2015年06月28日  ”三 嶺”

梅雨の晴れ間、コメツツジ咲く笹原散歩〜♪



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号る)


名頃登山口(8:00)〜(9:25)平尾谷コース分岐・現在通行止〜(10:45)頂上・避難小屋(12:15)
(13:00)平尾谷コース分岐〜(14:10)名頃登山口                  (6時間10分)


今年のツツジ類は、線香花火のようになんとなく静かに終わってしまいそうですが

アンカーのコメツツジに期待して、久し振りに三嶺へ

8時前、名頃の駐車場には既に15台ほど停まっている 四国外の車が多い

平尾谷コースは通行止めなので、何年か前に付け替えられた尾根コースを登ります



最初から結構きついけど、気持ちの良い自然林の中です

まん丸い蕾を付けたイチヤクソウ

30分程で林道に出会い、林道を少し進み右の登山道に復帰します
 


ブナが出てき出したので、4m超のブナがいないか、ちょっと登山道を外してみたが・・・

モミの木が目立ち始め、鹿除けネットの間を進むと、以前使っていた林道終点からの道に出会う(この道も今は通行止め)



金網で保護されたモミ林を縫って丘を緩やかに下ると、平尾谷コースが合流する

林床に緑が全然見えないのも侘しい

登りにかかったところでギンリョウソウが、「こんにちは〜」



茶色い林床に突如現れた緑のじゅうたん カニコウモリは元気です

以前この辺りでショウキランを見かけた筈だけどと探してみたが、見当たらず

「たぬきのカンザシ」と愛称されるマユミの古木もしんどそう 立つのがやっという感じ



森林限界を抜け、ちょっと歩き難いガレ場を頑張りやれやれと思った途端、目に飛び込んできたザレ場

笹のお蔭で、急斜面も安心してトラバース出来ていたのに、道が笹原ごと流されている

ザレ場を過ぎたところから振り返れば、大展望〜



大岩横を過ぎ少し登ると頂上台地に出る

池の畔に咲いていました〜♪ 真っ白なコメツツジ〜♪

まだ蕾もたくさん、今年は豊作みたいです 満開になるのはこれからだろう

コメツツジの開花とともに、四国の山に夏が訪れる



まずは頂上に向かう 振り返れば貴婦人のえくぼ・山上池と赤屋根の避難小屋

アケボノやゴヨウ、ミツバなどのツツジの不作を帳消しにするほど、コメツツジがたくさん可愛い花をつけている

北には、祖谷山系 上空には梅雨時とは思えない青空が広がっている



コメツツジの白い花に囲まれたプロムナードを進むと三嶺頂上が近付いてきた

振り返り、振り返り 稜線を行く 奥には仲良く並ぶ剣山、次郎笈の兄弟峰



賑わう三嶺頂上(1893.6m) 三方向から登山者が到着する

南に下りてコメツツジを楽しんだり、西のコルまで足を延ばしたり、3つの畝で1時間程まったり

山頂で、こんなにゆっくりしたのは初めてかも?



下山時、岩場に咲くイワキンバイを楽しんでいたら

爽やか4人組が「何があるんですか〜」とやって来て、「此処、チョー怖っ!」とか言いながら、パフォーマンス

若者は感動を大胆に表現する 大自然に包まれ、身体中にエネルギーが漲っているようだ

そのお裾分け頂いて、おばさんも俄然力が湧いて来た



ルンルン気分で、笹原台地を散歩 なんて贅沢な空間なんでしょう

シックな装いの三嶺は、汚れた格好で訪れるのを憚られるほど気品が漂っています

山も人も、品格が大事ということでしょう

小高い丘から、避難小屋越に賑わう頂上を眺める 見飽きない風景です



丁度お昼時、ヒュッテ前ではこれから楽しいランチが始まりそうです

何時までも此処に佇んでいたいけど、そうゆう訳にも行きません

12時もまわったし、ぼちぼち下りようか

満開のコメツツジの掘割を楽しみ、池に輪を描くアメンボウを観ていたら

突然、「あめんぼ あかいな アイウエオ」なんて歌があったなと思い出す

あめんぼ あかいな アイウエオ〜♬

らいちょうは さむかろ ラリルレロ〜♬


ダケモミの丘までは、あっという間だったのに

その後、案外長いなぁと思いながら単調な尾根道を下り、駐車場に帰って来た

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