2015年11月21日  ”櫃ガ山”

国道が登山口 湯原温泉郷に聳える大展望の山



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号る



久納登山口(8:15)〜(9:05)五合目〜(9:30)天狗ノ森分岐〜(9:55)八合目〜(10:10)櫃ガ山(10:30)
(10:40)
星ガ山分岐〜(11:40)竜頭ノ滝分岐〜(11:55)竜頭ノ滝〜(12:10)久納登山口 (3時間55分)


米子道の摺鉢山トンネルを抜けると、左になで肩で器量良しの山が見えてくる

湯原富士と呼ばれている櫃ガ山(ひつがせん)です

伯耆大山の存在が大きすぎて後回しになっていたが、一度は登ってみたいと思っていた山の一つです

湯原ICで下りて、R313を南へ走ること5分 国道沿いに「櫃ヶ山登山口」の大きな看板が立つ

直ぐ側の駐車場へ車を停めていると、若者4人組が元気よく出発された



頂上まで距離約3400m 標高差約660m 反時計回りの周回をします

久納(くんのう)集落内の舗装路歩き5分で登山道に入る  竹林や棚田の間を縫いながら高度を上げてゆく



歩き始めて20分ほどで車道に飛び出し、再び対面の登山道に入る

登山道はよく整備され、要所に道標があるので迷う心配はない

大きく右に振り、石ころの涸れ沢を登ると尾根に出る 紅葉はまだ残っているが、日差しが欲しい



五合目辺りから展望が広がってくる

滑りそうな黒土の急坂を頑張れば、六合目  振り返り岡山道や湯原の街を見下ろす



ススキや笹が刈り払われた快適な登山道に、突如苔むした露岩が現れる

七合目標識を過ぎると原生林が素晴らしいという天狗ノ森への分岐点(東の肩) 覗いてみましょう

854mピークを北に巻き、下り気味に谷に下りると植生が変わってくる



「天狗ノ森」原生林で一際大きいカツラの木

ブナ林は岡山県下の標高の下限で、分布の南限だそうです

尾根に向かって登り返し途中、ちょっと寄り道して天狗様にご挨拶 大岩に寄り添うように鎮座している

854mピークとの鞍部で本道に復帰 八合目の標識がある



九合目 もう頂上は目の前 振り返り展望を楽しみながら登る



  櫃ガ山山頂(953.4m) 伯耆大山や蒜山を見たかったんだけど、もやもやとして北の遠望はきかない

真下に、、旭川の流れに沿って走るR313、久納登山口周辺が見える



星山(ほしがせん)向けて快適な縦走路をゆく 10分で下降点



縦走路から分かれ、急坂を転げるように下る  沢がはっきりし、何度か渡渉を繰り返す



林道を横切る 沢も大分成長し水量が増えてきた



大庭皿(おおばさら)集落跡を抜け、分岐を竜頭ノ滝方面(右)へ



両側が切れ落ちた厳しい岩場の下りを10分で東屋 其処から、上流に少し遡ると滝が見える

木道や橋は朽ちていて、もう少し水量が多ければ近くまで行けないかも



ゴルジュの奥を豪快に落ちる竜頭ノ滝(落差10m位?)

東屋まで引き返し大庭皿川沿いの遊歩道を下る

国道に出て、すっかり雲が退いた櫃ガ山を眺めながら駐車地点に戻る



神庭ノ滝(かんばのたき)

紅葉を楽しみながら遊歩道を進んで行くと、突如目の前に断崖絶壁を落ちる豪壮な滝が現れた

辺りは、神の庭に相応しく神秘的で厳かな雰囲気が漂う



落差110m、幅20mの中国地方随一のスケールを誇る名瀑

滝中央には黒い岩が突起し、落下する水しぶきに逆らってのぼる鯉に似ていることから

「鯉岩」と呼ばれている (パンフレットより)



国指定重要文化財 「旧遷喬尋常小学校」(真庭市久世)

明治40年建築、平成2年まで100年以上も使われていた木造ルネッサンス風の校舎で

「ごちそうさん」「犬神家の一族」「火垂るの墓」「ALWAYS 三丁目の夕日」など、ドラマのロケ地になったそうだ

教壇のある教室や広々とした講堂の懐かしい風景に郷愁を誘われた





高梁市成羽町「夫婦岩」



成羽川を見下ろす標高400mの石灰岩台地の西端にそびえる夫婦岩

夫岩(右 実測10.20m)、妻岩(同11.92m)

華麗な二つの大塊が並び立つ姿は、わが国では比肩するものがないほど壮観といわれている

(高梁夫婦岩の会のサイトより)

最高のロケーションに現出した自然の造形美にただ感嘆するのみです

11月22日はごろ合わせで「いい夫婦の日」

一日先取りですが、記念にいい思い出を刻むことができました

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