今日は、久し振りに奥伊予の奇祭「どろんこ祭り」を見に行こう
折角だから、大野ヶ原散策もしたいなぁ
かなり遠回りになるけれど、ササユリが咲いているかも〜?
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小さな雨が降る中、傘をさして高原散歩
大野ヶ原から北東方向を見れば、今にも雲に隠れそうな筒上山、手箱山
放牧された牛たちが、物好きな人もいるもんだとでも言いたげにじっとこちらを見ています
済みませんねぇ、お食事中にお邪魔して・・・
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夏の花、ハンカイソウやイヨフウロが咲き始めている
辺り一面オレンジ色に染まるのも、間もなくのようです
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この時期、高原を彩っているのはイブキトラノオ 風に揺れる姿が可愛い
でもササユリは見当たらない 蕾も無いなんて不思議と思いながら「森の魚」まで下りて来ると、
庭にヤマアジサイやササユリ(一輪だけ)が咲いている
源氏ヶ駄馬を見上げながら美味しいアイスクリームを頂いて、城川町へ向かいます
山道をくねくねと西予市野村町へ出て、R197をひた走る
(それにしても、西予市って広い!)
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城川町土居のどろんこ祭り会場に着くと、市長さんが丁度挨拶をされている
お天気が悪いにも拘わらず、たくさんの観客です (駐車場に大阪ナンバーのバスも停められていた!)
五穀豊穣と無病息災を祈願する「どろんこ祭り」は、約130年前に宇和島市三間地域から伝わったとされる
田植え後の田休み行事で、県指定無形民俗文化財に指定されている
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三嶋神社にお参りしている内に、神田で「牛の代掻き」が始まりました
機械化が進んだ今、農耕牛はいないので畜産農家から借りてきて、一ヶ月ほど訓練します
平地を歩くことから始まり、距離を段々延ばした後、やっと田圃に入りますが
普段運動しない牛さんにとって、泥田を歩くだけでも重労働のようです
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中にはやんちゃ者もいます 一人(一頭)独走する牛さんに大わらわ
三嶋神社の神主さんにお祓いを受け御幣を付けて貰って、神田の代かきもやっと終わりです
ご苦労さま〜
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さぁ、お待ちかねの「畦豆植え」
最初は真面目に畦豆を植えていた若者5人が、とうとう遊びだしました
あらら、飛び蹴りに、グレンバースターといろんな技?が飛び出し、何時の間にか泥まみれ
拍手喝采が湧き上がる中、ユーモアたっぷりの演技です
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土居小学校へ赴任したら、畦豆植えの役が回って来るとか
「松本センセー、頑張ってー」 子どもたちの声援を受けて、先生も大変!
やっと終わったと思ったら、観客や子供たちからアンコールの声がかかる
最後の力を振り絞って全員泥田にバタンキュー、一週間くらいは身体から泥が抜けないそうです
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続いて、クライマックスの「さんばい降し」
田の神様に供物や神楽を奉納する神事が始まると
仲間に入れて欲しい大番(だいばん)が、太夫さんを泥田に落として邪魔をする
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大番が打ち鳴らす太鼓や鉦に合わせて、太夫さんが神楽を舞う
あらあら、飛沫を上げて3人が泥田に落ちましたが、神様の供物はしっかり持ち上げています
観客席にまで泥はねが飛んでくるので、しっかりガードしながらシャッターチャンスを狙っている
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神事が終わると、土居小学校の生徒さんに拠る「早乙女の手踊り」
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最後は、全校生徒あげての「お田植え」、太鼓の音が田圃に響き渡る
土居小学校としての参加は、今年が最後
来年度、町内4つの小学校が城川小学校に統合され、土居小学校は平成28年3月31日で廃校となるそうだけど
奥伊予の奇祭「どろんこ祭り」は、永遠です
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