2016年03月20日  ”上部鉄道” 


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用

承認番号 平18総使 第582号る


(遠登志) (第三通洞) (兜岩分岐) (一本松停車場跡) (石ヶ山丈) (崩落地) (立川橋) (マイントピア)


遠登志P発(6:30)〜(7:50)東平〜(9:00)銅山峰ヒュッテ(9:10)〜(10:15)一本松停車場跡
(11:25)石ヶ山丈〜(11:55)崩落地〜(12:55)立川橋下部鉄道跡〜(14:00)遠登志P着
                                     (26.1km  7時間30分)

3月20日「上部鉄道」 翌21日「犬返」共 グランパ単独山行です



鹿森ダム湖畔の遊歩道を歩き始める 入口に、「あらどう」を背負った仲持ちさんの像がある

小女郎川に架かる遠登志(おとし)橋を渡る 現存する最古級の鋼製アーチ橋だそうです



坑水路会所跡や、索道施設跡など遺構を見ながら高度を上げる



へつりや、地蔵さんが祀られている切通しの道を進む



峡谷を落ちる水音が大きくなると分岐点 中の橋を渡れば第三通洞跡は近いがここは右へ



住居跡を抜け、索道基地跡、貯鉱庫跡を見て、インクライン跡の長い階段を登る



駐車場にSさんの車が停まっている 今日は西赤石山かな?

車道を奥に進み、第三通洞跡手前から登山道へ



馬の背コースに入る 急坂を頑張り、鉄塔付近から振り返れば、東平や新居浜の市街地が見える



馬の背コースに入って35分で分岐 左にとり水平道を進むと角石原駅跡に建つ銅山峰ヒュッテ

ここ角石原(標高約1100m)は、明治26年、石ヶ山丈(標高約850m)間に

全長5.5kmの別子鉱山上部鉄道が開通すると、同45年鉄道が廃止されるまで発着駅として賑わった

小休止して、石ヶ山丈向けて廃線ウォークスタートです



すぐ第一通洞北口跡    上柳谷の橋を渡ると分岐 上部鉄道跡は直進、左に下りれば東平



西赤石山(1625.8m)への登山道を右に分ける ガレた所もあるが広い道を進む

石ヶ山丈まで大小いくつもの谷に出会い、朽ちた橋は下りて渡渉する



木の間にヒュッテが見える まだほとんど高度は下がっていない

行き倒れた無縁の旅人等を埋葬したといわれる千人塚



崩壊が激しい桜谷に架かる仮設橋

一番大きな谷に架かる唐谷三連橋跡 水量が心配だったがなんとか渡渉する



ワイヤーの手摺を頼って長い吊り橋を渡る

角石原から45分で見覚えのあるポイント 兜岩、西赤石山への登山道を右に分ける



裏谷 頼るものが無い こんなところで滑る訳にはいきません 慎重に渡る 

七釜谷 イチゲでも咲いていそうな雰囲気の良い谷が続く



松林の中に一本松停車場 左に下りれば東平

今日初めて登山者とすれ違う 鳥を撮りに石ヶ山丈まで行ってきたそうだ



お助けロープを頼って第二岩井谷  第一岩井谷(右写真)は沢に下ります



黒森山、沓掛山が霧氷で輝いている 「紫石」の表示があったが、紫って?



