Ｐ（渋川港駐車場）
Ａ（登山口）
Ｂ（ニコニコ岩）
Ｃ（王子が岳山頂駐車場）
Ｄ（不動ノ窟）
朝起きたら雨が降っている
今日は久し振りに石鎚方面へ行くつもりで準備してたのに、アララです
さて、どうしたもんじゃろのぅ〜
「橋渡ったら、ちょっとはましかもしれん」 ということで、児島へ
渋川港駐車場
（１０：３５）〜（１１：１５）ニコニコ岩
（１１：３０）〜（１１：５０）三角点〜王子が岳山頂駐車場
修験の道
（１２：０５）〜（１２：２０）不動ノ窟
〜（１２：３５）国道
〜（１３：０５）渋川港駐車場 （2時間30分）
渋川港駐車場から矢出山方面を見る 王子が岳はずっと奥です
交差点角が登山口 猪除けの柵を開け遊歩道を進む
「白砂青松」の海水浴場として有名な渋川海水浴場にたくさんの方々が見える
まさか、泳いでいるの？ 沖には大槌島が薄っすら
説明板の後ろに展望ベンチが置かれている ここが、矢出山（159ｍ）のようです
よく整備された遊歩道沿いには、ヤマツツジがいっぱい
殆ど見頃は過ぎていたけど、時季には見事だったろうなぁ
小さなアップダウンを繰り返し、尾根道を行く
登山道に突如現れる大岩が、王子ヶ岳の人気者・ニコニコ岩 笑顔は何処かな？
大岩を回り込むと、目の前は灰色の瀬戸内海
お天気が良ければ讃岐富士や阿讃山脈も見えるそうだけど、残念ながら遠望は無い
まぁ、傘の出番が無いだけでも良しとしましょう
海岸へと一気に落ちる岩尾根の向こう側に、下山に使う「修験の道」がある 面白そうです
「ニコニコ岩さん、またね〜」と振り返れば、ニコニコ顔で「は〜い、ごきげんよう」
大きな休憩舎を過ぎ、展望岩場から振り返れば、ニコニコ岩が左上に小さく見える
広い遊歩道に出た所（右写真）が、「修験の道」入口（灰皿あり）です
王子が岳パークセンター、人の気配がありません
パークセンターから緩やかに上っていくと東屋があり、よく太った猫たちが寛いでいる
東屋の横に、二等三角点 （点名 渋川 234.35ｍ 明治23年5月設置）
山名は新割山で、一帯を総称して王子が岳と呼ばれている
側の説明版に拠ると
昔、百済姫の子どもであるともいわれる8人の王子がいたことから、王子が岳と呼ぶようになったとか
8人の王子は、柴坂の王子、坂手の王子、筈割の王子、峰の王子、日の王子、錫投げ王子、谷の王子、瓶割王子
山頂駐車場に下って行くと、車が数台停められていた
人馴れした犬が三匹、餌を求めてかジワジワ寄って来くる
ニコニコ岩を過ぎてから、猫も十匹くらい見かけたけど、此処は野良の別天地なの？
広い遊歩道を歩いて「修験の道」入口まで引き返す
入口から急坂を数分でカラス天狗？さんが彫られた標柱 何となく「修験の道」らしい雰囲気が漂っています
振り返れば、今にも落ちてきそうな奇岩だらけ 赤石山系の八巻山を見上げているのかと錯覚しそうです
古びた鉄梯子がかかる絶壁に、何やら絵が描かれているので、ズームしてみると、ビックリ！
何と！金剛蔵王大権現が刻まれていました
右手に三鈷杵を掲げ、左手を脇腹に添え、青い衣を纏って右足を上げている姿
何より、その鋭い眼光は間違いありません
白く浮き上がった文字をよく見れば、分かり難いですが「昭和29年5月 隆寛刻之」と読めます
調べてみると、修験者・
延寿院28世大藤隆寛が彫り上げたものらしい
不動の窟（行者窟） 思ったより中は広く、不動明王を祀る祭壇が設えられている
窟の向かいにある四角く刳り抜かれた大岩は、手水鉢のようです
不動の窟から僅か2分で、断崖に祀られる三鈷杵？のようなモニュメント
三鈷杵（さんこしょ）とは加持祈祷に使われる法具で、悪霊を祓い、祈願成就をもたらすそうだ
いずれにしても、此処で修行が行われたのは間違いないでしょう
登拝口に立つ標柱には、大聖不動明王、御嶽山行者窟（裏に児島修験）と刻まれいる
側の、不動明王開山三十周年記念碑をみると
大峯山上大権現、石鎚山大権現、児島七王子宮 、
海馬王子宮（錫投げ王子のことか？）
登山道のあちらこちらに綺麗なノイバラ〜♪
保養所や「倉敷王子が岳温泉ホールサムイン瀬戸内」の看板のある道へ飛び出す
「修験の道」入口を示す道標等はありません 少し下れば国道です
ハマナデシコやハマヒルガオを見ながら国道４３０を歩いて、渋川駐車場に帰ってきた
今日は石鎚・西冠の予定でしたが、雨に負けて急遽王子が岳に変更
お蔭で、嬉しい出会いがありました
歩いた道 ホーム
