2016年02月06日  ”女体山・矢筈山”



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号る


このような場所に掲載するのも憚られますが・・・

明日が立春だという日、突然の山友の悲報に驚愕した

2006年、稲叢山やご来光ノ滝でお会いしたけど、その時はペーコさんだと気付かず

翌年1月、はるちゃんの誕生祝い登山の皿ガ嶺で楽しくお話しさせていただいた

昨年の登り初めの石鎚で、「暑い、暑い」と言いながら、シャツ一枚で歩かれていた笑顔が目に浮かぶ

受け入れ難い悲しみに直面された ご家族のご心痛を察すれば、発する言葉も見つからない

只々、ご冥福を祈るばかりです


大窪寺駐車場(8:10)〜(8:45)奥ノ院〜(9:20)女体山(9:30)〜(9:50)矢筈山(10:05)
(10:50)女体山〜(11:45)東女体山(12:00)〜(12:30)巡視路入口〜(13:20)駐車場
                                        (5時間10分)



四国八十八ヶ所結願の寺・大窪寺

背後に岩肌の胎蔵ヶ峰が聳える境内は、綺麗に掃き清められ清々しい空気が漂う

静かに手を合わせてから、「四国のみち」の指標に従い、木や石の階段道を登って行く



展望休憩所を過ぎ登り始めて20分、「四国のみち」から分かれて左・奥ノ院へ

養老年間(717〜724)に行基が開基した後、お大師さんが奥ノ院の岩場で求聞持法の修行をし

ご本尊薬師如来を刻み一堂を建立したと伝わる 

分岐点まで引き返し、20分ほどで林道を横切り、雪が薄っすら残る道を5分で東屋の建つ女体山(774m)

「四国のみち」は、北の急斜面を下り前山ダムへと続いている

 

山頂には、水の神様を祀る女躰宮があり、少し舫ってはいたが讃岐平野が一望のもと 

中央に高松市街、屋島や五剣山 右沖には小豆島も見える 

西へ続く道を下って行くと、鳥居を潜って林道に出る



矢筈山の指標に従い登山道を見上げれば、何と急坂! 

階段状にしっかりした足場が整備されていたので大助かりでした

切れ落ちた岩場に残る雪はちょっと緊張しましたが、凍ってなかったので問題無く通過



何ヵ所か岩場を越え、痩せ尾根を進むと、矢筈山(787.5m)

コーヒータイムの後、少し南へ足を延ばして、山系の最高点789mピークを踏み引き返す



慎重に岩場を登り返し、最後の急坂を下って、林道を歩けば、程なく先ほど横切った「四国のみち」

小休止後、林道を歩いて女体山展望台(石田女体山)へ向かう

途中「鳴門大橋展望台」の指標に誘われ、稜線に上がってみたけど、残念ながら舫って見えなかった



女体神社の鳥居を潜って5分で、石田女体山(761.7m)



北側は未だ雪が残り、轍の個所は凍っている

林道三叉路を50mほど過ぎ、ガードレールの切れ目にある鉄塔巡視路標識が、本日結願の東女体山登山口
 


登り返しがしんどいなぁと思いながら、どんどん下って来ると

文化六年己巳(つちのとみ)歳(1809)三月二四日と刻まれた台座の前に石仏が倒れている

すぐ下を古道らしき痕跡が横切っているので、峠のお地蔵様だったのかな?

起こして上げたいのですが、非力ですのでビクとも動きません

71番鉄塔を過ぎ、正面に東女体山を見ながら快適な巡視路を進む



讃岐鳴門線鉄塔、71番、72番とアップダウンを繰り返して来て

東女体山手前の鞍部で巡視路は右にトラバースし73番へ向かうが、ここは山頂に向かって直登

短い距離とはいえ、讃岐三大急登の一つと言われている我拝師山よりも急坂です



「あー、しんど」 木に掴まってちょっと休憩  後少し、道は薄いが上に向かって4輪駆動で頑張ります

 

大汗かいて女体神社に着きました 

神社から少し離れた三角点(673.5m)で簡単な食事をしながら、暫し休憩

東女体山は、東麓の地名から、五名女体山とも呼ばれている



帰りはすぐ東にある73番鉄塔へ下り、緩やかな巡視路を引き返す

73番から登れば、あんなしんどい思いをせんでも済んだのに・・・「それじゃ、面白なかろうが」


 
林道まで引き返し、東女体山を眺める

朝より気温が下がったのか、峰々から吹きおろす風が冷たい

 今晩は雪になるのかな?

辺りの景色を楽しみながら林道を歩き、大窪寺門前まで帰って来ると

結願を終えたのだろう、名物のうどんを食べ寛いでいるお遍路さんで賑わっていた

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