2017年03月18日  ”阿讃縦走路”



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
     (久保谷はログが乱れており、手書きしています)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る

P(名頃橋) A(871.0m) B(841.0m) C(774.3m) D(真鈴峠 635m) E(733.4m) 
F(807.2m) G(880.6m) H(立石峠) I(852.9m) K(道の駅ことなみ・三角バス停)


香川県の1000m峰・大川山と竜王山 今日は、未踏の大川山から三頭越を歩いて2山を繋ぎます

大展望の縦走路とはいきませんが、横切る阿讃の峠道と8つある三角点捜しが楽しみです

道の駅ことなみ・三角バス停15時48分発のバスに乗り遅れた時の国道歩きを想定し、登山口は名頃

コースガイドが無いので予測は難しいですが、9時間あれば大丈夫かなと思います


名頃橋(6:30)〜(7:28)大佐古〜(8:27)大川山(8:43)〜(11:20)真鈴峠〜(12:30)土器川源流碑(12:45)
(13:58)立石峠〜(14:53)三頭越〜(15:35)国道〜(15:43)道の駅ことなみ・三角バス停  (9時間13分)



ビレッジ美合近くの名頃橋袂に車を停め、車道を30mほど進んでから登山道に取り付く

入口は藪っぽいが、林に入ると広い確りした道になる 13分で車道に出て車道を進む

この後、大佐古集落まで何度か山道、車道を繰り返す 歩き始めて30分で大師堂



大佐古集落を抜け、展望を楽しみながら、水分補給

遥か彼方に三頭越が霞んでいる 遠いなぁ 九度山から高野山を眺めた時を思い出す

さて、此処から尾根まで地図には道が無いが・・・作業道を最奥まで進むと、何とか見つかりました!

植林帯を抜け車道を進む 大川山キャンプ場まで1kmの標識あり



鉄柵で囲まれた畑の間の車道を上がる キャンプ場自然学習館の前を通り、大川神社へ

本殿左奥に 二等三角点 (1042.8m  大川山)



朝が早かったので、お腹が空いて来た

青雲の森展望場でおにぎり休憩後、阿讃縦走路に入って行きます

車道、山道を繰り返して、四等三角点 (△871.0m 上白井



上白井から100mほど下り、ゆっくり登り返して 三等三角点 (841.0m 白井)

あれ、道が消えた?  倒木を乗り越えたら、道が続いていました



「阿讃縦走コース」や「登山道」、「竜王山」と書かれた小さなプレートがありますが

「健脚大会」と書かれた、こんな道標も

次の三角点は縦走路から外れて左へ登って行く 少しの距離だったけど、藪っぽかったです



四等三角点 (△774.3m 下福家

 白い矢筈山系や剣山、次郎笈を眺めながら車道を歩く 

「香川県まんのう町」と書かれた大きな道路境界標識がある 地形図の真鈴峠はこの辺りかな?



車道左下に見える真鈴神社を過ぎれば、直ぐ右に真鈴峠のプレート



車道三叉路に出ると、右掘割の先に真鈴峠(637m)の標柱と峠の説明版がある

説明板によると 「讃岐米どこ、阿波牛どころ、牛が讃岐へ米かせぎ」と歌われた借耕牛が

讃岐山脈の三大峠(大坂、清水、猪鼻)に次ぐ難所と言われたこの峠を越えて行ったそうだ

牛の鈴がこの峠に響き渡ったから真鈴峠か、などと勝手に想像するするのも楽しい

牛に負けずに、私も頑張って難所を越えてます

縦走路は、三叉路角の「林道大川真鈴線」標柱裏の尾根だが(登山道のプレート有)

林道を奥に進みカーブから右の谷に入り、稜線目指して直登 道が無く、此処は疲れました



何とか標識のある尾根に出て、ヤレヤレと思ったのも束の間

鞍部から行く手を見ると、転がり落ちそうな急坂!



ちょっと右へ入り込んで捜した、三等三角点 (733.4m 天窪)

前方が開けてくると「滝の奥」集落 阿讃山脈の徳島側は、日当たりが良く稜線近くまで畑が広がる

眼下に四国三郎・吉野川の流れが見える



民家の横を抜けさせて貰って下の車道に下りる

犬が吠えながら庭から飛び出して来たのにはびっくりしたが

飼い主さんは「竜王山へ行くんかね その下を左に曲がったら県道に出るから」と

親切に教えてくださった 右写真の四差路を左、左と歩く



県道に出て右へ 土器川源流碑に腰掛けて、軽いお昼にします

食後は、いただきものの高知銘菓に舌鼓〜♪ 元気百倍です

車道を進み三好市に入りすぐ左へ 角のステンの塀に「滝の奥峠」と「竜王山→」の小さなプレートがある

200mほど車道を進み、標識に従って登山道に入って行く 入口に桜の古木



三頭越→と書かれた朽ちた白い木製標識が目立つ 見落としようもない四等三角点 (△807.3m  境)

 倒木を跨ぎ、小さく登り返すと左側が伐採地 風が冷たくなって来た



棘だらけの伐採地に上がり大川山を眺めれば、あんなに遠くなって・・・よく歩いて来ました

さて、三等三角点(880.8m  勝浦)は何処だろう いくら捜しても見あたりません

多分、伐採屑に隠れていたようです (後からログを見ると、三角点辺りをぐるぐる回ってます)

三角点探しで10分ほどロスしたから、立石峠(二双越)は休みなしで通過

三頭越まで、2850m 今日の阿讃縦走路、最終章です

暫くは美馬モーターランドのモトクロスコース沿いを歩く

今日は静かです 今年はまだオープンしていないのかな?



「影三角1800m」の標識 エスケープしようと思えば、此処から道の駅ことなみまで下りられる

時計を見れば、2時14分 三頭越まで残り2150mですが、3時には着くでしょう!

バスに間に合わなければ、歩けばいいじゃない

四等三角点 (852.9m  柾木)も、写真を撮ってさっと通過します



3時前、転がるように三頭越(800m)に下りて来た

ここから竜王山へは以前歩いている 讃岐の1000m峰が繋がりました

国道まで1850m 急げば、バスの時刻に間に合いそうです

仲良く峠を護っている天鈿女命、猿田彦大神の夫婦神に挨拶し、峠を後にする



ガレ場や渡渉が多い急峻な久保谷沿いを急ぎつつ、でも慎重に下って行くと

「もっとゆっくりしたら〜」と、アワコバイモやユキワリイチゲに呼び止められる



国道へ出て500mほど歩いて、「道の駅ことなみ」横の三角バス停に3時43分着

温泉帰りのご年配の方がバスを待っていた

3時48分発のバスに乗って、10分で尾井手バス停  やれやれ、長い一日でした

まだ気温が高くないので、アップダウンにもそんなに汗はかきませんでしたが、景色はまだ殺風景 

このコースを楽しむなら、やっぱり新緑か紅葉の頃でしょう

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