またまた小豆島の山 草壁港から島の最高峰星ヶ城山と山岳霊場を巡ります
休憩込7時間として、高松港発7時50分(草壁港着8時35分)の高速艇、草壁港16時15分発のフェリーの予定でしたが
高速艇が3月4日から9日まで定期検査で運休、アララ ネットに書いていたのに見落としました
急遽、フェリーで土庄港へ渡り、港から草壁港までバスで移動
草壁港バス停
(9:50)〜(10:55)佛ヶ滝
(11:05)〜(11:25)石門堂
(11:35)〜(12:15)山頂レストラン
(12:40)〜(13:25)星ヶ城山
(14:05)太陽の丘
〜(14:45)清滝山
(15:05)〜(15:45)粟谷ダム
(15:55)〜
(16:40)草薙港手前(タクシー) (6時間50分)
気温が高くなりそう 衣服調節をし、ついでに小腹も満たして
10時前、草壁港バス停から歩き始める 港に立ち寄ったが、誰も居ない
市街地を抜け、扇状に広がる山並みを眺めながら直線の車道をゆっくり高度を上げてゆく
内海ダムを過ぎ、右の車道に入る 寒霞渓湖を背に折り返しながら進み、奥の広場右から山道に入る
軽四なら走れそうなコンクリート道を古い道標を見ながら進むと、猪ノ谷池畔の車道分岐点に出る
車道を右に少し進むと、小豆島八十八ヶ所霊場第20番札所・佛ヶ滝
お大師さん、お不動さん、お薬師さんに纏わる話を堂守さんに伺ってから
車道分岐点まで引き返し、猪ノ谷池之碑の傍で水分補給しながら小休止
裏八景遊歩道(石門洞まで700m、終点まで1.8km)に入る
何年か前に表十二景を見ながら歩いたけど、裏八景は初めて
さて、どんな景色が待っているんだろう ワクワクします
早速に現れたのが、法螺貝の形をした、「
法螺貝岩(ほらがいいわ 第8景)」(左写真、手前の岩塔)
暑い日には、美味しそうなソフトクリームに見えそうです
奥の尖った岩(だと思います )が伊勢二見ヶ浦の夫婦岩に似ている「二見岩(ふたみいわ 第7景)」
全容は見えなかったが、巨大亀が山を這い登っている姿の「大亀岩(たいきがん 第6景)」(右写真、手前の岩)
突然現れた天突く「幟岳(第5景)」に圧倒される
天を支える柱のようにも見えるので「天柱岳」とも言われているそうだ
第18番札所・神懸山石門洞 睨みを利かすお不動さんに挨拶して、急な石段を上がり本堂に入ると
冷んやりした洞窟内にお大師様が祀られていた「大師洞(だいしどう 第4景)」
「石門(せきもん 第3景)」を潜って振り返れば、幟岳が見送ってくれている
「松茸岩(まつたけいわ 第2景)」の向こうに草壁港が霞む
「鹿岩(しかいわ 第1景)」 何処を眺めているんでしょうか?
何度かスイッチバックを繰り返し、大汗かいて三笠広場(612m 寒霞渓駐車場)に飛び出す
松茸岩の手前で、「三笠山頂400m」の標識があったけど・・・距離表示間違いないの? かなり長く感じました
土産物売り場2階の展望レストランで大休止
お腹もいっぱいになったところで、おへんろさんを運ぶロープウェイを見送り、三笠山へ登って行く
三笠山山頂広場 三角点(671.0m) 広場から緩やかに登って行く
南北朝時代南朝に味方した佐々木信胤を祀る星ヶ城神社
星ヶ城跡西峰(805m) 外空壕や内空壕を巡る土塁や石塁、北側には居城跡、水の手曲輪などがある
西峰阿豆枳(あずきしま)神社が祀られており、神社由緒によると
「古事記に曰く、次に小豆島をうみたまひき、亦の名は大野手比売と謂ふ 往古より小豆島の祖神を祀る」と
神社を後にし、展望大岩からの眺めを期待したが、舫っていてすっきりとは見えない
下の空壕、人口井戸、舟形遺構等々の指標を見ながら
西峰から10分ほどで、星ヶ城跡東峰手前に祀られている東峰阿豆枳島神社
星ヶ城山東峰(816.1m) 土塁、石塁、祭祀遺構、烽火台跡が残っている
三角点の東に「東の出隅」の指標があり、其処から少し下って南東尾根に入る(赤テープ)
広い防火帯を10分ほど真っ直ぐ下り、左に折れ薄い道に入る
植林が終わるといつしか大石に刻まれた句碑が現れる オリーブ神社句碑の森と呼ばれ91基もあるそうです
奥の宮の鳥居を過ぎ、天地創造の神を奉祀しているオリーブ神殿
少し下り、太陽の丘レストハウス 以前はかなり賑わったそうだが、今は廃業している
閑散とした広い駐車場で小休止しブルーラインを下る
車道を目で追えばため息が出る 一か所だけショートカット出来ました
視界はすっきりしないが、碁石山や三角の頭をちょこっと出している千羽ヶ嶽
太陽の丘から30分、第14番札所・清滝山
本堂に覆い被さる大迫力の岩山は、今にも剥がれて落ちてきそうな岩がいっぱい
行場も気になるが、時間が無いのでパス
車道から分かれ、広いへんろ道を下る 父親に連れられた子供さんの挨拶が気持ちいい
「後どのくらいで清滝山に着きますか?」と、結構な急坂にお父さんはちょっと疲れ気味
丁石地蔵や古びた休憩舎、不動明王を見て茶谷橋を渡る
満杯の粟地ダム湖畔で歩いた道を振り返り、汗びっしょりになった靴下を履き替えながら、時計を見ると4時5分前
もう4時15分発(最終便)のフェリーは、絶対無理 時刻表を見ると、池田港5時10分発がある
草壁港手前でタクシーを拾い5時に池田港着 今日もなんとかセーフ、21km、よく歩きました
大展望の山と奇岩織りなす渓谷、山岳霊場と島遍路
オリーブの島の魅力は奥が深い 次回は絶対ゆっくり観光してみよう
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