです 満開になるのはこれからだろう
コメツツジの開花とともに、四国の山に夏が訪れる
まずは頂上に向かう 振り返れば貴婦人のえくぼ・山上池と赤屋根の避難小屋
アケボノやゴヨウ、ミツバなどのツツジの不作を帳消しにするほど、コメツツジがたくさん可愛い花をつけている
北には、祖谷山系 上空には梅雨時とは思えない青空が広がっている
コメツツジの白い花に囲まれたプロムナードを進むと三嶺頂上が近付いてきた
振り返り、振り返り 稜線を行く 奥には仲良く並ぶ剣山、次郎笈の兄弟峰
賑わう三嶺頂上(1893.6m) 三方向から登山者が到着する
南に下りてコメツツジを楽しんだり、西のコルまで足を延ばしたり、3つの畝で1時間程まったり
山頂で、こんなにゆっくりしたのは初めてかも?
下山時、岩場に咲くイワキンバイを楽しんでいたら
爽やか4人組が「何があるんですか〜」とやって来て、「此処、チョー怖っ!」とか言いながら、パフォーマンス
若者は感動を大胆に表現する 大自然に包まれ、身体中にエネルギーが漲っているようだ
そのお裾分け頂いて、おばさんも俄然力が湧いて来た
ルンルン気分で、笹原台地を散歩 なんて贅沢な空間なんでしょう
シックな装いの三嶺は、汚れた格好で訪れるのを憚られるほど気品が漂っています
山も人も、品格が大事ということでしょう
小高い丘から、避難小屋越に賑わう頂上を眺める 見飽きない風景です
丁度お昼時、ヒュッテ前ではこれから楽しいランチが始まりそうです
何時までも此処に佇んでいたいけど、そうゆう訳にも行きません
12時もまわったし、ぼちぼち下りようか
満開のコメツツジの掘割を楽しみ、池に輪を描くアメンボウを観ていたら
突然、「あめんぼ あかいな アイウエオ
」なんて歌があったなと思い出す
あめんぼ あかいな アイウエオ〜♬
らいちょうは さむかろ ラリルレロ〜♬
ダケモミの丘までは、あっという間だったのに
その後、案外長いなぁと思いながら単調な尾根道を下り、駐車場に帰って来た
歩いた道 ホーム