賑々しく太鼓の音が鳴り響いた東予地区の秋祭りも、いよいよ終盤
フィナーレを飾る三島祭りが始まったというのに、昨日は雨
今日も、雲が厚くはっきりしない
夕方からの太鼓寄せの前に、ちょこっと歩けるところないかなぁ?
傘をさしても歩けるところと言えば・・・「四国のみち」
久し振りに雲辺寺山へ行ってみよう
四国のみち登山口
(8:40)〜(9:05)一升水
〜(10:35)山門〜大師堂・本堂
〜(10:55)山頂
(11:05)
(11:25)ロープウェイ分岐
〜(12:15)一升水
〜(12:35)登山口 (3時間55分)
準備をして歩き始めようとしたところへ、外国の若者が石段を下りて来た
「おはようございます」 人懐っこい笑顔で「グッ、モーニング」と返って来る
日本語は「ありがとう」ぐらいしか話せないらしいが、目は口ほどにものを言う
9月にフランスからやって来て、四国遍路を始めて1ヶ月
大体一日30km歩き、昨夜は雲辺寺の通夜堂に泊まったそうだ
暫く楽しいお喋りをした後、お互い記念の写真を撮り合ってお別れする
「Take care!」 「 Good Luck! 」 素敵な笑顔を残して石段を下って行った
四国八十八ヶ所霊場と遍路道が、世界遺産になるのも近いかな?
爽やかな出会いに、良い気分で出発です
結構しんどい階段道を過ぎれば、コウヤボウキがいっぱい
「撮って、撮って」と言うように、道の両側からせり出してきている 「ハイ、ハイ」
道が緩やかになって、暫く進むと「一升水」
早くも背中が汗びっしょり 衣服調節をして、ベンチに腰掛け水分補給です
7年前の11月下旬、五郷から歩いた時は、真っ赤に紅葉していたモミジ
後一月くらいで綺麗に色付くでしょうか?気になるところです
ご覧の通り、今にも降り出しそうな気配で展望も有りません
この辺りはヤマザクラがたくさん有り、赤褐色の新芽と同時にうすもも色の花が楽しめると説明板にある
勿体ないことに、行き交う人々の頬をピンク色に染めたヤマザクラの大木が横たわっています
幼木は育っていないんだろうか?
大きなザックを背負ったお遍路さんが、足元に気を付けながら下りて来ます
「お気をつけて〜」 暑くても大変ですが、雨の日も歩き難いですねぇ
今日は、フランスの若者を含めて登りで7人、下りで1人の歩き遍路さんに会いました
益々、ガスが濃くなる中、高度を稼いで行く
杉の回廊 良い雰囲気でした
チベット文化圏の願いの旗・タルチョと向かい合うように、小松尾寺道標柱と丁石地蔵
歩き始めて1時間半余り、ロープウェイから登ってくる道が合わさる
分岐を右に見て、真っ直ぐ進み、「 四国のみち」標識の所から舗装路に飛び出す
五百羅漢さん お久し振りです
道沿いに並んで祀られていた羅漢さんが元の場所に戻り、全員集合
先ずは山門を潜り、大師堂へ 先達に連れられたお遍路さんの唱和が高らかに響く
「羯諦羯諦 般羅羯諦 般羅僧羯諦 菩提僧莎訶 般若心経」
お大師さんに手を合わせ、千手観音様がご本尊の本堂にお参りして、「おたのみなす」に座る
潜って腰掛ければご利益倍増とか、そうあって欲しいです
山頂が近付くに連れ、風も出て来ました シルエット状態の毘沙門天像も寒そうです
山頂標識前のベンチに座って、軽めの食事をしていたら寒くて手が悴んできた
何と言っても、標高1000mの雲湧く山頂ですから
早く下りて、温かいおうどん食べたいわ
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