2016年01月03日 ”常山・金山・笠山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号る



駐車地点(11:15)〜(11:45)鞍部〜(12:10)常山(12:25)〜(13:05)金山〜(13:35)鉄塔巡視路登山口
〜笠山登山口(14:05)〜(14:20)笠山(14:35)〜(14:45)駐車地点             (3時間30分)


今年は本当に穏やかな三が日です

混んでいればパスの積もりだったけど、殆ど待ち時間も無く「おか泉」でうどんブランチをし

JR坂出駅南に仲良く並ぶ三座、常山(じょうやま)、金山(かなやま)、笠山(かさやま)に登ります

福江町の入り組んだ道を進み、御大師池着 少し広くなった路肩に車を停める



グランパのザックに、飲み物と、紅マドンナを放り込み、私はショルダーバッグをひっかけて出発です

駐車地点から少し進むと、三叉路に「坂出シニアライオンズクラブ」が設置した「金山常山登山口」の案内板がある

指示に従い舗装路を登ってゆく 振り返れば角山(左)と今日最後に登る予定の笠山



間もなく左に風格ある横潮神社  鳥居に、明治二十九年丙申三月吉日と刻まれていたから今年と同じ干支 

因みに、明治29年(1896)は第1回アテネ夏季オリンピックが開催された年で

120年後の今年は、第31回リオデジャネイロ夏季オリンピックが開催される

正月飾りがされた社殿に向かいお参りしようとしたら、中から宮司さんらしい方が出て来られ

正月だから上がってお神酒をどうぞと勧めてくださったけど、これから山なので心苦しくも遠慮させていただく

「気を付けて」と見送られて、舗装路をどんどん上がってゆく 辺りには、まだ秋が残っている



神社から15分で、常山と金山の鞍部 先ずは常山(右)に向かう

最低鞍部(金山トンネルの真上)まで一旦下り、登り返すとすぐ分岐(右写真)

直進すると、すぐ鉄塔がある (帰りは、右の道を下りて来た)



鉄塔を過ぎたら、なんとなく踏み跡がある程度の急斜面

藪漕ぎというほどじゃないけど、夏場は遠慮したい道です

10分ほどで綺麗な道に飛び出し、左に進むと鉄塔が2基

鉄塔を過ぎ、「常山登山口」の標識がある分岐を右に 直進は川津方面かな?



急坂を10分ほど頑張れば頂上台地に飛び出す 弥生時代の遺跡や山城遺構が確認されているらしい

先ずは広い頂上台地の北端へ、三角点のある山頂(283.2m)で北側の展望を楽しんだ後、南端へ

龍王社が祀られた広場で飯野山を眺めながら、の〜んびり



下山は、2基の鉄塔を過ぎ、道なりに下る 広くて緩やかな落葉道です

最低鞍部手前の展望場で、これから登る金山(右)と笠山を見る



鞍部まで戻り、舗装路を緩やかにジグザグ登って行く

舗装路が終わり(右写真)、真っ直ぐ(左は鉄塔巡視路)山道に入るとすぐ



金山頂上(280.9m) 三角点周りが刈り払われているのみで展望は全く無し

小休止後、鉄塔巡視路を下山 広くてよく整備されていますが、結構急坂なので侮れません



何か所かロープ場もあります 途中2基の鉄塔に出会う

落葉の下はサヌカイト(カンカン石)がいっぱい カラカラと音をたてながら下ってゆく



民家への進入路に下山したが、標識などは見当たらない

車道を歩いて、笠山登山口のあるお寺(常光院)を目指します

金山小学校の入口に、ピンクの花〜♪

「校門に咲くピンクの花と言えば・・・サクラ?」と思いながら近付くと、梅の花でした

いくら4月の陽気とはいえ、サクラだったら「びっくりぽん」だけではすみません



路地を進んでいたら、聖マルチン病院が工事中のため通行出来ず広い通りへ迂回

車道脇(右写真の角)に、文字は読み辛いがお寺らしい道標を見付け、指さす方向に入って行く



突き当りに寺院跡らしき一画があり、その直ぐ裏に落葉に埋もれた山道がある

余り踏まれていないが、とにかく上へ上へ行けば頂上に出られるでしょう



雑木帯を抜け、柱状節理の岩だらけの急斜面を一登りで、笠山頂上です(109m)

三山で一番低いのに今日最高の展望〜♪

頂上に居た方と話していると、もうお一人登って来られた



おじょも伝説が残る、常山と飯野山(讃岐富士)

おじょもさんが、ほごに入れた土を天秤棒で運んでいる時、うっかりこぼして出来た山が常山だとか

金山と常山の間に頭を出すのは郷師山(ごじやま)

展望を満喫し、お二人に挨拶して下山です



石仏を見ながら広い道を下る 御大師池の土手道に出て、頂上から10分で駐車地点に帰ってきた

池畔に「笠山龍王親鸞聖人二十四輩御霊場参道口」の石柱と、車道脇に「一番専修寺」の石仏が置かれている

今日は汗を拭いながらの里山歩きでした

お山に雪が無く、里ではもう菜の花や梅が咲き、ひばりがさえずり、ヘビさんの便りまで!

いくら暖冬といってもこのまま春になることはないと思いますが・・・ 

1月6日は小寒 暦の上ではこれから冬本番を迎えます 

今冬に入って、新雪ラッセルや撤退などの言葉が聞かれませんが

意地とプライドはもう捨てたのですか? 冬将軍様!


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