2017年03月25日  ”天満ヶ原〜大滝山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る

(一ツ内コミュニティバス停) A(小出川三角点) B(天満ヶ原) 
(大屋敷三角点) D(城ヶ丸)  E(苫尾峠)  F(巡視路分岐)



お彼岸も過ぎたというのに、今年はなかなか気温が上がらない

桜開花は未だかいなと思いながら、先週に続いて阿讃県境へ

気になる山名の「天満ヶ原」を尋ねて、大滝山界隈を歩いてきます


一ツ内コミュニティバス停(6:30)〜(7:50)小出川三角点〜(8:50)天満ヶ原〜(9:45)大屋敷三角点
(10:15)大滝山〜西照神社・大滝寺〜(11:00)城ヶ丸(11:20)〜(12:15)苫尾峠〜(13:15)巡視路分岐
(14:35)一ツ内コミュニティバス停                              (8時間5分)



県道7号線と153号線が合わさる、一ツ内コミュニティバス停の空きスペースに車を停め

県道153号線・小出川沿い県民いこいの森方面へ進む

橋を渡って直ぐ、町道 小出川・別子線を上がって行く(右写真 振り返って撮っています)



林道折り返し点(421P)を過ぎて尾根に取り付く 

ガードレールに突き当り一旦車道に出て、1分ほどで左の坂道(住宅への進入路)に入る

廃屋からは、尾根を目指して適当に植林された斜面を登って行く



やっと尾根に乗る 薄い所もあるが天満ヶ原へと続く一本道です 

それにしても結構な急坂 此処から893Pまでが、本日一番しんどい所でした

登山道から少し左に逸れた灌木の中に、四等三角点 (769.3m 小出川)



道が下り気味になると右側の視界が開ける 日当たりは良いんですが段々藪っぽくなって来た

棘とススキ越しに、此処までで一番の展望を楽しむ

一番奥の大滝山から西に延びる凸凹尾根が、この後辿る阿讃の縦走路 まだ先は長い

林道六甲天満ヶ原線を跨ぎ、神社鳥居を潜る



塩江地区コミュニティ協議会が設置した「天満が原」についての説明板に拠ると

「剣山」とも「小剣」とも呼ばれるこの山は、なだらかな山頂付近を天満が原とも称される

神社は阿波剣神社の分社で、「剣山神社」と呼ばれ昔から山上の神様として崇められ親しまれてきた

昭和20年代までは、縁日に盆踊りが奉納され、上西村、馬瀬、塩江村樺川方面から参加者があり賑わった


神社背後の小高い丘に、三等三角点( 929.9m天満ヶ原)



林道まで引き返す(天満ヶ原三角点往復25分でした)

一ツ内へ下るのに使う鉄塔尾根の奥、白くなった剣山系や矢筈山系の峰々を眺めながら

六甲天満ヶ原線を進んでいくと、右から町道 真名屋敷線が合わさる

分岐に、大滝寺十八丁の石碑が建つ



尚も車道を進み、「若者集いの家休憩所」が分岐点 直進すれば椛川(国道193号線まで約9km)

折り返しの車道が県道大滝上西線へと続いている(西照神社・大滝寺まで約2.4km)

若者じゃないけど、ちょっと休ませて貰いました

休憩後、山道、車道を繰り替えし、四等三角点 (890.1m 大屋敷)



大屋敷から上がってくる県道153号線に合流し、

中腹線遊歩道入口を右に見て、擬木の階段が設置された登山道に入る

車道を横切り再び登山道に入れば、あと170mでブナ峠です



たくさんの標柱が立つブナ峠から、大滝山山頂(946m)を踏んでから西照神社へ

セリバオウレンが満開〜♪



西照神社にお参りして、長い石段を下り大滝寺に着くと、大勢のお遍路さんが般若心経を唱えていた

今日、人の声を聞いたのは後先ここだけでした



ユキワリイチゲは萎んだまま 風は冷たく、日も差さないのでは仕方がない

再びブナ峠に戻り、石仏に導かれながらブナの原生林を歩く

ブナの落葉の布団に包まれたアワコバイモも寒そうです



二等三角点 (943.2m 大滝山)のある場所が、城ヶ丸

筍ご飯のお昼をいただき、のんびりと休憩後、大生峠に向け下ってゆく

ここからアップダウンを繰り返し、大生峠、苫尾峠、細尾峠、国地蔵峠の4つの峠を繋ぎます

大生峠を過ぎ、簾越しに天満ヶ原方面を見る スカッとした展望場が欲しい



苫尾山 四等三角点 (818.9m 苫尾)

(城ヶ丸から此処まで、2020m この先、相栗峠まで3610m)

擬木の階段道途中から振り返れば、城ヶ丸が随分遠くなった



苫尾峠(左写真)、細尾峠を過ぎ、国地蔵峠で佇むお大師さん

明治十四年、相栗、大平の両講中が道中の安全を祈願して、この峠に祀ったようです

(城ヶ丸から4040m  相栗峠まで1590m 平帽子山まで490m)



89番鉄塔手前辺りから、何度か左の植林帯に入り込んで三等三角点(778.6m 平帽子)を捜したが

見付からないまま、鉄塔保線路と相栗峠の分岐に着いてしまった



引き返すのも面倒だしと、ちょっと残念な想いで急坂を下って行く

90番鉄塔から、天満ヶ原方面や小出川を取り囲む峰々を眺める よう歩いてきました



91番鉄塔から相栗峠、竜王山方面

93番鉄塔手前に四等三角点(550.4m 一ツ内)を見て、此処から県道まで一気に下る



地図を見て激下りが待っていると覚悟していたが、小さく切り返すまずまずの道

民家横の舗装路に下り立つ手前で、満開の梅が迎えてくれました

 逆コースの場合、この取付きが少し分かり難いと思います



川を渡り、県道に出て鉄塔を振り返る 角に四国電力の阿波幹線93→の表示があります

県道を下り駐車地点着 今日も長い一日、しんどさが勝る地味な山歩きでした

でも、後からログを見ると、尾ビレはちょっと小さめですが、まるまると太った鯛が泳いでいる 

山で鯛が釣れたなんて、ちょっとした収穫かも〜


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