唐谷三連橋とともに上部鉄道の象徴「切通し」を過ぎると、前方から賑やかな声が聞こえてきた 

地獄谷でSさんご夫妻、トンちゃんご夫妻、乙女さんが今まさに地獄を体感中

ベストの写真ポイントに申し合わせたようなタイミングでした 



上部鉄道終点石ヶ山丈停車場跡 さらに少し奥に進むとしゃもじの道標



急坂を8分下り沈澱池 その先でIさんのグループ、続いてはるちゃん! お久し振りです

はるちゃんは連れの方を見送り、引き換えして車を回送するそうです

なおも尾根を進むと崩落地 今日の予定は犬返〜生子山〜煙突山 まだ先は長い

真っ直ぐ進めばいいのかな? でも歩かれた雰囲気が無い 左に巻くんだと思い手前の山道に入る



少し下ると林道に出て左へ、すぐの分岐は右へ

そのうち尾根に復帰する道があるはずと思いながら、ほとんど高度を下げない林道をどんどん進むと

カーブに「龍川神社」と書かれた小さな道標がある すぐ右が尾根なんだろうがと思いつつ神社への道に入る

暫くは薄い道(もう犬返は諦めています)ですが、10分弱で広い道に出る



車道に出て、大きく切り返しながら立川橋バス停に下りてきた 折角だから下部鉄道も少し歩く



犬返方面の稜線を眺めながら駐車地点に帰ってきた

暫くすると、Sさんやはるちゃんのグループが下りて来られ暫し談笑 皆さんお疲れ様でした


皆さんにお会いして楽しかったと、帰宅して楽しそうに話してくれました

「そうそう、ペーコさんの鐘、二人分鳴らしてくれた〜?」 「手前で立川に下りてしまって、行っとらん」

  (グランマ、心の声  何しに行ったんよ!)


で翌日、煙突山から犬返を歩いて、鐘を鳴らして来ました

03月21日  ”犬 返”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用

承認番号 平18総使 第582号る


(県道脇駐車地点) (煙突山) (生子山) (犬返) (崩落地) (桜橋) (下部鉄道)

(6:55)〜(7:25)生子山〜(8:20)犬返〜(8:55)崩落地南〜(9:30)県道下部鉄道跡〜(10:05)
                                                  (9.6km  3時間10分)




県道脇に車を停めスタート まずは煙突山へ

緩やかな遊歩道を10分で旧山根製錬所煙突 明治21年完成、同28年閉鎖

高さ約18mのこの煙突は、別子銅山を象徴するモニュメントの一つです(新居浜検定公式テキストブックより)



これから辿る稜線 足元の南斜面にツツジのピンク色が見える

奥社(?)裏から登山道に入る 植林の中の急坂です 登山モードに切り替える



生子山城址 「松木氏の城があったと伝えられている」そうです 左に寄り道し市街地の展望を楽しむ

少し上のコブ(巻道あり)に三角点(300.5m)



三角点の近くに城主大明神 麓に城主(しろぬし)という地区がある

展望稜線を行く 右奥にチチ山、笹ヶ峰が見えるのだが・・・天気は悪くないのに霞んでいる



生子山を振り返る 向こうに工都新居浜の市街地

立川橋、龍河神社への道をそれぞれ右に、種子川林道への道を左に分け、尾根通しで犬返(579m)着

3面が切れ落ちた岩場ピークの松枝に鐘が吊り下げられている

鐘の音を、新居浜の山々をこよなく愛した山男に捧げました



 石ヶ山丈、西赤石山へと続く長い稜線 今日はあの大きな鉄塔の向こうまで行きます

犬返から一旦高度を下げる お助けロープが有り難い



犬返を振り返る 岩とアカマツのコントラストが美しい

犬も引き返してしまいそうな難所が続く 今日のハイライトの岩場(5mくらい)ですが、

足掛かりがあり思ったほど腕力は要りません



細尾根を進んで三角点(538.9m)   ありゃ? すぐ右下に林道が見える・・・・でも尾根をゆく

鉄塔の右に道がある ここを下ったら(昨日の)あそこに出るんだろうなと納得する



直進して大規模崩落地 修復箇所の縁を進み昨日の軌跡と繋ぐ すっきりしました

尾根から昨日のルートで下ること20分 分岐点を今日は左へ



集落を抜け、温泉口バス停に下りてきた 温泉って?

新道バス停まで県道を歩き、心地よい揺れを体感しながら吊り橋を渡り下部鉄道跡へ



今日は北へ 車屋、物言嶽トンネルを抜け、高速高架を潜る

煙突山を見ながら内宮神社、下部鉄道跡から分かれ、生子橋を渡って駐車地点に帰ってきた

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